ダンコバ | 審判 | 守備担当 | 攻撃担当 |
はじめに
本日2024年11月2日は13時5分からJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド決勝 アルビレックス新潟戦です。
名古屋グランパスは公式戦4連敗、リーグ戦3連敗と好調とは言えない状態ですが、本日勝利すればタイトル獲得、胸の星が1つ増える大一番となります。
この試合をプレビューします。
プライムラウンドのレギュレーション
決勝戦のレギュレーションは下記の通りです
- 決勝戦は中立地(国立競技場)で開催
- 90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を行う。それでも勝敗が決しない場合はPK戦によって決定する。(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)
- 試合エントリーは1チーム 20名以内、外国籍選手5名まで
- 「ルヴァンカップにおけるU-21選手の先発出場義務ルール」は実施しない
- ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が導入される
その他のレギュレーションはリンク先をご確認ください。
両チームの出場停止選手
両チームともに出場停止の選手はいません
両チームの予想布陣
◎ 名古屋は負傷離脱中の河面、野上の復帰次第ですが、復帰すると予想します。予想というより願望ですね。
● 対する新潟は前回対戦のリーグ戦で0-3と敗れているため、CBに特別指定選手の稲村の先発起用、前線の組み合わせを含め戦い方を変化させると予想します。
【参考】Jリーグの公式サイトに各ポジションの名称、役割が解説されているページがあります。サッカーではポジションの名称にバリエーションが多いのでよろしければ読んでみて下さい
なおセンターハーフは英連邦系の国ではセンターバックを意味するため、上記サイトと異なり、グラぽではセントラルMF(CMF)として表記しています
名古屋グランパス
選手の初期配置は3-4-2-1と予想します。仮に河面と野上が復帰できない場合は左CBに吉田、右WBに和泉、左シャドーの位置に山岸が入ると予想します。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:内田、三國、河面の3バックと予想。
- MF:CMFに稲垣と椎橋、WBに野上、徳元と予想。
- FW:シャドーに森島と和泉、CFに永井と予想。
アルビレックス新潟
初期の選手配置は4-2-3-1と予想。新潟は4-4-2と4-2-3-1を使い分けるチームですが、相手が3バックのチームには4-2-3-1で前線から守備プレスをかけることが多い印象があるため、4-2-3-1と予想しました。
- GK:小島と予想。
- DF:CBに舞行龍ジェームズと稲村、SBに藤原と橋本と予想。
- MF:CMFに秋山と星、WGに太田と小見、OMFに長谷川と予想。
- FW:CFに長倉と予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】ボール保持される時間帯が長くなるが、踏ん張れるか
◎ アルビレックス新潟はCMFを中心にパスワークで相手チームの守備陣を崩す戦い方をするチームです。
◎ ボールを奪えばドリブル突破からのカウンター攻撃もありますが、ゆっくり攻める局面でも相手チームの選手を動かし隙を突くのが上手く、要注意です。
◎ 前線からのハイプレスも積極的に仕掛けてくるチームですので、ボールを奪ったのちに簡単に前へボールを蹴り返すような状況では、新潟にボールを保持され続ける展開になるでしょう。
◎ 新潟は太田、長倉、小見などドリブルでボールを運べる選手、他にも決定力のある谷口や小野も控えています。特にカウンター攻撃を受けた時のドリブル対応は注意してほしいところです。
◎ 本日の試合では新潟がボールを握り名古屋の選手が自陣ゴール前で耐え忍ぶ時間帯が長くなると思われます。
◎ 名古屋DFラインの裏側にスペースを作るために新潟が敢えて名古屋にボール保持させてカウンター攻撃を狙う時間帯もあるかもしれません。名古屋としてはボールを保持している時間帯でも守備面におけるリスクマネジメントは徹底してほしいと思います。名古屋側の誰かがプレスバックやハードワークをサボってしまうとゴールを決めきる実力があるのが新潟の攻撃陣です。
【守備面の予習】
長倉・小見とスピードのある選手が多いので、DFラインのところでボールを奪われることは避けたいです
稲村の最終ラインからのパス出しは要注意です
【攻撃面】新潟のカウンタープレスの回避がどこまでできるか
用語解説:「カウンタープレス」は、チームがボールを奪われた直後に、すぐに相手にプレッシャーをかけてボールを奪い返す戦術です。奪われた瞬間に相手がまだ組織立っていないため、ボールを取り返しやすいです。
例えば、攻撃していたフォワードがボールを失ったら、そのフォワードだけでなく、中盤の選手たちもすぐに前に出てプレッシャーをかけます。これにより、相手がパスやドリブルをする余裕を与えません。
カウンタープレスが上手くいくと、相手はミスを犯しやすくなり、自分たちに再びチャンスが訪れます。この戦術を成功させるには、全員の素早い反応と連携が必要です。
◎ 新潟はDFラインが高めの位置取りをしていることが多いですが、ボールを奪われた後のカウンタープレスも強力です。名古屋が攻め込むことが出来る回数は多くないかもしれません。
◎ カウンタープレスをパスワークやドリブル突破で回避して攻め込むことが出来ればシュートまで持ち込むことは出来そうです。新潟のGKは日本代表選出もされたことのある小島が先発すると予想されますが、まずはシュートを積極的に打ってほしいところです。
◎ 名古屋が新潟からボールを奪ったら、次は新潟の強力なカウンタープレスが襲ってきます。球際の強度で負けず、このカウンタープレスを回避できるかが攻撃回数を増やすカギになるでしょう。
◎ カウンタープレスを回避して攻め込むと、新潟の守備陣は自陣ゴール前に素早く帰還し守備ブロックを構築します。新潟の高い位置取りをしているDFラインの裏を取り、守備ブロック構築前にシュートまで持ち込みたいところです。
◎ 空中戦の強さなら山岸やパトリック、走るスピードなら永井、ユンカーと攻撃陣の特徴を生かしたチームで意思統一された攻撃を見せてほしいと思います。
【攻撃面の予習】
攻撃のチャンスは限られるかもしれないので、セットプレーは大きな要素になるはずです
おわりに
生憎の雨予報ですが、チケットは完売。満員が予想されます。
否が応でも盛り上がりますが、最後にルヴァンカップにおける両チームのこれまでの得点のおさらいです。
若手も含めて選手全員の力で勝ち進んだ決勝戦です。勝ちましょう。
良い試合になりますように。
【参考】
国立競技場まで行けないというかたは是非ファンスタで探してスポーツバー観戦を!