はじめに
コンウェンですこんにちは。えー…勝ちました(パチパチ)。強敵広島相手に根性と理不尽さ(主にマテウス)を見せてくれた選手たち。無事あの順位も脱出しここから上昇気流だミニレビュー&ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第11節レビュー
第11節の名古屋とサンフレッチェ広島戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフとしては小さいグラフ。そんなに多くのチャンスは作れませんでした。いきなりぽこぽこ攻め込めるほどJリーグは甘くない。ゴール期待値0.34シュートも枠内2とさみしい結果です。が、枠内2本で2得点という超効率で勝ったのは名古屋グランパス。相手エースを抑え、エースが点を取って勝ったんだから誇ればいいのです。パスの成功率は62%とだいぶ低めですが、クリアが37と多く、保持率も低くある程度割り切って安全な選択をしていた部分もあるのかなと思います。
守備に関しては、守備、奪取CBPがともに高く、広島の25本成功率32%というクロスの嵐に対し、(精神的に)帰ってきた三國を中心に要所を締めしっかり守れていました。特に最終盤、1点差に迫られてさらにアディショナルタイム10分という嫌な予感しかしない時間帯にシュートを6本撃たれながらも耐えきった選手たちを称えたいと思います。
個人CBP
今節はちゃんと見ていきます。まずはクロス。広島の途中出場越道、菅にだいぶクロスをあげられましたが、中でしっかり抑えて同点を許しませんでした。
ゴールはマテウス。まずは先制点、シュート自体は笑うしかない(というか私は本当に爆笑した)理不尽な悪魔の左足でしたが、そこへつながる一連の展開が見事でした。永井が明確に裏を狙い、そこへ向けたフィードで広島DFの最終ラインは下がりながら跳ね返すしかありません。そこで空いた最終ラインと中盤の間のスペースでマテウスが前を向き勝負あり。マテウスにあれだけ余裕をもって左足を振りぬかせることのできた名古屋の攻撃の勝利でした。二点目も、ボールの跳ねる先が運の良かった部分はあるにせよ、人数をかけ、ボックス内に侵入した結果ですので良かったと思います。
奪取CBPはダントツで稲垣。相変わらずの驚異の運動量で狩りまくってくれました。失点直後の円陣でチームの鼓舞、意思の統一を図ったのも稲垣と聞いています。俺たちの稲垣祥、最高です。
守備は三國。広島エースジャーメインを相手に一歩も引かず、完璧に抑えてくれました。前節監督から苦言を呈されていた三國、監督の愛のある叱咤、信頼に答え見事に仕事をやってのけました。
ということで見事強敵広島を退けることができました。これでホームでは3連勝。この勢いで敵地でも一つ勝利をつかみとってもらいましょう。
第12節プレビュー
第12節鹿島アントラーズ戦のプレビューです。名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
なんというバランスの良いグラフ。
攻撃系で特徴的なのは最も目立つのはシュート(名古屋も結構高く負けてませんが)。チャンス構築率はリーグ10位と平均的なのですが、シュート成功率は驚異の13.3%。精度の高いシュートを打たれないよう寄せるところはしっかり寄せて、あとはシュミット・ダニエルを信じよう。
Team Style の値を見ると左サイドとショートカウンターの値が高いです。グラフでも奪取ポイントが高く、高い位置で失ってカウンターで沈められることの無いよう、確実なパス、場合によってはクリアを徹底してもらいたいものです。セットプレーも要注意。
個人CBP
攻撃CBPトップは左SB安西がパス、クロスの値がチームトップで、Team Styleでの左サイドの値の高さを体現する選手です。左サイドでドリブルポイントの高い松村とともに注意が必要です。名古屋の右WB(和泉?中山?原?)、右CB(三國?野上?原?)とボランチはかき回されないようにしっかりとついていきたいですね。
FWで注意は鈴木優磨とレオセアラ。ボールの受け方がうまい鈴木と決定力抜群のレオセアラの2トップは非常に危険です。
奪取が高いのは中盤の樋口。上でも述べたようにショートカウンターの起点とされないように確実にボールを保持しましょう。
最後に
というわけで、やっぱり勝利は最高だ。ココからGWの過密日程が続きます。クラブには精神的にも体力的にも厳しい戦いになると思いますが、頑張って応援していきたいと思います。それでは。