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2025年J1リーグ第1節 川崎フロンターレ戦 [マクロ] レビュー #グランパス GR654

デスク:家庭の事情で生観戦できる機会が激減しているなか、土日の関東アウェイゲームということで現地観戦したのだが、なんとも苦い試合になってしまった。

編集者:もうダメだ、監督をクビにしろ、もう降格だ、なんていう声もTwitter(X)では見られていたようです。

デスク:掲示板的なところでの反応を見てみるともっとひどいものも見かけた
・超掲示板
・ドメサカブログコメント欄

編集者:まあ、文句が出るのは致し方ないと思うんです。4-0負けですから。誰だって腹は立つでしょう

デスク:気持ちはわかるんだが、まあもうちょっと落ち着いてもいいんじゃないかな。まだ1試合なんだし。

編集者:河治さんからもTATSUさんからもケチョンケチョンですね(動画1時間14分50秒くらいから)

デスク:指摘された通りで、失点の仕方が最悪過ぎて、選手同士も空気感最悪だっただろうことは間違いないな。
とはいえ、前半がそこまで悪かったわけでもなく。本当に1失点目以降だな。

編集者:なんかもう「マジで細かいところ見返したくない」って人も居そうですよね。

デスク:ミクロ(細かいところ)は散々いろんなところで語られている。かなりネガティブ目に。
そこを振り返れるメンタリティのある人は、ゆってぃさんのレビューを見て欲しい。かなりフラットにネガティブになりすぎずに書いてくれている。

編集者:ちょっと趣向を変えたレビューできませんかね?

デスク:だから今回はお試しで、「マクロ」(※細かいところは関係なく)でザックリレビューで短く行こう

1)そもそも今年の目標ってなんだっけ?

編集者:今年は様々なインタビューで、監督から「アジアのCompetitionへの出場権が欲しい」というという言葉が出てきています。

図1:目標と現実
図1:目標と現実

デスク:目標と現実には昨年12位、そして今年も開幕戦大敗だから、だいぶギャップはあるな。

編集者:そもそもなんでACLを目指すんでしょうね?

デスク:やはり選手はレベルの高い、競技性の高い大会にチャレンジしたいという思いを持つことが多い。

図2:ACLを目指す理由
図2:ACLを目指す理由

編集者:ACLに出ればJリーグとは違う非日常が体験できる。勝ち上がれば2025年の浦和レッズのようにクラブワールドカップの舞台に立つことも可能っていうのは確かに魅力的ですよね

デスク:その魅力でいい選手を集めることができれば、成績も自然と上がる。成績も上がればチームも盛り上がり、観客を増やすきっかけになる。

名古屋グランパスが目指すべきグッドスパイラル
名古屋グランパスが目指すべきグッドスパイラル

編集者:Jリーグも興行なので人を集めないといけない。人が集まればそこにスポンサーもついてくる、お金が増えればまた強化ができる、というストーリーですね

デスク:その良いスパイラルに乗っかっていくためには、まずは成績を向上させていくしかないんだ

編集者:でも現実は下位です。

デスク:1試合で嘆いてもしかたないよ。ギャップがあるのは確かだ。それをどう埋めたのか、どう埋めていくのかを考えてみよう

2)名古屋グランパスの目標と現実のギャップって?

編集者:補強ポイント記事などで、いくつかデスクも書いてくれましたよね。これがギャップでしょうか。

デスク:もちろんこれも含まれる。自分が思うギャップは以下の5点だ。

図3:<予想>強化部が想定していたであろうギャップ
図3:<予想>強化部が想定していたであろうギャップ

編集者:この優先度はデスクの想定だと思いますが、ポイントはだいたいこんな感じなんですかね

デスク:個人の評価として、このギャップのなかで完璧に埋められたと思われるのが「優先度1:CBの層の改善」だけだな

編集者:確かにCBの層はかなり厚みを増しました。しかし開幕戦の出来は悪かったもののマテウス・カストロ選手が優先度2のポイントには獲得できていますが

デスク:補強ポイントの記事(前出)でも書いたが、チャンスクリエイト総数が多い選手が最優先だった。しかし、本来の理想像と多少のズレはある。

図4:細谷真大選手・武藤嘉紀選手と、マテウス・カストロ選手の比較
図4:細谷真大選手・武藤嘉紀選手と、マテウス・カストロ選手の比較

編集者:怪我明けですからね。そこは折り込み済みだと思います。でも守備ですか・・・

デスク:開幕戦、生で見ていてやはり組織的守備は難しい、というのが結論だな
開幕戦の相方が永井謙佑選手だったのは、その前線の守備強度をキープするには彼の運動量が必要だったのでは、というところだろう

編集者:シーズンプレビューで、2023年横浜F・マリノス戦で見せた献身的プレーに期待をかけていましたが?

デスク:レギュラーで出てもらうには、組織的守備プレーができるか or 守備しなくてもガンガン点を獲るか獲らせるかということを実現して欲しい。

編集者:組織的守備プレーができないわけじゃないんだから、やって欲しいですね

デスク:あとは「ビハインドのときもチームを鼓舞できる精神的支柱になれる選手がいない」というところが、開幕戦ガタガタと崩れてしまった遠因だと思う。

編集者:そこは気になったところです。実際落ち着かせようという大きな声をあげる選手が見て取れませんでした。

デスク:ベテランの和泉竜司選手も稲垣祥選手も「背中で語る」タイプで、声でチームを鼓舞できる感じには思えないんだよな。2人とも大好きな選手ではあるのだけど。

編集者:またそういう選手って移籍で獲得するのが難しいですよね。

デスク:そうだな。一番キャラクター的に近そうなのが加藤玄選手だと思うのだが、彼もまだ新人だからな。

編集者:兄貴分としては永井謙佑選手もいます

デスク:そう、彼もそういう意味ではいろいろ面倒を見てくれているタイプだが、残念ながら鼓舞するには難しい最前線の選手というところがな

これからの巻き返しにはなにが必要?

編集者:まだ37試合ありますので、巻き返しは十分に可能だと思っています。そのために必要なことはなんでしょうか?

デスク:まずはシンプルに、去年出来ていたことに立ち返ることだと思う。新たなことに挑戦することは一旦置いておいて。

編集者:そうなるとやはりハイプレス戦術でしょうか

デスク:そもそも開幕戦はマテウス・カストロ選手をどう2024年のサッカーに融合させるのか、というトライだったと思う。
ただ、それはスタートから行わなくてもできると思う。
昨年は慣れないアンカーシステムにこだわって3連敗に繋がった。

編集者:マテウス・カストロ選手との融合は様子を見ながら徐々に、ということですね

デスク:ただ、マテウス・カストロ選手にもプライドがあるだろうからな、そこを配慮しつつ、コミュニケーションを沢山とりながら進めて欲しい。

編集者:そういう面では山岸祐也選手などへのケアも去年はすごく良い感じだったようなので、きっとうまくやってくれるでしょう。

デスク:繰り返しになるが、徐々にできることを膨らませていく、ということが必要だと思う。まずはホームで1勝、だ

編集者:神戸戦に期待したいですね

デスク:みんなで精一杯応援しよう!

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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