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2020年J1第3節ガンバ大阪戦マッチプレビュー #grampus #gamba

この試合のみどころ

  • ガンバ大阪の破壊力ある攻撃陣からどう守るか
  • 成瀬竣平は出場できるか?
  • 前線の三本鎗はどうなる?

ガンバ大阪の布陣予想

ガンバは、今シーズン菅沼・三浦・キムヨングォンの3バックに取り組んでいます。(状況に応じて4バックも使っているようなので、絶対ではありませんが)

その他、小野瀬藤春のウィングバック、中盤は矢島・倉田・遠藤の3角形、前線はアデミウソン・宇佐美の2トップがスターターの候補です。ただし控えに井手口・小野裕二・パトリック、渡邉千真という他チームであれば間違いなくレギュラー格の選手が控えています。

※昨年も鳥栖で手を焼いた小野裕二が前試合で負傷(骨折)ということです

前の試合で54分に退いている遠藤保仁と矢島慎也はかなり高い確率で先発と思われます。

小野瀬康介藤春廣輝の両ウィングバックもそのまま出場になる可能性が高いでしょう。場合によっては菅沼のところに元名古屋U-18高尾瑠が出場するかもしれません。

ガンバ大阪の破壊力のある攻撃陣からどう守るか

小野瀬康介とアデミウソン、宇佐美貴史と名古屋キラーの攻撃陣が揃うガンバ大阪ですので、ここが正念場だと思われます。

今年のガンバ大阪の闘い方を見ていると以下のような特徴が見られます

  • 自陣の低い位置では無理に繋がない
  • ボールを縦に早く送る
  • ボールを奪われたら守備ブロックを素早く作り直す
  • キャンプで標榜していたハイプレスはあまりうまくいっていない(宇佐美貴史とアデミウソンorパトリックではハイプレス向きではない)

キープレーヤーは、小野瀬康介と遠藤保仁。

小野瀬康介は右サイド自陣から、相手ゴール前まで縦横無尽に走りまくります。特に攻撃参加では素晴らしい役割を果たします。横浜F・マリノス戦では、Fマリノスは小野瀬康介の裏を徹底的に狙うことで彼が攻撃に専念できないようにして無力化していました。対面するマテウスが右サイドで60分でいいので仕掛け続けてくれれば、グランパスも小野瀬康介を無力化できるかもしれません。

もう1人のキープレーヤーが遠藤保仁です。ガンバサポーターの友人曰く、遠藤保仁が出ている最初の60分のうちに先制できれば勝ちパターンということでした。遠藤保仁を下げた後は宇佐美貴史がゲームメイクをする役割になり、少し単調な試合運びになっているとのこと。(あくまで素人の私見ですが)

今年のガンバ大阪は横浜F・マリノス戦でも、セレッソ大阪戦でも遠藤保仁の1アンカーの布陣を試しています。彼は勝手にスペースを見つけて、そこでボールを受け、小野瀬康介や藤春廣輝をうまく使いにいきます。逆を言うと、スペースに動いた後、ネガティブ・トランジション(守備に切り替え)をしたときに本来の場所にいないことが多いということでもあります。

ここまでの試合を見ると30分過ぎくらいから中盤のインサイドハーフ(矢島・井手口・倉田ら)とDFラインの間がちょっと空くようになります。セレッソ大阪の得点も2点ともぽっかり空いたDFラインの前に空いたスペースからのシュートによる得点でした。

立ち上がりの時間帯に遠藤保仁と小野瀬康介藤春廣輝のウィングバックの連携を防ぎ、好きにさせないように耐えて、DFラインの前のスペースが空くのを待つ、というのが良さそうです。

名古屋の先発予想

名古屋グランパスの先発布陣は以下のように予想します。出場停止の相馬勇紀に合わせた変更のみ発生するものと思います。

ガンバ大阪戦先発予想
ガンバ大阪戦先発予想

闘い方は変わる?

大きくメンバーを代えていませんので、おそらく闘い方は変わりません。

ただここまで見てきた傾向で、前4人(三本槍+阿部浩之)と後ろの6人(DF4人とセントラルMF2人)の間のスペースが空きすぎる傾向があると思われます。さすがに週2試合目なので、清水エスパルス戦ではかなり戻ってくれた阿部浩之がそこまで戻れなくなると思われますので、中盤にぽっかりスペースが空くことが予想されます。

そこでガンバ大阪に好き放題されると厳しくなるでしょう。なんとかコンパクトに保てる時間を長くすることです。

成瀬竣平は出場できるか?

結論から言うと、交代メンバーを考えると、よほどの重症ではないかぎり、成瀬竣平が出場すると思われます。

清水エスパルス戦で交代するときに、立ち上がることすらできないことから心配されていましたが、インタビューでも攣っただけと答えていましたので怪我ではないようです。

前線の3本槍はどうなる?

阿部浩之とマテウス、前田直輝の3人の先発出場は間違いないでしょう。後もう1人をどうするか。

候補は以下の3人になると思います。

  • 山﨑凌吾
  • 金崎夢生
  • シャビエル

おそらくフィッカデンティ監督は金崎夢生を一番使いたいでしょう。フィッカデンティ監督がやりたいことを知っていますし、能力も高い。前田直輝を左に回す必要がありますが、トップの選手が固定できるのはありがたい。ただ体調はまだ万全ではありません。シャビエルを左サイドにそのまま入れるということも考えられますが、そうすると阿部浩之の交代メンバーがいなくなります。

結論として、山﨑凌吾がトップに入り、前田直輝が左サイドに入ることになるのではないか、と思われます。

控えメンバーは?

清水エスパルス戦での控えメンバーで評価を落とした者はいないと思われます。相馬勇紀の分、1つ空いた席に誰が座るのでしょうか。

守備に関しては、藤井陽也と米本拓司、秋山陽介がそのまま入ると思われます。相馬勇紀の代わりの攻撃の選手が入る分、空くのは攻撃の選手のワクということになります。

怪我と思われる長谷川アーリアジャスール、青木亮太を除けば、攻撃の選手は石田凌太郎と渡邉柊斗になります。

筆者としては渡邉柊斗を推したいところですが、ポジション的なワクで言うと石田凌太郎が抜擢されるのではないか、と予想します。

さて今日の試合、楽しみたいですね。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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