はじめに
コンウェンですこんにちは。強いかなーと思ってたら強かった広島。でも一矢報いたことを勇気に次だ次、第27節ミニレビュー&第28節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第27節レビュー
第27節の名古屋とサンフレッチェ広島のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
思ってたくらい強かった広島。グラフも見事といわざるを得ない大きさです。やはり特筆すべきはシュートCBP。前評判に違わずシュートを撃ってくる撃ってくる。実に18本(枠内7)は名古屋の実に3倍です。チャンス構築率も15%越え(名古屋はわずか5%…)前から奪う奪取CBPも高く、クロスもしっかりチャンスにつなげた数値が出ており的ながらあっぱれです。
と、まぁたしかに予想された通りの展開ではあったのですが、前半は良い意味で予想通り、後半は悪い意味で予想通りだったかなと感じています。
前半、9分ごろの中山椎橋等が絡んで崩したクロスから山岸の惜しいシュート等チャンスも作りつつ、広島のシュートは俺たちのキャプテンミッチのスーパー(ミッチにとっては普通の)セーブによりしのぎ切りました。ある程度広島優勢は折込みながら、なんとか対処し、0‐0で前半を終えることが出来ました。
誤算だったのは後半早々の失点。なかなかかき出せずゴール前でわちゃわちゃしてしまったところで叩き込まれてしまいました。積極的にゴール前に詰めてシュートを撃ってくるチームにわちゃわちゃは厳禁。もちろんわざとやったわけでは無いですが、シンプルに早く蹴りだしたかったところです。ビハインドとなったら後は相手の思うツボ。前がかりにならざるを得ないところできれいに裏を獲られてしまいました。
ただ、後半も最後にうまくポケットで受けた稲垣のクロスをエレガントストライカ―ユンカーによるエレガントなポジショニングからエレガントなゴール前への入り込みによるエレガントなヘディングシュートで得点できたのは収穫だったと思います。試合を通してもクロスCPB、クロス数は広島に負けておらず、成功率でいえば上回っているなど、武器となる物は見えたかと思います。
個人データを見てみます。CBPでは唯一広島とタメをはったクロスCBPではさすがのうまさの名誉生え抜き和泉や、開始早々の山岸の惜しいシュートをお膳立てした椎橋、ユンカーのエレガントなゴールにアシストした稲垣などが上位で、サイドアタックからのクロスはこれからも磨いていってもらいたいです。
あとの攻撃系CBPは広島が上位なのばっかりで語りたくないのですが()、途中出場で積極的に仕掛けた倍井も良かったですね。少し壁にぶつかっているのかなとも思えた最近ですが、短い時間の出場にも関わらず、得意のドリブル、ボールキープでチャンスを創出してくれました。全体一位の広島川辺はドリブルに限らずボールの扱いが素晴らしかったですね。ところどころフリーで持たれてしまう場面が見られ、怖い思いを何度もしました。
守備ポイントはいつもどおり三國。ただ、今節は広島はとにかく三國周辺まで早くボールを持ってきて勝負する傾向が見られ、ポイントを稼がされてしまった側面もある気がします。とはいえそれだけ多くのピンチをと止めたということであり、ナイスプレーには違いありません。
というわけで、正直広島の強さ、完成度の高さが目立ちつつも、名古屋のストロングポイントも見られた試合だったと思います。前向きに、次も頑張ってもらいましょう。
第28節プレビュー
第28節湘南ベルマーレ戦のプレビューです。名古屋と湘南のデータ(シーズン平均)をプロットします。
下は、先回対戦第18節のグラフです
試合展望
湘南のグラフはきれいに大体Jの平均程度、シュートとパスがやや高めです。守備では奪取ポイントがやや高めで、Team Styleもみてみると、ミドルプレッシング、フィジカルコンタクトが高めで、中盤でハードな守備を仕掛けて、そこからカウンター気味に早い攻撃をしてくることが予想されます。中盤で負ける試合は展開が厳しくなりますので、ここで負けず、試合を支配していきたいです。
Chance Buildingデータではシュートおよびチャンス構築率が比較的高く、積極的にシュートを撃ってくる傾向が見えます。単純なシュートはミッチが指先一つで止めてくれると思いますが、広島戦のようなごちゃっとした中、体制不十分で押し込まれる事の無いよう、ある程度シンプルな守備を心がけたほうが良いかもしれません。一方、被ゴール、被シュート成功率の数字は悪く、名古屋としては積極的にシュートを撃っていくのも大事と思われます。枠ぅ!!
個人攻撃系ポイントを見ると注意すべきはサイドアタッカー鈴木と中央の田中。この二人は奪取ポイントも上位ワンツーです。彼らに奪われ早い攻撃でルキアンが沈める、と言う恐ろしい攻撃シーンが想像できましたが、そうならないようにまず中盤で負けない、最悪ルキアンをきっちりとケアする方向でなんとかしてもらいましょう。
広島戦に続き、とくに中盤で強度を求められる試合展開になると思われます。気持ちで負けない様、がっつんがっつん頑張ってもらいたいものです。そんな中精神的支柱俺たちの和泉が累積でお休み。これじゃ左サイドが薄いじゃないか…と言うことは無く図ったかのように新加入徳元が控えています。おめぇの出番だ、徳元!!
最後に
広島戦は上位との力の差を見せつけられてしまうような結果となってしまいました。とはいえ悲観していても仕方ありません。やれることは見えてきた、あとはやるだけ。引き続き応援したいと思います。それでは。