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前回対戦からの文脈と見えた意図 2024年J1リーグ第20節 浦和レッズ戦マッチミニレビュー #グランパス #grampus #urawareds Y0180

非保持にメッセージがあるチームの難しさを体感した試合となりました。

カードトラブルの前までの形を駆け足で振り返ります。

試合情報

1.名古屋グランパス・浦和レッズのスターティングメンバー・ベンチ
1.名古屋グランパス・浦和レッズのスターティングメンバー・ベンチ

前回対戦+α

前回対戦時にはDM+最終ライン4枚の形でグスタフソンが前に逃げトップ下の位置に入る形や2CB+2ボランチの形を作ってプレス回避をしてきた浦和。今節では2ボランチとトップ下を採用した4231で名古屋に挑む。

単純に2週目の攻略としては最適解だった。グスタフソンが居ない中で役割を各選手に分担させる。

4枚(2CB+2ボランチ)、トップ下構造を作った事で前回対戦時に顕著だった浦和のSBが降りてくる動き(ビルドアップサポート)が格段に減った。

SBが上がっていられる状況ができるとSBに対応するマンマーク気味の名古屋の選手達は押し込まれる事に、試合開始から532の受ける形となってしまい今シーズンのポイントであった「非保持で優位を作る。」という部分が難しくなってしまった。

2.浦和の名古屋対策
2.浦和の名古屋対策

SB-SHの縦関係に+してトップ下の渡邉が絡む事で外の優位性を高めていく。特に532になった時のセンター森島の所は形が変わると守備性質が変わりやすく狙い目だった。(スライドして倍井がセンターになる形を想定していない為)

その後の442への変化を見るに、中央のスライドをもって対応するというよりはあくまで人と人を当てる事へフォーカスしているのが分かる。

大畑+武田(ソルバッケン)に対して中山を前に、吉田を外に出した442で人対人の対応を選択。森島がプレスに参加した際に空く中央を中山でカバーしてもらいたい部分もあり中山をSHに(532の時から森島がプレスに出ていき中山が絞って大畑が空く局面があった)

この部分の選択が難しかった。中山をSHに出した事により、森島が浮く時の中のケアや前(相手SB)に対してのメッセージ性が強まっている事が読み取れる。その中で532時よりも吉田と中山の距離が離れたことで同じ2対2でもスペースを絡めた2対2を強要させられることに(中山の前から吉田の後ろまで。今までは中山と吉田の手前のスペースで2対2)

3.シンクロがとれなかったサポートの意識
3.シンクロがとれなかったサポートの意識

非保持の改善をしたい(SBに運ばれたくない&前からハメたい)名古屋の442の選択が後ろの対人性能の差(技術や判断も含め)で勝負する状況を生んでしまった。

プレス回避の希望

浦和はリンセン、ソルバッケンが前線、それに渡邉+2ボランチの1枚が名古屋のセンターに合わせるような守備体系。この形で挑む事で残された浦和の1ボランチの脇はかなり空いてる状況。

CB間を広く取って、2CB-2CMに浦和の4枚を張り付かせて吉田、内田のSBポジションの選手が降りて来て浦和SBを引っ張って1ボランチの脇から前進が鉄板の形。山岸、倍井、永井が正直に降りて来てくれるのでアンカーポジションに残る事が多かった伊藤もかなり早く引き出される。

相手の2列目までの前進はかなりすんなりと出来たイメージではあった。構えられてからもボールを振ることで浦和のサイドの選手は出てくる場面が多く。あと一つ点が繋がれば、という展開も多かった。

4.名古屋グランパスのしたかったプレス回避
4.名古屋グランパスのしたかったプレス回避

試合雑感

  • 内田も倍井が気持ちよくできるように黙って立ち位置考えてたり、中山も外の吉田を最大限気にしていたりとその二人が報われてほしい試合ではあった
  • 非保持の優位は相手を見てからになるのでこの試合の様に相手に変化があると後手に回るのはある程度仕方ないとは思う。そこからこだわりなく変化できたのは進歩ではある。
  • この試合、割とIHの戻りが良かったので、いい時に苦しい試合になったのがもったいなかった。

さいごに

とにかく今いる人達でやっていくしかない。

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