はじめに
コンウェンですこんにちは。やったぜ勝利だ勝点3だ。中断明けてピサノも森も頑張ったU20W杯悔しい敗退やら、フル代表ブラジルに勝利やら、期待の高卒ルーキー久保内定やら武田のスパイス山盛りサビカラやら色々あってだいぶ記憶も薄れてるけどミニレビュー&ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第33節レビュー
第33節セレッソ大阪戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフは名古屋がかなり大きい。特に奪取とシュートが大きいというとてもいい感じのグラフです。
スタッツを合わせてみてもシュート17本、枠内6、ゴール期待値1.681となかなかのものです。一方C大阪もシュートクロスを中心に大きめのグラフで、シュートは10本と名古屋よりは少ないものの、枠内は同数の6本、ボール保持は60%超え、30mライン進入は49回と多めの結果でした。
ただ、ペナルティエリア進入は名古屋の半分でゴール期待値は1を切っており、シュート位置もやや遠めで、あまりいい位置ではシュートが打てていないという結果でした。
ボールを保持するC大阪に対し、名古屋が前から奪い、いい位置まで進入しシュートで終わることのできていた試合といってよいでしょう。
時間帯で見てもボール保持はほぼ全時間帯C大阪のほうが多いですが、名古屋が満遍なくシュートを撃てていることがわかります。ナイスゲーム。
個人CBP
個人CBPを見ていきます。
パスCBPは、C大阪は右SBディオンクルーズと右WGの本間がランクイン。エースのルーカスフェルナンデス欠場の中、それでもC大阪の右サイドは驚異でした。名古屋は俺たちの和泉&名古屋の壁藤井がランクイン。前でも後ろからでもいいパスが出てくるのはとても良いことです。
クロスは中山。好調を維持していただけに試合中のアクシデントでの骨折、残念です。稲垣&森島の新ダブルボランチもランクイン、さすがの運動量で攻撃に参加してくれています。C大阪はここにも本間がランクインしています。
ドリブルの名古屋1位はマテウスカストロ。調子も戻ってきたようで、ちょっと持ちすぎなときもあった気がしなくも無いことも無いけどきっちりとボールをキープしつつ、果敢にしかけ、攻撃にアクセントを加えてくれました。中山はここにもランクイン。本当に調子よかったのになぁ…。まずは焦らず直して、キレのあるドリブルをまた魅せてもらいたいものです。
シュートはC大阪ラファエルハットン。31分の見事な抜け出しからのシュート(結果は武田のウルトラスーパーファインセーブにより名古屋に流れの来るきっかけとなりましたが)など驚異でした。名古屋はついに移籍後初ゴールを決めた炎の転校生木村。待ってたよ。
奪取はここでも名前が出ますC大阪本間。大活躍でした。名古屋は藤井が1位。守備と合わせ守備系CBP名古屋2冠。本当に素晴らしい。
というわけで、名古屋にはめずらしく()グラフ、スタッツ通りの見事な勝利となりました。武田藤井の守備陣を中心にしっかり守り、稲垣森島のダブルボランチが攻守で結果を残し、アタッカーマテウスや中山が躍動し、FW木村がフィニッシュ。ああ素晴らしい。
第34節プレビュー
第34節横浜FC戦のプレビューです。
名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
横浜FCは守備系の値が大きめな一方攻撃系は少し苦しんでいるように見えます。
Team Styleを合わせてみても攻撃系は全体的に低め、守備はミドル~ローブロックの値が高めとなっており、グラフのイメージと合います。攻撃はポゼッションが低く、保持しての攻撃でなくカウンター主体と見て取れます。比較的低い位置で守ってからのカウンターが主体と思われるので不用意な失い方に注意です。
Chance Buildingもシュート数が少なめ、決定力ももう少しな一方、被チャンス構築率や被ゴール数は比較的いい数字となっており、名古屋としてはしっかり決め切ること、カウンターを食らわないように意識することが大切です。
個人CBP
個人CBPを見てみます。パスが高いCB福森起点のカウンターからのFW櫻川ソロモンのフィニッシュに注意、が一番危険でしょうか。守備でいうとCBンドカが奪取守備ともに1位、パスの数値も高く、ここからのカウンター発動も怖いです。クロスドリブルは左WB新保。最近は途中出場が多いようですが、だからこそ後半疲れた時にサイドをえぐられないようにしたいものです。奪取1位はユーリララ。しつこいようですが、とにかく不用意な被奪取に注意して戦いましょう。
最後に
ということで最終盤、本当に負けられないFC横浜戦です。こっちも必死なら相手も必死。厳しい戦いになるのは間違いありませんが引き続き応援していきたいと思います。それでは。