はじめに
本日は名古屋との勝ち点差6、J1リーグ13位の川崎フロンターレとのアウェイゲームです。
レギュラーメンバーに負傷者が数多く発生し、本来の実力を発揮していない今シーズンの川崎。前節のガンバ大阪戦で完敗していることもあり、ホームゲームでネジを巻きなおして名古屋を迎え撃つでしょう。
名古屋としても上位を伺うためにも勝ち点が欲しい一戦であり、長谷川健太監督も「アグレッシブに闘えるかどうかだと思います。川崎も間違いなくアグレッシブに闘ってくると思います。川崎の勢いに負けていたら勝負にならないので、彼らの勢いに負けないことが非常に重要になると思っています」とコメントしており気合十分です。
この試合をプレビューします。
順位表
名古屋は現在2位。他の上位チームは対戦チームを考慮すると勝ち点1以上は積むと考えられます。上位争いに食い込むために苦手の等々力でのアウェイゲームとは言え、勝ち点を積みたいところです。
両チームの予想布陣
川崎フロンターレ
初期の選手配置は4-2-3-1と予想。
- GK:チョンソンリョンを起用すると予想。
- DF:大南、佐々木のCBコンビ、登里、山根のSBと予想します。CBの車屋が出場停止の為、身長194㎝の高井とSBとしてもプレー可能な佐々木のどちらを起用するか読めませんが、複数ポジションで実績がある佐々木を先発させると考えました。
- MF:瀬古とシミッチのCHコンビ、OHに橘田、家長と遠野のSHコンビと予想します。シミッチはセットプレーでの高さもある為、セットプレーでの攻撃面、守備面を強化するために先発させると考えました。また、大島が負傷から復帰したとの報道があり、途中出場は十分に考えられると思います。
- FW:宮代の1トップと予想します。試合展開によっては後半からレアンドロダミアンの途中出場があるかも知れません。
名古屋グランパス
本日も継続して初期配置は3-4-2-1(3ー4ー3)と予想します。和泉の状態により先発する選手と配置を変更すると予想しています。
- GK:ランゲラックの先発でしょう。
- DF:藤井、中谷、野上の3バックと予想。この3名も不動に
- MF:IHに稲垣と米本のコンビ、WBに森下、内田と予想。和泉がそろそろ復帰との報道が出ていますが後半からの途中出場と考えます。
- FW:カストロ、ユンカー、永井の3トップと予想します。そろそろカストロの初得点も期待したいところです。
名古屋グランパスの勝ち筋
ボールは保持されるので、パス回しに振り回されないようにしたい
川崎は身長の高い選手は多くない代わりにボール扱いの技術と機動力のある選手を多く配置し、前線からボールを奪いアグレッシブに戦います。そしてボールを奪えばボールを保持、ゆっくり攻める局面でも相手チームの選手を動かし隙を突くのが上手いチームです。
https://youtu.be/I4h3eLylG3Y?t=489s
前節は敗れたとはいえ、自分たちのスタイルを崩さず戦ってることから、今節も同じように戦うと思われます。
遠野や家長を中心にドリブルでボールを運べる選手も多く、名古屋守備陣も対応に苦慮することが予想され、名古屋の選手が自陣ゴール前で耐え忍ぶ時間帯が長くなると思われますが、焦らずに戦って欲しいと思います。
ファストブレイクでDFラインの裏を素早く突きたい
川崎はDFラインが高めの位置取りをしていることが多く、名古屋が自陣ゴール前でボールを奪ったら、このDFライン裏のスペースを起点に川崎ゴール前まで一気に攻め込みたいところです。前節のガンバ大阪はこの形で川崎ゴール前に迫るシーンが何度も見られました。
川崎はボールを失ったら即時奪還、ボールを奪えない場合は自陣ゴール前までの撤退守備も速いチームで一筋縄では行かないと思われますが、ファストブレイクを基調とした名古屋の堅守速攻の実力が試される試合と思います。FW陣の活躍に期待したいところです。
セットプレーで高さの優位性を出したい
本日は雨中の試合となる見込みです。試合が膠着状態で進むことも十分考えられ、高さという名古屋の武器を発揮できるセットプレーは攻守ともに重要です。特に川崎ゴール前で得たFK、CKは川崎のレアンドロダミアン、ジェジエウが出場していない場合、高さに関して野上、中谷、藤井が優位に立てる局面が多いと思われます。
カストロのキックの精度も復調してきましたので得点を期待したいですね。
おわりに
今節も名古屋のHUBでは試合を放送してくださるとのことです。川崎までは行けないが名古屋ファミリーと一緒に応援したい、という方は予約をしてみてはいかがでしょうか。
川崎とのアウェイゲームは難しい試合になることが多いですが、上位争いに食い込むために勝ち点を持ち帰ることを期待したいですね。良い試合になりますように。