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選手じゃなくても? 中村直志の右腕となる氏平裕人さん 勝利文化を構築する強化の未来 #grampus

2025年までと2026年の強化体制
2025年までと2026年の強化体制

服部健二SDと中村直志強化部長の着任に注目が集まっていますが、もう一人、見落としたくない新戦力がいます。強化担当として名古屋グランパスに加わった氏平裕人(うじひら・ひろと)さんです。昨季は服部SDと同じファジアーノ岡山で、トップチームのテクニカルスタッフを務めていました。

先に断っておくと、氏平さんは、たとえば水戸ホーリーホックGMからRB大宮アルディージャSDに転身した西村卓朗さんや、浦和レッズ/横浜F・マリノスでTD/SDを歴任した西野努さん、名古屋でいえば久米一正元GMや大森征之SDのように、表舞台で“わかりやすい成果”を連発するタイプのスーパーマンではありません。 むしろ、強化の現場を下支えする、地味で堅い仕事人、そんな印象の人物です。

では、なぜ服部SDは彼を岡山から連れてきたのでしょうか。

強化担当へのイメージ

「強化担当」と聞くと、つい“元プロ選手で、現場を知り尽くした目利き”の姿を思い浮かべてしまいます。 でも、クラブが勝ち続けるために必要なのは、スター選手の獲得だけじゃない。監督の戦術に合う選手を、予算と市場の制約の中で、最適な順番で、最適なタイミングで、確実にチームへ届ける。その地味で重たい仕事が、チームの未来を決めていきます。

2026年1月、名古屋グランパスに強化担当として着任した氏平さんは、筑波大学大学院のスポーツ科学専攻を経て、ファジアーノ岡山でコーチ、事務局、スタッフと幅広い役割を担ってきた方です。そして特筆すべきは、プロ選手としてのキャリアを持たないこと。 「経験がないのに大丈夫なの?」という反応が出るのは自然です。けれど、ここにこそ、今のプロクラブが“強化”をどう捉えているか、そして名古屋が何を積み上げようとしているかを考えるヒントがある気がします。

強化担当の仕事は「見る」より「決める」、そして「運ぶ」

まず整理しておきたいのは、強化担当の仕事が、単なる“選手を見つける人”ではないという点です。 業務を大まかに言えば、以下のようになります。

  • どんなサッカーをするのか、クラブとしての“戦力像”を定める
  • 必要な能力を言語化し、映像・データ・現場の声を束ねて比較する
  • 市場(移籍・レンタル・契約)で、最適解を取りにいく
  • そして最後に、獲得した選手が機能するところまで運用を支える

つまり、強化とは「目利き」だけでなく、意思決定を設計して、責任を持って実行する仕事なのです。

ここで求められるのは、プレー経験そのものというよりも、むしろ「情報を扱う力」と「合意形成を進める力」、そして「再現性のある判断の型」です。

非・元プロの意義は「属人芸」を「組織能力」に変えるところにある

元プロの視点が価値を持つ場面は、もちろんあります。

ただ一方で、元プロの「勘」や「感覚」が強いほど、それが言語化されない限り、クラブの中で共有されにくいということも起きがちです。

だからこそ、プロ経験がない人が強化担当を担う意義を推測するなら、大きな理由はここにあります。

それは、強化を個人の目利き(属人芸)から、クラブの仕組み(組織能力)へ寄せることです。

たとえば、以下のことが挙げられます。

  • 評価基準を、文章・指標・映像クリップで共有できる形に落とし込む
  • 「好きなタイプ」ではなく、戦術要件に沿って比較できる土俵を作る
  • 監督が変わっても残る、クラブとしての編成思想を整備する

こうした「地味ですが効果的な」積み上げは、長い目で見ると確実にチームを強くします。

そして、こうした仕事は「サッカーをやってきたか」だけでは測れません。

スポーツ科学というバックグラウンドは「強化」の現場で武器になる

筑波大学大学院でスポーツ科学を学んだという経歴は、強化において大いに活きる可能性があります。

スポーツ科学の強みは、単なる理論ではなく、「測る」「比べる」「検証する」という思考の型にあります。

強化の文脈で言えば、以下のようになります。

  • チームの戦術が要求する走力・強度・加速減速を「言語化して定義」できる
  • 稼働率、負荷耐性、既往歴などを含め、獲得判断のリスク評価ができる
  • 「良い選手」ではなく、「名古屋に合う選手」を探すための共通言語を作れる

