はじめに
アウェイゲーム3連戦をリーグ戦1勝1敗、ルヴァンカップ1勝で乗り切った名古屋グランパス。
本日はこちらも好調なスタートダッシュを見せている5位FC東京とのホームゲームです。
ディエゴオリヴェイラを中心とした強力なFW陣を擁するチームですが、対する長谷川健太監督も「チャンスもあり、ピンチもある試合になると思うので、レイソル戦と同様にどちらのチームが決めきれるか、というゲームになると思います」と警戒しています。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
名古屋グランパス
前節からの継続で3ー4ー3の布陣、3トップで得点を狙う堅守速攻を基本とするでしょう。
- GK:ランゲラックを起用すると予想。好調な様子なので外せないと思われます。
- DF:野上、中谷、藤井の3バックと予想。前節もクリーンシートでしたので選手の組み合わせは変更しないでしょう。
- MF:IHに稲垣と米本のコンビ、WBに森下、和泉と予想。名古屋は中盤の守備、球際の強さが生命線のチームですので、後半途中から長澤、石田、重廣の3人を投入するでしょうか。あるいは丸山祐市を入れて野上をWBに上げるという起用もあり得ると思われます。 ※ここまで試合出場を重ねている内田宅哉は期限付き移籍契約のため出場できません
- FW:カストロ、ユンカー、永井の快速3トップと予想。途中出場で酒井、レオナルド(ナウド)の投入と推測します。
FC東京
基本布陣は4-1-2-3を継続すると予想。負傷者が数名発表されていますが、ディエゴオリヴェイラ、アダイウトン、仲川の足も早く決定力も高い3トップを擁する強敵です。
- GK:シュートストップには定評のあるスォヴィクと予想。
- DF:木本とトレヴィザンのCBコンビに長友とバーグナガンデのSBと予想します。CBコンビは高さもあり、新旧日本代表のSBコンビは攻守に運動量豊富です。
- MF:アンカーに東、IHに小泉、塚川のコンビと予想します。小泉は無尽蔵のスタミナで中盤でボールを狩りまくる選手なので自由にさせると名古屋がボールを持ちたくても持てない時間が長くなるでしょう。
- FW:ディエゴオリヴェイラ、アダイウトン、仲川の3トップと予想します。皆足が速く、この3人だけでカウンター攻撃が完結してしまう位の攻撃力があり、要警戒です。
名古屋グランパスの勝ち筋
中盤の守備からファストブレイクでFC東京のDFラインの裏のスペースを突けるか
昨シーズンからボール保持を志向するチームになったFC東京ですが、GK、CBを含めた守備の強度がチームスタイルを貫く土台となっています。
単純なクロスなどは高さもあるCBが跳ね返してしまうため、名古屋側としては中盤でボールを奪い、ファストブレイクでFC東京のDFラインの裏を突くことができるかが攻撃面での重要な点にあると予想されます。
京都サンガが中盤でボールを奪いFC東京のDFラインの裏を狙う場面がありましたが(この動画の28秒あたり)、同じような形を多く作れると得点も期待できると思います。
ボール保持も怖いが、速攻の時の守備が肝
FC東京はボール保持を重視しているチームですが、相手の守備ブロックの周辺でパスを回すだけで攻めあぐねる、ということはあまりありません。選手が空いているスペースに立ち、どんどん縦パスを入れて前進する、カウンターのチャンスがあればスピードのあるFW陣だけで相手ゴールに攻め込むなど、攻撃の手数は豊富です。
前節もカウンター攻撃から3トップの連携で得点しています。(動画の22秒あたりの場面)
名古屋の守備ブロックは固いですが、中盤でボールを引っ掛けられ、カウンター攻撃を受けた際に数的同数で守るなど、難しい守備対応を迫られることも少なくないと思われます。名古屋の堅守が本物か試される試合になりますし、球際の激しい攻防が予想されますが、ひるまず戦って欲しいと思います。
おわりに
本日は生憎の悪天候となりそうです。
風邪をひかないように準備していただいて、名古屋グランパスが上位争いに食い込めるように後押ししましょう。
良い試合になりますように。