はじめに
コンウェンですこんにちは。近年見たことないほどボロボロだったガンバ大阪戦、ミッドウィークにルヴァン杯も敗退してしまった名古屋グランパス。たぶんきっとおそらくココが底のはずだミニレビュー&ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第10節レビュー
第10節の名古屋とガンバ大阪戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
はい。えーと。うん。このスタイルのレビューでこの数値だとあんまり書くことないですね。以上。…という訳にもいかないのでさらっと確認。グラフは今まで見たことない小ささ。G大阪のグラフが大きかった結果軸も最大3になっており、より悲しい。ご存じのとおりほぼほぼチャンスが作れなかったためCBPは無に等しいです。
とにかく前進できませんでした。保持率は36%、特に前半あまり前からプレスをかけない選択をしたこともあり、終始G大阪ボール。
それはよいとしても、いざ奪ったところでパス成功率の低さ(73.8%)が物語るように慌ててしまってすぐにロスト、またG大阪ボールです。
結果ペナルティエリア侵入は驚異のたった1回、シュート2本(枠内0)チャンス構築率は1.9%と惨憺たる結果。1.9%ということは約52回の攻撃にシュート1本。シュート位置図をみても悲しいの一言です。
こんな数字見たことねぇというのが正直なところですが、だめだだめだ言っててもしょうがないので少しでも良くなるように監督も選手もKAIZEN(改善)よろしくお願いします。
個人CBP
こちらもグラフから読み取れるようにほぼポイントがないので超短縮版でいきます。悪いときはあえて向き合わない。そんなことができるのもサポの特権。監督選手はしっかり向き合ってやってくれると思います。で、攻撃CBP(パス・ドリブル・クロス合計値)はこんなんです。ずーっとG大阪。パスで佐藤稲垣河面が少しポイントを稼ぎ、浅野がチーム唯一のドリブルポイントを獲得してこの結果です。とにかく前につながらない、前でつなげなかった試合となりました。チームとしても個としてもいろいろ見直してほしいですね。
ということでレビューはマジでもう終わりです。正直かなり悲しい結果であり、データにもしっかり残っているのは事実ですが結果は結果としてうけとめ、少しでも良くなるように苦しんでいるチームを応援していきたいと思います。
第11節プレビュー
第11節サンフレッチェ広島戦のプレビューです。名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
とてもグラフの大きなチームです。
攻撃系で特徴的なのはクロス。Team Style の値を見ると右サイド攻撃の値が非常に高く、サイドアタックからのクロスに要注意です。
また、セットプレーの値が高く、得失点パターンをみると、得点の実に4割以上がセットプレーからということで、安易なファールやコーナーキックへの逃げにも注意です。
一方でChance Buildingの値を見るとシュート数は多いものの成功率は低め。
しっかりコースを限定してシュミットダニエルを信じろパターンですが、G大阪戦でジェバリにやられたような失点が起こらないようにしないと!
守備で「お」くれない、安易に「す」べらない、逆足でやられたら「し」かたないの「おすし作戦」で頑張ってもらいましょう。
守備陣よ、しっかり相手選手の特徴を叩き込んで試合に臨むんだ。僕はエンガワがすきです。
守備系で高いのが奪取CBP。名古屋が苦しんでいるビルドアップを阻害し、高い位置でボールを奪えていることをあらわしてます。相性悪し。高い位置で奪われカウンターでピンチという、湘南戦の前半、G大阪戦のリプレイにならないように丁寧なパス、場合によっては早めにクリアするなどの臨機応変さも必要かもしれません。戦術的にも技術的にもずっと課題の部分、というか今の状態をつくっている根幹なのでしっかりとよろしくお願いします。
被シュート系の数字も優秀で、あまり多くのチャンスは作れないかもしれませんが、反転攻勢のいいきっかけになるよう戦ってもらいましょう。
個人CBP
攻撃CBPトップは左CB佐々木。パスの値が最も高いです。注意すべきはFWジャーメイン良。パスレシーブ、シュートの値が高く危険です。上記データでみた右サイド&クロスの攻撃を支えているのが右CBの中野、自分で持ち上がることもでき、自由にさせたくない選手です。奪取は田中。中盤で奪われることのないように、パスは強く確実に、受ける側の位置取りも考えて、フォローやスペースに動いてあげる、基本ですが徹底していきましょう。
最後に
というわけで、結果が伴わずなかなか嫌な空気ではありますが、クラブ、監督、選手は当然勝利に向かって必死で準備をしているはずですので、しっかりと応援したいと思います。
もう上がるしかねぇ。それでは。