サッカーは感情のスポーツであると同時に、現代では完全に情報戦でもあります。

その情報戦の中心に立つ強化担当に、スポーツ科学的な視点が入る意味は大きいはずです。

「現場」と「事務局」を両方知る人は、強化の「最後の1マイル」に強い

さらに推測できるポイントがあるとすれば、岡山でコーチ、事務局、テクニカルスタッフと幅広く経験している点です。

強化は「獲って終わり」ではありません。むしろ獲得してからが本番であり、以下のようなフェーズがあります。

  • 受け入れ(生活・家族・言語・環境)
  • 適応(役割定義・起用設計・現場への橋渡し)
  • 育成接続(アカデミーからトップへ、期限付き移籍設計)

この「最後の1マイル(ラスト・ワンマイル)」が弱いと、どれだけ良い選手を獲ってもチームは強くなりません。

現場と運営の両方を知る人は、そこを詰める力を持ちやすいといえます。

強化担当に必要なのは「サッカーが上手いこと」より、チームを機能させることなのです。

用語解説:ラストワンマイル:目的地までの最終区間のこと

もちろん課題もある。だからこそ「補完設計」が重要になる

とはいえ、プロ経験がないことで起き得る課題も想像できます。

典型的には、以下の点が挙げられます。

  • 選手や監督から「現場を分かってない」と見られる可能性
  • 対人評価(性格、ロッカールーム適応、勝負どころの胆力)を見誤る可能性

だから現実的には、元選手スカウトやコーチ陣の定性情報をうまく取り込み、判断を補完する「設計」が必要になるはずです。

重要なのは「経験の有無」そのものより、経験をどう仕組みに取り込むかです。

「元プロであることの価値」も含めたバランス(=分業の設計)

今回の体制で見逃せないのは、強化スタッフの中で氏平裕人さんが「強化担当」として入りつつ、スカウトとして中谷勇介さん・高本詞史さんが配置されている点です。

ここには、「非・元プロ」を弱点扱いするのではなく、むしろ強化という仕事を「役割分担で強くする」という、いかにも現代的な設計思想が透けて見えます。

元プロの価値は、強化の“最後に残る不確実性”を埋めること

データや映像がいくら整っても、最後まで消えないのが「人間の評価」です。

元プロ経験者が強化(特にスカウト領域)で強いのは、だいたい次の領域です。

  • 試合強度の体感に基づく目線
    ボールの置き所、プレッシャー下の判断速度、競り合いの“痛さ”、90分の波=数字に出にくい部分を、同じ言語で見抜ける。
  • ロッカールーム適性の嗅覚
    リーダーシップ、負けた後の振る舞い、日々の取り組み方などです。最終的にチームは「人」で回るので、この点を見誤ると獲得が失敗になり得ます。
  • 選手・代理人とのコミュニケーションの通りやすさ
    同じ世界で戦ってきた背景が、信頼関係を素早く構築するきっかけとなります。細かなニュアンス(役割・起用・契約)も、現実的な感覚で会話ができます。

中谷さんも高本さんも元プロ選手です。

この「現場の雰囲気を肌感覚で理解できる人」がスカウトにいること自体が、強化の精度を上げる材料になります。

元プロの価値は「万能」ではない。だから「仕組み」と組むと強い

一方で、元プロの目利きが強いほど起きやすい落とし穴もあります。たとえば、以下のような点です。

  • 好みや成功体験に引っ張られる(「自分ならこうする」というバイアス)
  • 目の前の派手さ(わかりやすい良さ)に寄ってしまう
  • 逆に、成長余地のある素材を「今の完成度」で判断し、切り捨ててしまう

だからこそ、スポーツ科学・分析・運用設計に強い人が強化の中枢にいて、元プロの知見を「組織の判断」へ落とし込む分業は、非常に相性が良いのです。

まとめると:理想形は「設計者 × 目利き × 運用者」が噛み合うこと

名古屋の2026体制を素直に読み解けば、以下のようになります。

  • 氏平さん:中村直志強化部長とともに強化の意思決定を設計し、言語化し、回す役(仮説)
  • 中谷さん・高本さん:現場感のある定性評価で最後の不確実性を埋める役
  • その結節点で、監督・コーチ陣と合意形成して「獲って機能させる」ところまで運用する

