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森下龍矢選手の骨折が発表されました。
足趾基節骨とは?
足趾とは、足の指の事です。
親指から第1、第2と数え、今回森下龍矢選手が怪我をした第4足趾は、右脚の薬指のことを指します。
足の指は根本から基節骨、中節骨、指先の末節骨の3つの骨で構成されています。
画像引用元: 足指の骨折 | 福岡後遺障害・後遺症弁護士.jp|福岡・九州で交通事故の賠償請求に強い弁護士
観て頂いてわかるように、基節骨は中足骨ほどではないものの、それなりに大きめな骨です。これが骨折すると、靴が履けなくなるほどの傷みがでてきます。
基節骨骨折の種類
皮膚の下で骨が折れている骨折を単純骨折と呼びます。この場合は皮膚や皮下組織にダメージがほとんどありません。それ以外の皮膚や皮下組織にダメージのある骨折、たとえば指があらぬ方向に曲がる(変形)、転位があったり、粉砕骨折や挫滅骨折があるとやっかいです。
やっかいな骨折のパターンは以下の通りです。これらをまとめて複雑骨折と呼びます。
- 開放骨折:皮膚を突き破って骨が飛び出した骨折(骨転位が大きい)
- 粉砕骨折:骨が粉々になった骨折(骨だけ粉々になるということはほとんどないので挫滅などを伴うことが多い)
- 挫滅骨折:外力によって、指が潰されたりしてしまった状態の骨折
編注:骨が完全に折れると、骨片同士が曲がったり、ねじれたり、つぶれたりと「ずれ」を生じます。 このずれのことを「転位」と呼びます。
ただ、サッカーで起きる骨折で粉砕骨折・挫滅骨折はほとんどないと思われるので、開放骨折でなければ良いな、と思われます。
基節骨骨折の治療方法
単純な基節骨骨折であれば、だいたい治療は隣の指を添え木にしてテーピングして固定します。
複雑骨折の場合は、手術を含めた治療が必要です。
基節骨骨折の治療期間
だいたい、テーピングを行う期間は3週間から長くても1ヶ月程度です。森下龍矢の年齢なら、年明けの始動には十分間に合いそうです。
ただし1ヶ月間休んでしまうことによる、コンディション低下だけが心配ですね。
単純骨折ではなかった場合は、もしかすると右サイドの補強が必要、ということになるかもしれません。