はじめに
本日は同じ3位で並んでいるサンフレッチェ広島とのホームゲームです。
※ただし、広島は消化試合数が1試合少ない状態です。
名古屋は前節は鹿島に完敗しましたが、上位争いから脱落しないためには勝ち点3が欲しい試合です。
広島は強敵ですが、試合終盤に得点を多く上げている(広島は総得点16点の内、8得点が76分以降の得点)ことから、長谷川監督も90分間集中して戦う必要性を強調しています。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
名古屋グランパス
前節と戦い方は大きく変えず、3-4-2-1(3-4-3)の布陣の変更はないでしょう。水曜日にルヴァンカップの神戸戦を控えていますが、既に勝ち上がりを決めているため、本日のリーグ戦ではターンオーバーは無さそうです。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:野上、中谷、藤井の3バックと予想。
- MF:CHに稲垣と米本のコンビ、WBに内田、森下と予想。途中出場で和泉投入でしょうか。
- FW:カストロ、ユンカー、永井の3トップと予想。3名の並びに関しては鹿島戦で機能しなかった為、変更すると考えました。
サンフレッチェ広島
前線からハイプレスでボールを奪いに来ると思われるため、基本布陣は名古屋の予想布陣と選手配置の噛み合わせの良い3-4-2-1と予想します。
- GK:大迫の先発を予想します。
- DF:塩谷、荒木、佐々木の3バックと予想します。
- MF:CHに東、野津田のコンビ、OHは森島と川村、WBは越道と志知と予想します。日本代表選出歴のある満田は負傷離脱中ですが、越道は両足で高精度のクロスボールを供給可能なWBであり、要注意です。
- FW:ベンカリファの1トップと予想します。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】強力なハイプレスとショートカウンターへの対処
サンフレッチェ広島の攻撃面の特徴は下記2点が挙げられます。
- 前線からの球際の強度が高いハイプレス、ボール奪った後のショートカウンターからシュートに持ち込むまでの早さがある。
- 両サイドからのクロスボールはサイドを突破してからのクロス、アーリークロスなど種類は豊富、高さのあるCFがシュートを枠に飛ばす正確性も備えている。
苦戦したヴィッセル神戸戦と同様の攻守にわたって球際の強度の高いチームとの対戦になりますが、名古屋の守備面では下記がポイントになると考えます。
- 名古屋が広島と真っ向からハイプレスで対抗するとも考えにくいですが、DFラインが低いままでは鹿島戦のようにクリアミスから失点も起こりうる。守備ブロック形成時のDFラインのコントロールが重要。
- 名古屋は米本、稲垣のCHコンビの運動量、球際の強さで好調を支えています。中盤での守備強度で後手を踏まないことが試合を有利に進める大前提。
- ファストブレイクで攻撃回数を増やすためにも、名古屋の3トップは守備での貢献は必須。鹿島戦では特に右サイドの内田が攻守に奮闘しましたが、思うように相手の前進を阻害できず苦しい展開が続きました。連携が改善しているかは未知数ですが、踏ん張ってほしいところです。
誰が出場しても守備対応に関して90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【攻撃面】単純な高さでは分が悪い。ファストブレイクから決めきれるか
広島の守備面の特徴は、競り合いの強さがある3名が形成する3バックが強固なことが挙げられます。単純なクロスボールではシュートまで持ち込むことも難しいです。
一方、広島の3バックに対し、3トップの走力であれば名古屋に分があります。
名古屋の攻撃面では下記がポイントになると考えます。
- 広島のDFラインからのパスを中盤で奪い、ファストブレイクで攻め切る展開が多くなることが理想、ファストブレイクからシュートに持ち込む回数、シュートの決定力がポイントになると考えます。
- 単純なクロスボールではなく、広島の両WBの裏のスペースを攻略して高さの低いクロスからシュートに持ち込みたい。
名古屋攻撃陣の奮起に期待したいですね。
おわりに
永井のコメントにもありますが、もう一度この試合から上位争いに食らいつく名古屋グランパスを見せて欲しい。
良い試合になりますように。