これは「強化を個人芸にしない」方向へ寄せているように見えます。

「元プロじゃないから不安」という見方も理解できます。しかし、元プロの価値をしっかりと活かせる配置があるなら、話は変わります。

むしろこれは、強化を「勘」か「理屈」かの二択にしないための体制であり、名古屋が勝ち方の再現性を取りにいくための、静かですが重要な一手なのかもしれません

最後に:服部SDが氏平裕人さんを連れてきた理由、それは「勝ち方の再現性」をクラブに実装するため

冒頭で投げた問いに、ここで答えを置きます。

服部健二SDが氏平裕人さんを岡山から連れてきた理由は、おそらく「勝ち方の再現性=勝利文化」を“人ではなく仕組み”としてクラブに根づかせるためだと考えます。

強化担当の仕事は、単に「良い選手を見つける」ことではありません。

戦術要件を定義し、評価基準を揃え、制約の中で意思決定を回し、獲得後の適応まで含めて「機能させる」一連の流れを設計して実行する役割です。氏平さんのバックグラウンド(スポーツ科学/現場と事務局の横断経験)は、まさにその領域に刺さります。

そして、プロ経験者のスカウト(中谷勇介さん・高本詞史さん)がいます。

この配置は「非・元プロの弱点を補う」だけではなく、強化を“属人芸”から“組織能力”へ変換するための分業設計なのではないでしょうか。

設計者が判断の型を整え、目利きが最後の不確実性を埋め、運用がチームを機能させる、この噛み合わせができたとき、監督が変わっても、担当者が変わっても、勝てる確率を積み上げられます。

それは新体制発表会で服部SDが語った「勝利文化の構築」と一本の線でつながっています。

派手な補強はニュースになります。けれど、勝つクラブの“型”は、こうした静かなピースから作られるのではないでしょうか。

強化は、勝った瞬間には見えません。

むしろ負けが続いたときに、「効いていたかどうか」が露骨に出ます。

氏平さんという新しいピースが、名古屋の編成とチーム運用にどんな“再現性のある型”を残していくのか。そこを見ていきたいと思います。

付録:氏平裕人さんのキャリアについて

アカデミック・バックグラウンド:科学的アプローチの原点 (2002-2008)

筑波大学大学院における研究の重要性

氏平さんのキャリアの起点は、日本のスポーツ科学研究の中心的存在である筑波大学大学院体育研究科にあります。2008年3月に修了し、専門はスポーツ科学です。これは、同氏が単なるサッカー経験者・愛好家ではなく、科学的なリテラシーを土台に意思決定できる専門職であることを示しています。

研究テーマの分析:「女子サッカー選手の足関節不安定性がジャンプ能力に及ぼす影響」

卒業研究テーマは、バイオメカニクス(生体力学)と傷害予防の観点から、現場に直結する実践的な内容です。足関節(足首)の不安定性(捻挫癖や靭帯の緩み等)が、パフォーマンス(ジャンプ能力)にどのような影響を与えるかを扱っています。この研究経験は、少なくとも次のような力につながっていると考えられます。

  • メディカルリスクを見立てる視点:強化担当として獲得可否を検討する際、過去の負傷歴や身体特性から、再発リスクやパフォーマンス低下の兆候を読み取る助けになります。J1では移籍金・年俸が高額化しやすく、投資リスクを抑えるうえで重要な観点です。
  • 客観データを解釈する力:研究で培った統計的思考や論理的推論は、スカウティングのトラッキングデータやメディカルデータを「直感だけに頼らず」評価する際の基盤になります。。

「筑波コネクション」とJリーグ/名古屋グランパス

筑波大学蹴球部および大学院の出身者は、Jリーグの指導者・フロント層に一定のネットワークを形成していると言われます(いわゆる「筑波コネクション」)。

この系譜にしばしば見られる特徴として、物事を言語化して整理する力や、論理的に組み立てる思考が挙げられます。名古屋グランパスでも、長谷川健太前監督をはじめ筑波大学にゆかりのある人物が在籍しており、そうしたスタッフとの「共通言語」を持ちやすい点はプラスに働く可能性があります。

氏平さんもこの流れに連なり、クラブ内での強化方針をより論理的・体系的に整える役割が期待されます。

指導現場における実践的研鑽:コーチングと「ネクスト」の現場 (2013-2015)

2013年、氏平さんはファジアーノ岡山に入団し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。ここでの現場経験は、後に強化担当として求められる「選手を見立てる力(目利き)」の土台になっていると考えられます。

育成年代(U-15)における「個」の観察眼 (2013)

  • 役割: ファジアーノ岡山U-15コーチ
  • 資格: JFA公認B級ライセンス取得

JFA公認B級ライセンスの取得とU-15年代の指導経験は、「技術が身につく過程」への理解を深めます。U-15(中学生)年代は、成長期に入り身体が大きく変化する一方で、技術の修正や戦術の基礎教育が進む時期です。 そのため完成された選手を評価する場面でも、たとえば「この技術的な癖は矯正できるか」「フィジカル面の伸びしろは残っているか」といった“未来の伸び”を見立てる解像度が上がります。

