ざっくりプレビューです。
松本山雅戦、トヨスタとくれば個人的には2015年の開幕戦を思い出します。
https://www.jleague.jp/match/j1/2015/030702/live/
1-3から追いついて、最後に闘莉王がPK外して終わった、グランパスが勝ち損ねた試合でしたね。
インターネット某所で、
『山雅のファンは、この試合で「勝ちたい!」→J1初ゴール「やったぁぁ!」→1-3とリードして「勝てる!」→追いつかれて「ヤバイ!」→終了間際にグランパスPK獲得「許して!」→闘莉王PK失敗「勝点1ゲットだぁぁぁ!」とJ1の天国と地獄を早速味わった』
とか
『グランパスがJ1最高のエンターテインメントを昇格組の松本山雅に見せ付けた』
とか揶揄混じりに言われていました(^-^;
時は流れ、何故か2017年にもJ2という名の沼の底で山雅とヤリ合ったような記憶もありますが、それはともかく2019年5月27日(日)は4年ぶりの、J1という舞台での山雅との試合です。
両チームのここまで
簡単に結果を振り返りましょう。
- 名古屋グランパス 勝点24 7勝3分2敗 21得点 8失点 得失点差+13
- 松本山雅FC 勝点12 3勝3分6敗 6得点16失点 得失点差-10
ここにコンウェンさん作の図を合わせて見てみると………
(作図のためのデータはFootballLabより引用)
グランパスファミリーには既知のこととして、現状のグランパスは
- 前で奪う
- 得点多い
- 失点少ない
チームとなっています。
対する山雅は
- 前では奪わない
- 得点は極めて少ない(J1で下から2番目)
- 後でなんとか耐える
- けどそれなりに失点している
チームです。
戦い方はどうか
GIUBILOMARIO(河野大地)さん @giubilomario の記事から読み取ってみましょう。
https://www.sportsanalyticslab.com/column/j1-style-2019.html
グランパスは
- ボール保持したい
- パス本数多い
- ロングボール少なめ
- デュエル勝利数多め
- ボール奪取数普通
- クリア少なめ
となっています。
山雅は
- ボール保持しない
- パス総本数少ない
- ロングボール多い
- デュエル勝利数多い
- ボール奪取数多い
- クリア多い
と、グランパスとほぼ真逆のチームです。
まとめると
グランパスは『いつも通り』ボール保持して主導権を握って攻めたい。山雅は何とか後で耐えて、奪ったボールでロングボールガチャを回したい。ロングボールガチャでSSRを引いたらゴール、そんな感じじゃないでしょうか。
あの反町監督のことですから、細かいところではグランパスのどこそこでボールを奪おうとか、ロングボールを蹴り込む位置はこのへんとか、シミッチ絶対自由にさせるなとか、あるいはセットプレーでデザインプレーとか、色々と事前に仕込んでるとは思います。ただし、現時点での力関係としては、相手の対策なんて正面から叩き潰すようなグランパスの戦いぶりに期待したいですね。
グランパスの懸念&ドキドキ材料はジョー不在
怪我の詳細はまだ公表されていないものの、山雅戦には出場不可能でしょう。ジョーのいない前線をどうするのか。単純に赤﨑なのか、あるいはマテウスあたりをFWで起用するのか。どちらにせよ、ジョーのようなポストプレーをできる選手ではありません。事前にそれがわかっている以上は、ジョーがいない時はこんなサッカーやれるんだぞっていう、良い意味で普段とは違う内容になることを願います。
松本山雅の元グランパス組
山雅には元グランパス組がいます。田中隼磨、高橋諒、永井龍の3人です。
しかも、おそらくスタメンで出てきます。個人的に隼磨を放出したのは今でも大失策だったと思ってますし、髙橋はヤッヒーとの巡り合わせが悪かったし、永井も怪我とかあってグランパスではなかなか不幸でした。ただ、経緯はともかくとして、今は3人とも対戦相手の主力選手。君たちが知ってるグランパスとは違うぞ、こんなに強くなったんだぞって見せつけてやりたい。
熱い試合、勝つのは勿論グランパスだ。