2018年4月14日14時より、鹿島サッカースタジアムにて明治安田生命J1リーグ第8節鹿島アントラーズ戦が行われます。この試合をプレビューします。
ついに4連敗。なにが悪かったのか。
相次ぐインフルエンザ感染に続き、八反田康平、ホーシャ、シャビエルとけが人が発生してしまいました。3節以降、1試合たりともベストメンバーを組めていません。
このサイトをご覧になっている誰もがおわかりの通り、シャビエルは点を取るだけでなく、前線でのボールの預けどころになっていました。前線ではまずシャビエルに預け、そこからの展開で青木亮太が絡んでいく、というのが去年の得点パターンだったと思います。
敗れはしたものの、川崎戦、鳥栖戦はそこまでひどい状態ではなかったと思います。しかしシャビエルのいなくなった札幌戦、仙台戦と攻撃の迫力を著しく欠く展開になっていましたよね。得点を取るだけではなく、ゴールに近づくラストパスを出すことができる、というのもシャビエルの強みです。
しかし本当にシャビエルだけが問題でしょうか?シャビエルの4ゴールを除けばジョーの2ゴールとホーシャの1ゴールだけです。シャビエルに頼らなければ攻撃ができなくなっているからではないでしょうか?
その原因の1つと考えられるのは守備陣が固定できないことです。
ホーシャを欠いたことで、途中鳥栖戦でホーシャと菅原由勢パターンがあったものの4試合で菅原由勢と櫛引一紀、菅原由勢とワシントン、畑尾大翔と菅原由勢櫛引一紀と4パターンを試しています。試行錯誤とはいうものの、熟成の必要な守備陣でこれは望ましい状況ではありません。強い個を持つホーシャを欠いたことで、菅原のパートナー探しは正解が見出すことができていません。ホーシャ・菅原由勢を除く各メンバーでなにが不足しているかというと、攻守の切り替えの第一歩となるDFからのパス出し(ビルドアップともいいます)の精度不足です。
守備陣からのパスがひっかかり、カウンターとなる、あるいは守備陣からのパスを狙われて奪われる。攻撃陣、ジョーには苦し紛れのロングボールか、ジョーが下がってきてのポストプレーしかない。ジョーが低い位置ではゴールにはつながらない。これでは攻撃の迫力不足になるのは致し方ありません。
グランパスの得点力が低下している理由は、守備陣からの組み立てが不足している、と考えられます。
「スペシャル」なジョーを活かそう
仙台戦、ジョーが開幕戦以来久々のゴールを挙げてくれました。ジョーの欲しがるときにボールを出せば、それなりの確率でゴールを決めてくれることがわかりました。シャビエルという強い個を失ったのであれば、もうひとりの強い、スペシャルな個のちからを持つジョーを使わない手はありません。
そこで気になるのが青木亮太です。これまでの試合、シュートにいくこと自体は悪くはないのですが、ペナルティエリア付近でこねすぎてチャンスを潰すシーンが目につきました。ジョーを活かすのであれば、その相棒でもある青木亮太がジョーにつなげることを意識してくれなければならないと思っています。今日の試合、青木亮太に期待!です!
今日もいい試合になりますように。