はじめに
J1リーグも本日より後半戦となります。本日はFC東京とのアウェイゲームです。
FC東京は先日就任したクラモフスキー監督交代後の初戦となります。前節までと違い手の内が読めない対戦相手となりますが、対する長谷川健太監督も「相手は監督交代があったので、実際にどういうメンバーで来るか読めないところがあります。相手の戦い方を予想しながらも、自分たちの戦いをしっかりとやることが肝になると思っています」と警戒しています。
この試合をプレビューします。
現在の順位
名古屋は現在2位、FC東京は12位です。アウェイゲームですが上位陣は簡単に負ける可能性は低いため、本日の試合も勝ち点3を積んで上位争いについていきたいところです。
引用元:https://www.jleague.jp/standings/j1/
両チームの予想布陣
FC東京
清水、山形で採用していた基本布陣である4-2-1-3を採用すると予想。クラモフスキー監督のインタビュー記事には「なるべくシンプルな形で」という言葉がありました。攻守で選手配置が可変するシステムを導入する可能性は低いと思われますが、守備のテコ入れ、両WGの突破力を生かした選手起用を行う、前線からアグレッシブにボールを追うために運動量のある選手の起用はあると推測します。
- GK:スウォヴィクと予想。
- DF:守備強度の高い4名を選ぶと推測し、木本とトレヴィザンのCBコンビに小泉と徳元のSBと予想します。
- MF:IHに松木、安部のコンビ、OHに塚川と予想しました。塚川の位置には渡邊凌磨も起用可能ですが、渡邊凌磨は左WGの切り札として温存すると考えました。
- FW:ディエゴオリヴェイラ、俵積田、仲川の3トップと予想します。皆足が速く、この3人だけでカウンター攻撃が完結してしまう位の攻撃力があり、要警戒です。
名古屋グランパス
前節からの継続で3-4-1-2の布陣と予想。内田が契約条項により出場不可です。また長谷川監督のインタビューから推測すると、先週のルヴァンカップで結果を出した山田陸、河面を先発起用するのでは、と考え予想布陣を組みました。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:河面、中谷、藤井の3バックと予想。野上は右WBとしても出場可能なので、途中出場させるために温存すると予想しました。
- MF:IHに稲垣と山田陸のコンビ、WBに森下、和泉と予想。名古屋は中盤の守備、球際の強さが生命線のチームですので、後半途中から米本、長澤、重廣の3人が投入されると予想します。
- FW:カストロ、ユンカー、永井の快速3トップと予想。途中出場で永井と交代で貴田の投入でしょうか。
名古屋グランパスの勝ち筋
【攻撃面】ファストブレイクでFC東京のDFラインの裏のスペースを突けるか
昨シーズンからボール保持を志向するチームになったFC東京ですが、監督交代があっても1年半掛けて構築したチームのスタイルは変えないでしょう。また、単純なクロスなどは高さもあるCBが跳ね返してしまうため、名古屋側としては中盤でボールを奪い、ファストブレイクでFC東京のDFラインの裏を突くことができるか、それを何回繰り出せるかが得点機会を広げる上で重要と考えます。
【守備面】ボール保持も怖いが、速攻の時の守備が肝
FC東京はボール保持を重視しているチームですが、相手の守備ブロックの周辺でパスを回すだけで攻めあぐねる、ということはあまりありません。選手が空いているスペースに立ち、どんどん縦パスを入れて前進する、カウンターのチャンスがあればスピードのあるFW陣だけで相手ゴールに攻め込むなど、攻撃の手数は豊富です。
名古屋の守備ブロックは固いですが、中盤でボールを引っ掛けられ、カウンター攻撃を受けた際に数的同数で守るなど、難しい守備対応を迫られることも少なくないと思われます。球際の激しい攻防が予想されますが、ひるまず戦って欲しいと思います。
おわりに
本日の試合もHUBにて試合を観ることが可能と告知されています。東京までは出かけられないという方は問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
良い試合になりますように。