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2020年J1リーグ第23節川崎フロンターレ戦マッチレビュー 試合運びの巧みさ #grampus #frontale

2020年J1リーグ第23節川崎フロンターレ戦マッチレビュー 試合運びの巧みさ #grampus #frontale

川崎を崩すには相手の意識の外から殴るしかない。試合前そう思っていたが、それをやられたのは名古屋だった。川崎得意の「多彩な崩し」から、地上戦で相手ディフェンスにヒビを入れる所ではなく、セットプレーでの3失点。

3失点という数字はサッカーで言えば「完敗」だ。しかしシュート数は川崎19本、名古屋は15本。ボール支配率も川崎49パーセント、名古屋が51パーセントでほぼ同じ。パス本数、パス成功率も共に10本違い、1パーセント違いという数字だけ見ると僅差だった。

(引用元:https://www.sofascore.com/team/football/nagoya-grampus-eight/3136)

試合に負けて勝負にも負けたのか?いや、今いる戦力で出来る事はやった試合だ。データを見ると紙一重のようにも見える試合。整理していく。

広げられる“人”

川崎は名古屋の中央の狭さを動かすために川崎は山根と三苫に白羽の矢を立てた。両選手ともライン際に位置取り、前田とマテウスが守備に入らないと稲垣と米本がサイドに寄るしかない状態を作る。

名古屋のサイドが戻ってこずにボランチが守備をするために寄っていけば、縦にワンツーから抜け出した後、川崎の中盤の選手がフリーになる。

逆にボランチが中央にいる川崎の選手にマークを続けているなら内側に入って2対1を作る。この形は瑞穂で行われたルヴァンカップの後半。名古屋のサポーターが恐怖を感じた45分間の形と同じだった。

フロンターレのグランパス対策の組立て

キックオフから2分しか経たずしてこの形から川崎は決定機を迎えた。名古屋の守備が様子を見ようと構えて待つか取りに行くかを相手を見て決めようとしていた時だった。

決定機後、名古屋の対応

川崎の決定機の後、名古屋は三苫と山根の場所を使わせないように前から人を当てていく。

川崎は守田を含めて最終ラインと守田で前進しようとする。それを前線4枚で蓋を4ながらプレスする。守田にだけボールが簡単に入らないように注意して最終ラインに出しどころを探させる。そこで最終ラインが持ち上がって来ればラインごと下げて構える形。

最終ラインが持ち上がらなければ田中、中村がボールを受けに降りてくるか、サイドへ出すしかない。そこで稲垣と米本、サイドバックがタイトにマークに行く。

川崎の中盤はフォローに降りてくれば当然攻撃に絡む人がへる事になる。川崎が中央から前進するには必ず中盤の前にいる田中か中村をビルドアップのフォローに下げないといけなくなった。名古屋としてはどんなアクションを川崎がしたらどう来るのかが明確になることで、ボールの取り所が分かりやすくなった。

ボールの取り所の整備

川崎はビルドアップの際、最終ラインと前線をつなぐ役が1枚(ボランチ1枚)になるときが多く。蓋で押し込んだ後、無理矢理ボランチにボールを預ければ前線から金崎がボールを奪うといったシーンも見られた。

持たせる展開から持つ展開へ

川崎はボールを持たれる展開になると田中と守田が中盤の底へ、2人とも名古屋のように人へ付くことはせず、ゾーンを守っていく形。名古屋はそれを逆手に取った。守田や田中の管理すべき範囲をずらして行った。

守田と田中の両ボランチの外に立ち、相手のサイドバックを絞める。その上でボランチが管理す範囲にとどまる。そうすることで大外にいる選手のコースを確保した上でボランチとサイドバックの位置も固定させることができる。そこからサイドへ流れる事で数的有利を作り、ボランチが管理する範囲を離れないといけない状況にして、中央にスペースを作り出していった。

グランパス対策への対策

この形と前からボールを回収する形の複合技で川崎に圧力をかけていき自分達の時間を作ったが、川崎は守備を変更。ボランチ3枚で中央を蓋をし、前田と阿部を外へ追い出した。

川崎は対策を講じて自分達の時間を取り戻す事に成功したが、名古屋は取り返された時間をもう一度取り戻す術は今のチームには無かった。怪我人が出たことが悔やまれる。途中投入された山崎、石田、シミッチ、太田でかなり息を吹き返したが試合をひっくり返す時間とチーム全体の力が残っていなかった。

失点シーン

失点シーンはいずれもゾーンで守ってる所に突っ込んできた川崎の選手との1対1に勝てずに、その後のスペースもケアできずに失点。ボールウォッチャーになってしまい失点という形だった。

2失点目はジェジェウにオジェソクを当て、米本にレアンドロを当てて見たり、3失点目はオジェソクにレアンドロ、ジェジェウ、家長の3枚を見させたり。選手の配置の意図があまり見えなかった。

セットプレーでのディフェンスの時、フィッカデンティ監督は蹴る直前まで大きな声でポジション修正を伝えている事が多い印象だ。それが原因かわからないが、少し整理し直さないといけないかもしれない。

選手のテンション

とあるプロレスラーは試合の解説で「連戦になると一番大事なのはテンション。自分の中でいかにテンションをあげられる能力があるか、下がらないような気持ちがあるかが、技の精度や調子、最数的な勝ち星に関わってくる。」と言っていた。

最近のマテウスや前田が試合中に少しイラついてるのを見てると、「あー、テンションをあげたいって所で上手くいってないんだな。」と感じる事がある。この過密日程下、なんとかこの2人には上手く気持ちの落としどころを見つけて復調してくれればと思う。

総評

SNSでも沢山の方が発信していたが、「先制点が取れていれば…」それに尽きるかと。

休養が充分にとれない試合は名古屋としては先制点が命の水となる。個人的には紙一重の試合だったんではないかと思う。セレッソ戦で名古屋が勝った時の相手チームの気持ちがよくわかった試合となった。

ただ、守備に定評があると言われているが、今回のセットプレイの整理されてなさや、シーズン通して最終的に「気合」で守る守備を見ていると、もう少し理詰めで守備出来ないものかと思ってみたり…。

良かった所

  • 川崎相手に前から当たりに行って、明確にボールを取る意志をぶつけた事。
  • 首位チームの強さを目の当たりに出来た若鯱がいた事。そしてある程度暴れた事。

心配な所

  • セットプレイの整理
  • 選手のテンション(大事な試合の後の燃え尽きが出ない事を祈る。)

さいごに

中2日でマリノス戦。マリノスもリベンジに燃えてるはず。

アウェイ席が解禁となりました。感染予防などはばっちりしながら各所から声援を送りましょう。

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