はじめに
5/2時点でJ1リーグ3位につけている名古屋グランパス。
本日はGW上位対決の2戦目、首位のヴィッセル神戸とのホームゲームです。
今シーズンのヴィッセル神戸は下記特徴があり、リーグ戦では好調なスタートを切っています。
- 前線からのハイプレスを基本とした強度の高い守備と強力なカウンター攻撃を持ち合わせる。
- J1リーグ最多得点の21得点、最少失点タイの6失点と数字面でも好調。
長谷川健太監督も
「ここのところホームで勝ちきれない試合が続いているので、今までやってきたことをすべて出して、首位の神戸を叩ければと思っています」
と気合十分です。
上位争いのために負けられない試合が続きます。この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
名古屋グランパス
前節からの継続で3-4-3(3-4-2-1)の布陣、3トップで得点を狙う堅守速攻は変更無しでしょう。長谷川監督のインタビューでは負傷者が少なくないようですので、ベンチ入りする選手を含めて総力戦になるでしょう。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:野上、中谷、藤井の3バックと予想。
- MF:IHに稲垣と米本のコンビ、WBに内田、森下と予想。和泉は温存し、右WBに内田、左WBに森下でスタートでしょうか。
- FW:カストロ、酒井、永井の前節横浜F・マリノス戦で結果を残した3トップと予想。途中出場でユンカー、レオナルドまたは貴田の投入と推測します。
ヴィッセル神戸
基本布陣は4-1-2-3を継続すると予想。
- GK:失点も少ない状態ですので、前川の先発でしょう。
- DF:CBの組み合わせは試合ごとに変更があるようですが、山川、本多のCBコンビ、酒井、初瀬の両SBと予想します。
- MF:アンカーに齊藤、IHに山口と井出と予想します。運動量、ボール奪取の球際の強さがあり要注意です。
- FW:武藤、汰木、大迫の3トップと予想します。特に元日本代表の武藤、大迫は前線からの献身的なハイプレス、ルーズボールを強引にマイボールにしてしまうキープ力、シュートの決定力を含めて今シーズンは絶好調のコンビです。名古屋守備陣から見れば非常に厄介な選手たちです。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】前線からのプレスで守備の主導権を握れるか
ヴィッセル神戸は運動量豊富な選手たちが相手GKまで守備のプレスを掛けに行き、ボール奪取した際のカウンター攻撃では大迫、武藤を中心にボールキープからシュートに至るまで力づくで持ち込めるチームです。
長谷川監督がインタビューにて特徴が浦和に似ていると評していましたが、失点数で見れば守備の強度も同等のレベルにあるのは間違いありません。
名古屋の守備面では下記がポイントになると考えます。
- 名古屋は米本、稲垣のCHコンビの運動量、球際の強さで好調を支えています。
- 神戸は中盤の真ん中に3名並ぶ選手配置である為、守備時に数的不利となる状況も多くなります。
- 数的不利な状況も多くなると思われますが、中盤での守備強度で後手を踏まないことが試合を有利に進める大前提と考えます。
- ファストブレイクで攻撃回数を増やすためにも、名古屋の3トップ(1トップ2シャドー)は守備での貢献度も試されそう。
負傷者が多く前線の組み合わせも読み切れない点はありますが、誰が出場しても守備対応に関して90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【攻撃面】両ゴール前を行ったり来たりの展開になりそう、シュートを決めきれるか
浦和、湘南、横浜F・マリノスの時と同様にボールを奪ってからシュートに持ち込むまでの時間が非常に速いチーム同士の対戦ですので、試合展開としては両ゴール前を行ったり来たりする展開が多くなると思われます。
名古屋の攻撃面では下記がポイントになると考えます。
- 前線からのハイプレスを90分間続けることは難しく、前節の反省を踏まえれば名古屋がボール保持から相手ゴール前に攻め込む展開も必要。
- 神戸のハイプレスを怖がらずにDFラインからのビルドアップにも挑めるか。
- 試合の強度としては終始高いままと予想されます。シュートチャンスも互いに多くなると思われ、両チームのシュートの決定力が試される試合になりそう。
- 得点を決め名古屋を勝利に導く新しいヒーローが生まれるか。生まれて欲しい…。
名古屋が打ち勝つことを期待します。
おわりに
前節に引き続き序盤戦の大一番ですが、観客数も4万人越えが予想されています。
強敵ですが、ホームの大声援で名古屋グランパスの選手を鼓舞したいですね。良い試合になりますように。