はじめに
ダンコバ | 審判 | 守備担当 | 攻撃担当 |
本日2025年4月16日は19時からJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンドの2回戦、カターレ富山戦です。
一発勝負のトーナメント戦。
J1リーグでは最下位・ガンバ大阪戦の惨敗を経て苦しい状態が続いている名古屋ですが、勝ち上がりのため勝利が必須の一戦となります。
この試合をプレビューします。
観戦マナーおよびルール
カターレ富山は観戦に関して独自の禁止事項があります。
現地で応援される方はご一読ください。
- ビジターチームのユニフォーム、グッズを身に付けての応援は、「ビジター応援席」「ビジターメインA自由席」「ベンチサイドシート ビジター指定席」のみ。
- 入場待機の場所取りは、試合開始5時間前から可能。
- 試合当日の天候および暴風・強風などにより、クラブが危険と判断した場合は、ビッグフラッグ(ビッグユニフォームなど)・応援バナーの掲示や大旗の使用を禁止となる場合がある。
YBCルヴァンカップのレギュレーション
レギュレーションのおさらいです。
1stラウンドの大会方式
- FIFAクラブワールドカップ2025、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25、AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25に出場する5チーム(浦和、神戸、川崎F、横浜FM、広島)を除くJ1の15チームとJ2の20チームとJ3の20チームの55チームを7グループに分け、1試合制のノックアウト方式を行う。
- 各グループを勝ち上がった7チームがプレーオフラウンドに進出する。
1stラウンドの試合会場
- 原則として下位リーグのクラブまたは同一リーグの場合は2023シーズンのリーグ戦の下位クラブのホームで行う。
- ※ホームクラブのスタジアム確保が困難な場合は、ホームアウェイを入れ替えて開催
1stラウンドの試合方式
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも勝敗が決しない場合は、PK戦(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)を行う。
試合エントリー
- 1チーム 20名以内
- 外国籍選手5名まで
- Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は外国籍選手として取り扱わない
- 2023年まで実施されていた「ルヴァンカップにおけるU-21選手の先発出場義務ルール」は実施無し
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)
- プライムラウンドから採用。
- 本日の試合ではVARのサポートはありません。
その他詳細は下記リンク先をご覧ください。
両チームの出場停止選手
両チームともに出場停止選手はいません。
名古屋グランパスは徳元悠平、山岸祐也を負傷で、
カターレ富山について
カターレ富山は、富山県富山市を拠点とするプロサッカークラブで、Jリーグに所属しています。2007年に設立され、地域密着型のクラブとして、地元のサッカー文化の発展と地域活性化を目指しています。
クラブ名「カターレ」は、富山弁の「勝たれ」(勝とう)とイタリア語の「cantare」(歌う)を組み合わせたもので、さらに頂点を目指して富山県民(サポーター)と肩(カタ)を組んで共に「行こう」(フランス語の「aller」=行く)という意味も込められています。三つの言語に由来するクラブ名は、地域との結びつき、国際的なサッカー文化への意識、そして共に前進する姿勢を表現しており、クラブのブランドイメージを形成する上で重要な要素となっています。
ホームスタジアムは富山県総合運動公園陸上競技場で、試合日は地元ファンで賑わいます。クラブカラーは青で、富山湾の美しい海をイメージしています。
チームは攻守のバランスを重視したプレースタイルを特徴とし、若手選手の育成にも力を入れています。
また、地域貢献活動にも積極的で、サッカースクールやイベントを通じて、子どもたちや地域住民との交流を深めています。カターレ富山は、スポーツを通じて地域の絆を強め、未来を切り拓くクラブとして、地元から愛され続けています。これからも、富山県の誇りとしてさらなる飛躍を目指します。