「ファジアーノ岡山ネクスト」という特異な環境 (2014-2015)

  • 役割: アシスタントコーチ兼マネージャー(トップ&ネクスト)
  • 環境: JFL(日本フットボールリーグ)/ 中国社会人リーグ

当時のファジアーノ岡山は、セカンドチームである「ファジアーノ岡山ネクスト」を保有し、JFL(実質4部相当)に参戦させていました。氏平さんはアシスタントコーチとマネージャーを兼務し、多忙かつ責任の重い役割を担っていました。

「何でも屋」としての胆力

JFLの環境は、J1と比べて移動・設備・予算などあらゆる面で制約が大きくなります。長距離のバス移動、限られた練習環境や宿泊条件のなかで、「マネージャー(主務)」と「コーチ」を同時に担うことは、実務としては次のような領域まで一人で受け持つことを意味します。

  • 練習メニューの作成と指導
  • 遠征の手配(バス、宿舎、弁当)
  • 用具の管理、洗濯
  • 試合の分析

この経験は、「プロクラブの運営は泥臭い実務の積み重ねで回っている」ことを体感として理解させます。名古屋グランパスのような規模の大きいクラブでも、現場スタッフの負荷やロジスティクスの重要性を理解している強化担当は、現場(監督・コーチ・選手)から信頼を得やすいと言えるでしょう。

境界線上の選手へのマネジメント

「ネクスト」に所属する選手は、トップ昇格を狙う若手、怪我からの復帰途上の選手、契約満了の危機にある選手など、“キャリアの分岐点”に立つケースが多くなります。 そうした選手と向き合い、モチベーションを保ちながら指導・運用した経験は、強化担当として移籍交渉や契約の判断を下す場面での人間的な配慮、そして選手のメンタリティを見極める洞察につながっている可能性があります。

クラブオペレーションの中枢:チーフマネージャー時代 (2016-2018)

2016年、氏平さんはトップチームのチーフマネージャーに就任します。これはキャリア上の大きな転換点で、「指導(教える)」から「管理(支える)」へと主戦場が移る時期です。

「主務」の職能と強化への応用

日本サッカー界における「主務」は、チームのロジスティクスを統括する要職です。主な職務は次のとおりです。

  • スケジュール管理: 年間のキャンプ、リーグ戦、練習日程の調整。
  • 危機管理: 外国人選手の生活トラブル対応、負傷者発生時の病院手配、遠征先でのトラブル対応。
  • リーグとの折衝: 登録業務や規律委員会対応など、公式手続きの窓口。

この時期の実務を通じて、氏平さんはクラブの予算感覚や、Jリーグの各種レギュレーション(規則・登録手続き)を実践的に理解していったと考えられます。強化担当の仕事は「欲しい選手を獲る」だけでなく、「予算内で、ルールに則り、適切な手続きで登録し、チーム始動へつなげる」ことまで含みます。チーフマネージャー経験は、手続きミスを防ぎ、編成・登録を円滑に進める力として活きるはずです。

組織の潤滑油としてのコミュニケーション

チーフマネージャーは、監督・選手・フロント・スポンサー・メディアの間に立ち、情報のハブとして機能します。異なる利害や温度感を調整し、チームがストレスなく競技に集中できる環境を整える「調整力」は、交渉が中心となる強化担当にとっても極めて重要なソフトスキルです。

アカデミー行政の統括:事務局長としての経営的視座 (2019-2020)

2019年から2020年にかけて、氏平さんはアカデミー事務局長を務めました。現場(ピッチ)から一歩離れ、育成組織全体の「経営・行政」を担うポジションです。

組織設計と予算管理

事務局長は、アカデミー(U-18、U-15、U-12)全体の予算管理、スタッフの人事、遠征計画の承認などを統括します。

  • ホームグロウン制度への対応: 自クラブ育成選手の保有が求められるなかで、アカデミーからトップへの昇格パイプラインをどう設計するかという中長期の視点に関わった経験は大きな資産です。(ホームグロウン制度は罰則が2026年後半のシーズンからなくなりますが、制度自体は残ります)
  • 保護者・学校との関係構築: スカウトや進路支援では、保護者や学校関係者との信頼関係が不可欠です。この経験は、高体連(高校サッカー)や大学サッカー経由の新人獲得ルートを広げる際の対人折衝力としても活きます。

「育成の岡山」の裏方として

ファジアーノ岡山は育成に定評があり、限られた予算のなかで工夫して強化を進める文化があるクラブです。事務局長として、コストパフォーマンスを意識した組織運営を経験したことは、名古屋グランパスで「効果的な投資」を考える際の金銭感覚・現実感として機能するでしょう。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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