はじめに
コンウェンですこんにちは。先制するも終盤追いつかれての引き分けとなった清水戦、でもまぁ内容は圧倒していたわけでもなく、得点の入る時間が逆だったらよく追いついたナイスゲームと言えたかもなんて悔しい気持ちをごまかしながらミニレビュー＆ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第21節レビュー
第21節清水エスパルス戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP：Chance Building Point「選手（またはチーム）が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフは名古屋がちょっと寂しめ、清水が若干大きめといった感じでした。
お互いシュートが少なく（特に枠内は名古屋2清水1）、両方ともチャンス構築率8％台、ゴール期待値も1を切る値となっています。
ただクロスはお互いにそこそこの本数のなか、名古屋は成功率20％と高く冒頭のCBPグラフも高めで、そんなに悪くはなかったのかなという印象です。
エリア進入の値を見ても清水のほうが多めとはいえ、名古屋も今季平均と比べればそれなりに入りこめているのもあり、十分最後のところをしっかりとシュートまでもっていく力をつけてもらいたいですね。まぁ山岸の得点力も戻ってきているようですし、今後はそのあたり期待ですね。
ところでその山岸の先制点のカウンターが発動したとき、なんかマテウスが無理やり撃って外しそうな気がして、「右！山岸おるよ山岸！おるよ！！」って叫んでましたがちゃんと見えてましたね。ごめんマテちゃん。
失点シーンは唯一の被枠内シュートがコーナーからニアに叩きつけるドンピシャヘッドとは…。ただ、その前のコーナーの取られ方も少し残念でしたし、最終盤1点差で勝っているときになんとなく落ち着かない感じになってしまうのは、勝ち試合を重ねて経験を積んでいくしかないのでしょうか…。「とりかご」はほんとにしたらダメよ。
個人CBP
個人CBPを見ていきます。
パスCBP。注意すべきマテウスブエノ、乾に仕事をされてしまっていますね。シュートまではなかなかいかせることはなかったですが、だいぶやられました。名古屋上位は中盤の椎橋、稲垣。さすがです。永井も全体的には調子いまいちかなぁというかんじもありましたが、しっかりと前線で奮闘してくれています。
クロスは森島と永井。サイドへの展開にもしっかり参加して攻撃を組み立ててくれました。
奪取はいつもの稲垣＆椎橋。中盤に最終ラインのカバーに頑張ってくれました。今気づきましたが清水は同じ筋に2マテウスなので反則ですね…名古屋に勝点3を。という冗談はさておき両マテウスもしっかりと守備で効いていました。囲ってないけど乾もさすがですね。
ということであそこまで行ったら勝ち切りたかったですがまぁ貴重な勝点1得た結果となりました。上を目指すためにはこういった試合で相手をいなして勝てるようになってほしいなぁと思います。
第22節プレビュー
第22節サンフレッチェ広島戦のプレビューです。
名古屋との比較データ（シーズン平均）をプロットします。
試合展望
広島はクロスと奪取が大きめのグラフとなっています。
Team Styleはなんか全体的に高いですが、セットプレー、右サイド攻撃がより高くなっています。得失点パターをみるとなんじゃこれ、得点のほぼ半分がセットプレーからの得点となっています。注意。
ほかの数値ではカウンターの値が高く、奪取CBPが高かったことからもわかるように、前からのプレス、ブロック位置も高めで、高い位置で奪って早い攻撃に注意です。
Chance Buildingを見ると成功率はそこまででもないがシュート数やや多め、被シュート系の値は非常に優秀でなかなか撃たせてもらえない上に決めさせてもらえなそうです。
前で奪われひたすら攻められ攻めれない、なんて展開にならないように、落ち着いてビルドアップしてもらいたいですね。AGI(攻撃の際にどれだけ相手ゴールに近づけたか)/KAGI(守備の際にどれだけ相手を前進させなかったか)の指標も超優秀でそんな展開になりそうで怖い怖い。
個人CBP
個人CBPを見てみます。有名どころ(コンウェン調べ)がそろってますね。パス、奪取がともに高い佐々木、塩谷、川辺は恐ろしい。FWではパスレシーブシュートの高いジャーメイン、ドリブルが高い加藤に注意。そういえばこのデータには出てないけどＦＷに柏から移籍してきた木下もいるんですね…。なんて恐ろしい布陣なんだ。
最後に
ということでこういった悔しい引き分けでしたがこれも糧に上を目指してもらいたいものです。つぎは(全部強敵だけど特に)強敵広島戦。ここで勝って勢いに乗ってくれることを信じて応援していきたいと思います。それでは。