カターレ富山の2024年シーズンは、J3リーグでの戦いを中心に展開されました。シーズンを通じて安定したパフォーマンスを見せ、特にホームゲームでは多くの勝利を収めました。最終的にはリーグ上位に位置し、J2昇格を果たしました。シーズン全体を通して負けが少なく、手堅い戦い方をしていた印象が語られており、特に後半戦の安定感が昇格に繋がったと考えられます。
昇格プレーオフでの碓井聖生選手の2ゴールで逆転勝利を挙げたことは記憶に残ります。
2025年シーズンでは、J2リーグでの挑戦が始まりました。序盤は苦戦する場面もありましたが、徐々にチームの連携が向上し、競争力を高めています。特に3月26日のルヴァンカップジェフユナイテッド市原戦では4-2の勝利を収めるなど、印象的な試合もありました。
両チームの予想布陣
富山はリーグ戦から中2日ということもあり、先発出場選手は日曜日の大宮戦でベンチ入りした選手を中心に入れ替えると予想します。
名古屋は中3日ですが、全員をターンオーバーで変更せず、あくまで勝ちに行くと予想します。
【参考】Jリーグの公式サイトに各ポジションの名称、役割が解説されているページがあります。サッカーではポジションの名称にバリエーションが多いのでよろしければ読んでみて下さい
なおセンターハーフは英連邦系の国ではセンターバックを意味するため、上記サイトと異なり、グラぽではセントラルMF(CMF)として表記しています
カターレ富山
リーグ戦と同じ4-4-2で予想しました。
- GK:田川と予想。
- DF:CBは酒井と神山、SBは布施谷と深澤と予想。
- MF:CMFは末木と河合、SHは松岡、吉平と予想。
- FW:CFは井上、碓井と予想。
名古屋グランパス
リーグ戦と同じく3-4-2-1(3-4-3)で予想。
- GK:ピサノと予想。
- DF:CBは三國、佐藤、宮と予想。
- MF:CMFに稲垣と加藤、WBに中山、内田と予想。
- FW:シャドーに菊地と森島、CFに浅野と予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】
☆ 富山は攻守にハードワークするチームです。シュート数自体は多くありませんが、CFの碓井、左利きのSH松岡を中心にショートカウンター、ロングカウンターで仕留めきる攻撃力は持ち合わせています。
☆ 基本はショートカウンターから長身のCFへのクロスを中心として攻撃しますが、シュートのこぼれ球を泥臭く狙う選手も多く、油断はできません。
☆ リーグ戦で前線からのハイプレスを止め、サンドバッグ状態でシュートを浴びせられた上に敗戦した直後の試合ですし、腹を決めて積極的に名古屋がハイプレスを仕掛けるのではないかと思います。
☆ 今シーズンの名古屋は複数失点を繰り返していますので、名古屋守備陣にはクリーンシート目指して奮闘していただきたいと思います。
【守備面の予習】
やはりカターレ富山のエースは碓井聖生(うすいしょうせい)選手。
中京大学出身の碓井は身長183cm、体重75kgの恵まれた体格を活かしたプレーが特徴です。特に左足を活かしたプレーが得意です。昨シーズンはリーグ戦で9得点、J2昇格プレーオフでも2得点するなど、堂々たるエースです。警戒が必要です。
カターレ富山は1回戦のジェフ戦でもカウンター攻撃を含めて4得点しています。
この試合で活躍した碓井だけでなく、かつて名古屋に所属していた松田力も10番をつけてプレーしています。
宮崎戦のようにゴールポストに助けてもらうピンチはできるだけ少なくしてほしいものです。
【攻撃面】
☆ 富山は失点数が少なく、守備に回った時でも即時奪還を目指して体を激しくぶつけてきます。ここで怯むと球際の強さが生命線の名古屋は劣勢に回ってしまいます。
☆ 富山は自陣ゴール前への帰陣もさぼる選手が少なく、4‐4の守備ブロックを組まれると容易にはシュートチャンスは生まれないでしょう。
☆ 名古屋の攻撃陣は空中戦の高さはありません。富山のDFラインの周囲のスペースを名古屋攻撃陣がハイプレスからのショートカウンターでうまく崩す場面を作り、シュートチャンスを増やしてほしいところ。期待したいですね。
【攻撃面の予習】
4月13日の山口戦ではポケットを取られて失点を繰り返していました。
名古屋グランパスも森島司や浅野雄也で再現したいところです。
おわりに
平日の水曜日ということもあり、仕事を休めない方も少なからずいると思われます。
現地で応援可能な方は是非大きな声援で名古屋グランパスを後押ししましょう。
Never give up for the win!
いい試合になりますように。
【参考】
スタジアムに直接応援に行けない方は是非ファンスタで探してスポーツバー観戦を!