2016年1月9日付け、中日スポーツ、日刊スポーツが闘莉王選手の退団を報じています。
http://sp.chunichi.co.jp/gra/news/sp_gra_news_kiji.php?file=CK2016010902000103_4&genre=kei_chu_sp2_graminfo(有料記事)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1589726.html
金額そのものより闘莉王の思いと新体制のビジョンが一致せず(日刊)
中日スポーツではきな臭いことも書かれていましたが、日刊スポーツの報道のほうが納得がいきます。
ビジョンというのは、むしろ闘莉王を要とする戦術をとるのかどうか、というところではないでしょうか。
要であるからこそ、今まで1億7000万円が出せていたのですから。
そしてやはり減俸提示が直接影響したというより、むしろプライドの面を傷つけられた、ということなのでしょう。
債務超過寸前でどうにか体質改善したいグランパスだけに、外国籍選手も格安の選手しか獲得していません。そのなかで1億7000万円は重かったということはあると思います。
また、新任で真面目なGMは、赤字にしても取りあえず体裁を整える、なんていう腹芸もできなかったのではないかと想像しています。
数字のマジックや、お金を引き出すテクニックというものこそ、経営側に立つときに必要なスキルなのですが、若く経験もない新任GMにそこまで求めるのも酷です。
もしも、退団が実現したら
2010年の優勝には、間違いなく闘莉王のチカラが強く影響があったと思います。
その後も名古屋といえば闘莉王という選手だったのは間違いないと思います。
心配なのは、何かチームが悪い状況になったときに鼓舞、叱咤激励する選手がいなくなってしまうことです。
DFのコマが足りないとか、いろいろありますが何よりも問題なのはそこではないでしょうか。
2016年は、闘莉王なしでも戦えるようになるように一皮むけなければなりませんね。もう、鼓舞・叱咤激励する役割は僕らサポーターが担うと思っているくらいでいいと思います。
頑張って支えていきましょう。