はじめに
コンウェンですこんにちは。強敵広島をなんとか撃破。いろいろあれど最後に頼れるのは結局マテウスなのかもしれないミニレビュー&ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第22節レビュー
第22節サンフレッチェ広島戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフは広島が大きくなりました。ボールを握っている時間も多くパスは本数、CBPともに高くなりました。広島の特色である奪取、シュートCBPも高く、30mライン進入回数は44回とかなり押し込まれており、名古屋はしのぎきった結果守備CBPが大きくなったように見える、なかなか苦しい展開となりました。
ただ、スタッツ全体を見るとゴール期待値は広島を上回る1.434、シュートも10本以上、チャンス構築率は9.9%と名古屋も決して悪くありません。
時間帯でみても、名古屋のほうが保持し、シュートを撃っている時間帯、広島にシュートを打たせていない時間帯もあり、苦しいながらしっかりと闘いきってくれました。
少ないチャンスを決め切ったマテちゃんに拍手。…とはいえラスト15分、保持率シュート数ともにめっちゃ押し込まれていたのがよくわかりますね。怖。
個人CBP
個人CBPを見ていきます。
パスCBP。ほとんど広島。全体トップはさすがの佐々木。2位はこの後攻撃系CPBにたくさんランクインしてくる新井。名古屋1位は貫禄の「現」日本代表稲垣。以下右サイドで積極的に攻撃を仕掛けた和泉、原が続きます。
ドリブルは途中出場ながら前田が1位、しかけてくる姿勢はさすがでした。ここにも新井登場。名古屋1位はマテウス。先制点、一瞬の隙で抜け出し見事なゴールを決めてくれました。
シュートはマテウス。先制点、追加点ともにチャンスを決め切ってくれました。
広島1位はここまで何度も名前が出ている、見事な追撃弾を決めた新井。疲れもありちょっと寄せが甘かったとはいえ、見事なシュートをたたきこまれてしまいましたね。
名古屋2位は山岸。調子はよさそうですが、ビッグチャンスは決め切ってほしかったのが本音です…。
奪取は椎橋、徳元が上位、相変わらずの運動量で走り回ってくれました。
守備CBP。押し込まれた時間も多かった中頑張った守備陣。三國がさすがの1位。和泉が2位と守備でも奮闘してくれたことがわかります。そして3位についに左CBもやれてしまうことが判明してしまった野上。ほんと頼りにしています。
ということで強敵に苦しみながらやるべきことをやり切って何とか勝利することができました。こういう試合で勝ち切ることが上を目指すことにつながります。ナイスゲームでした。
第23節プレビュー
第23節東京ヴェルディ戦のプレビューです。
名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
東京Vはドリブルと奪取が大きめのグラフとなっています。
Team Styleは奪取CBPが高いことからもわかるように、主に高い位置でプレスをかけてくることを表しています。そこからのショートカウンターに注意。
Chance Buildingを見るとシュートは少なく、ちょっと苦しんでいるのかなといった感想です。「新」日本代表ピサノを中心にがっちり守ってもらいましょう。一方で被シュートは少なく、お互いなかなかシュートまでいかない、固い展開になるかもしれません。
AGI/KAGI指標をみても、AGI(攻撃の際にどれだけ相手ゴールに近づけたか)が低く、KAGI(守備の際にどれだけ相手を前進させなかったか)高いため、うえで書いたような展開を示唆しています。集中を切らすことなく、安易にボールを失うことが無いようにしないといけません。
個人CBP
個人CBPを見てみます。攻撃の中心は齋藤。パスレシーブ、クロスが高いです。守備は谷口。パスの値も高く、奪われてからの展開に注意。ドリブル、ゴールの値が高いのはFW新井、崩されないようにしっかりDFを当てていきましょう。奪取が最も高いのは平川。このあたりに奪われてのカウンターが無いようにしてもらいたいものです。
最後に
ということで無事勝つことができました。やったぜ。
次節も気が抜けない展開になると思いますが、モチベーション爆上がりであろう稲垣ピサノを中心に(いつ記事を書いているかわかる発言)いい試合を見せてくれるでしょう。チケットもほぼ完売のようで、スタジアムも最高の空気になりそうです。…僕は欠席ですが。引き続き応援していきたいと思います。それでは。