2015年11月21日付け中日スポーツで、来年度の契約非更新選手が報じられています。
また、未確認ですが田鍋陵太も戦力外という話もTwitterで散見されています。
ニッキは成長が止まらなかったことが難しかったですね。筋力系のトレーニングが積めなかったことで敏捷性(アジリティー)を上げることができなかったこと、またその状態で試合に出ることでかえって監督の評価を下げてしまったこと、がありました。
背が高い選手は遅咲きの傾向があり(参考記事:[小ネタ] 高身長の選手は活躍できないの? )、そこまで我慢ができなかった、というチーム事情が残念です。
今年度はシュツットガルトへ練習参加するなど、かなり積極性も出てきたところですので、次にいいチームが見つかることを祈っています。
佐藤和樹は、実は実力はかなりあるのではないでしょうか?そんな風に思うこともあります。長友や高名なトレーナーに自主的に教えを請うたり、トレーニングに臨む姿勢はとても素晴らしいと何度も報じられています。また攻撃面では「お!」と思わせるプレーが何度もありました。またクロスの質も高く、短い出場時間でチャンスに繋がることもなんどもありました。ただ、ここからは全く個人的な感想なのですが、先発のチャンスがあったときなどに妙にテンパッてしまっている傾向があるように思いました。あれ?ここでそのプレーの選択なの?みたいなことがありました。おそらく気負いなどがあってチャンスを活かせなかったということなのでしょうが、プロ意識の高さは素晴らしく、身体能力も高いと思います。ちょうどマネーフットボールの主人公のような特性もあると思うので、是非次のチームを見つけて、もっと冷静に本来の実力を発揮したプレーを見せて欲しいものです。
田中輝希は何度もあったチャンスをチーム事情でふいにするなど、運のないところがありました。本職のウィング以外にケネディの代わりのセンターフォワード、チームとして手薄な右SBへの挑戦といったようにいろいろなところに挑戦させられて、その度に本職が戻ればまた控えに戻される、ということがずっと続いていました。トレーニングマッチでは「番長」と言われるほど、多数の得点を挙げており、本来の自分が得意なポジションで勝負できれば違った結果になったのではないでしょうか。彼は実績もある中堅なので、次のチームをしっかり見つけて、今度こそ活躍することを願っています。
田鍋陵太選手は14番を与えられたことからも期待が大きかったのがわかります。しかし本当に怪我に泣かされました。ベンチにいないと思うと怪我、ということもよくありました。彼に関しては情報ソースもないのでなんとも言えないところですが、怪我をしづらい身体造り、というのが一番の課題なのではないでしょうか。中日スポーツが取り上げなかった理由にひょっとすると一年くらいレンタルで様子を見るという可能性もありますよね。レギュラーとして期待された2014年の最初の数試合、右SBとして相手選手をガンガンスピードで振り切っていたことは忘れません。あの時は、あれ?田鍋で右SB10年いけるんじゃ?なんて思いました。グランパス版の米倉になるかと。素材としては悪く無い選手だと思うので、今後の情報に注目したいと思います。
それにしても、人数はこれで31名から3から4名減+外国籍入れ替え+新人2名ということで29名の体制になるのでしょうか。今年のような怪我人多すぎ状態にならないように、メディカルスタッフの体制も見なおしていただきたいものです。
田鍋については、11月21日付の中日新聞に記事が載ってます。