2015年5月20日開催された2015年ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節は名古屋が辛くも逆転勝ちを収めました。
ノヴァコビッチ選手のゴールも素晴らしかったのですが、高いラインを見て「裏抜けが適切」と判断すると前半から裏抜けを繰り返し、最終ラインとの駆け引きを繰り返していただけではなく、闘莉王やノヴァコビッチのこぼれを常に狙って何度も決定機を迎えていたところはクレバーさを感じさせられます。また、ハイボールよりも低い裏抜けのボールのほうがノヴァコビッチに適切と考え、サイドから危険な位置にグラウンダーのクロスを入れていっていたところも良かったと思います。
よし!小屋松知哉くん頑張った!って思ってエントリーを書こうと思って、Twitterで小屋松くんを検索したら・・・レガースの話題しか出てこない!赤鯱新報さんまで・・・
小屋松選手のレガースの件、コメントにもありますが、今までこういった事はあまりないとのことで、落ちた理由はわからなかったようです。自分でもびっくりとのこと。http://t.co/KKKWwxSbdB #grampus #グランパス
— 赤鯱新報 編集部 (@akasyachitargma) May 20, 2015
その話題になったレガースはどういうものなのでしょうか?
Wikipediaによると
レガース、レガーズまたは脛当ては、スポーツ競技者が用いる脛に装着する防具である(ここに強い打撃を受けると、激痛で、成人男子といえども立てなくなる。「弁慶の泣き所」と言われる所以)。語源は英語の Leg Guards に由来する和製英語である。シンガード(shin guards, 脛のガードの意)やレッグガードの方が英語としては正しい。
サッカー、ホッケー、アイスホッケー、スキー(スラローム競技)など、硬いボールを用いたり選手同士の激しい肉体的接触を伴う競技では、装着が義務付けられている。
と、あります。すねは蹴りが入ったりすると本当に痛いのです。向こう脛(すね)は、皮膚のすぐ下、骨(脛骨)のすぐ上を神経が通っているため、非常に痛みの強い急所なのです。脚の急所としてはアキレス腱と並ぶポイントなので、それを保護するための仕組みなんですね。
実はサッカーの競技規則にはこのように書かれています。
http://www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_all_11_2015.pdf(PDF注意)
すね当ては、必ず身につけなければならない必須の道具なんですね。
シンガードには大きくわけると2種類があります。
・軽量で保護する範囲は最低限に絞ったタイプ。永井謙佑選手は極限まで軽いスパイクを使っているくらいで、軽さが命です。1gでも軽量化をします。
・重いが、足首までをきっちりと保護するタイプ。主にディフェンダーなど、ハードなタックルを必要とする選手が使用します。
小屋松知哉選手がつけていたのは上記のほうですね。
小屋松知哉選手の売りといえば、昨日もたくさんチャンスを作ったスピードが売りです。少しでも軽いほうがいい、ということでつけていたものもかなり軽いモデルっぽかったですね。
実はレガースはシンガードストッパーと呼ばれるもので固定するのが一般的なのです。シンガードストッパーは500円前後で購入することができ、レガースによってはバンドを通す穴が開いているものもあります。ストッパーのメリットはすねあてがずれるのを防ぐことです。
ただ、1gにこだわるプロの選手はストッパーの重さすら避けたいということはあるでしょう。それでストッパーを巻かない選手は多いようです(そもそも普通の選手であればストッパーなどなくても取れたりすることはないはずなのです。)。
小屋松知哉選手は身長が高いわけではない、でも脚が速いということは脚の振りのピッチが速いわけです。レガースが飛んでしまったのはそれだけ脚の振りがあったということで、今後も(レガースは飛ばさなくていいけど)ガンガン走り回って欲しいですね!