今シーズンの名古屋グランパスは16位でシーズンを終えました。

胸の星を5つに増やした昨シーズンから一変。
リーグ戦では終始ボトムハーフに沈む厳しい結果でした。

その中でも勝利した試合も敗北した試合も印象に残る試合が多くありました。

ということで、私のシーズンレビューは個人的に印象に残った5試合をピックアップしました。データ云々など小難しい内容にはなっていませんので、年末の賑やかしとしてご笑覧ください。

まずは良かった試合から。開幕戦から6戦勝ちなしで臨んだアウェイのカップ戦。開幕前から負傷離脱者が多く、沖縄キャンプで良かったという山岸・ユンカーの2トップもシーズン開幕前に負傷離脱で結果が出ず、この試合はシュミットダニエルが強行復帰。ゴッドセーブも飛び出してシーズン初勝利。長い長いトンネルでしたね。

浅野がライン間でボールを受けるのが上手いとか、新戦力の良さもよく出ていた試合だったように思います。

「人生でただの1度も行ったことがない宮崎に行かないか？」と家族に話したら、高体連でサッカーをしている長男を除き、喜んでついてきた家族と旅行も兼ねた遠征になりました。
リアルで私と絡んでいる友人たちには私が本当に家庭持ちか疑っている人もいたかもしれませんが、幻ではないことを証明できました。
なお、私がスタジアムで名古屋グランパスを応援している間、家族はレンタカーで観光をしており、合流したのはホテルの前でした。

職場の宮崎出身の先輩におすすめの店をいくつか聞いており、家族でそれらをはしごして過ごしました。
鶏南蛮などご飯が美味しく、家族も感動していました。
もう一生宮崎に来ることも無いかもな、と思っていたら、3か月後にまた仕事で宮崎出張になったという個人的なオチもありました。
また行きたいですね。

今シーズンは終始低調なシーズンだったので、今思い出しても凹む試合がいくつかあるのですが、この敗戦は現地で虚無になってしばらく無言になりました。
スタジアムから望む立山連峰は美しかったですし、森壮一郎の初先発、ピサノのナイスセーブ＆PKストップと若手の躍動が良かった半面、佐TOYOTAと宮のやらかしからの失点など、ジェットコースターみたいな試合でした。
先輩のやらかしを若者が必死にカバーするというのは、一般企業では普通は逆ですからね。

富山の美味しい魚と酒が敗戦の痛みを癒してくれました。
従業員さんの中に我らがキャプテン和泉竜司に似た方がいたのもツボでした。

森壮一郎の初ゴール、ユンカーの一発退場、合計7点の打ち合いと盛り上がった試合でした。
が、ホームで勝ち点をものにできなかったことで試合後に残留争いを覚悟したのを覚えています。
用事があって現地にいけなかったのですが、現地で観ていた方は試合を見直しても悔しさがよみがえるのではないでしょうか。
試合が終わった後は一人でやけ酒に行きました。

残留争いをしていた名古屋にとっては大きすぎる勝ち点3でした。
エバートンからセットプレーについて学んだ成果でしょうか。素晴らしいCKからの得点、木村勇大の移籍後初ゴールなど素晴らしい試合だったと思います。
残留争いを生き残ると腹を括った後の長谷川健太監督は特に守備に関して明確にクリアするところはクリアする、プレスバックをさぼらず相手が使うスペースは先に埋めるといった約束事のエラーを許さないチームに変化したという印象です。
この約束事を遂行できない選手は使わなくなりましたね。
できれば開幕戦からそうして欲しかったとは思いますが…。

比較的リーズナブルなお値段で美味しい焼き鳥が食べられます。
お酒も美味しいのですが、減量中だったので自重しました。
この日は某ゴール裏のサポさんが焼き鳥の串をへし折る会を行うというので参加しました。
私も1本やってみて思ったのですが、あまり生産的行為とは言えないですね。

稲垣祥のシーズン11得点目で勝利。ユンカーの名古屋グランパスでの最後の試合でしたし、J1リーグ残留を決めていたこともあって、チーム全体で積極的に縦パスを刺し込もうとする意思が見えたこと、菊地があらゆるところに顔を出してパスを配給するなど能動的にボールを保持して攻撃しようという意思を見せていたのが印象的でした。序盤で躓かなければこういうチームにしたかったのかな、と思いながら観ていました。

長谷川健太監督が試合後の退任セレモニーでグラぽの名前を出していただき、現地で観ていて驚きました。SNSというものがあるおかげで、ネガティブな意見もポジティブな意見も届く時代になったと実感しましたし、ネガティブな言葉をSNSで吐いてもいいことは何もないよな、と反省もしました。

この日も宴会に呼ばれていたので寄りました。
ジンジャーエールとジンジャーハイボールを見分けるのは結構難しいということを学びました。
コース料理の鍋が美味しかったです。
頻繁にこのお店に通える豊田市民がうらやましいです。

シーズンレビューということで数試合ピックアップしました。

昨シーズン同様に毎試合何かしら仕掛けてくる監督でもあったので、プレビューを書くのも苦労した一方、記事を書いていて楽しいシーズンでした。

長谷川健太監督は特に試合前のインタビューが面白いので、毎試合楽しみでした。
4年間お疲れ様でした。

来シーズンから新監督を迎える名古屋グランパス。
来シーズンもチームの成長や変化を楽しみつつ、今度こそリーグタイトルを獲るシーズンになればと願っています。
良い試合が沢山観れますように。