今年は何度も言っているように、日程がゴチャゴチャです。神戸、横浜F・マリノスは残り4試合なのに対して、湘南ベルマーレは残り9試合という格差。可能性としては勝ち点15がひっくり返される可能性があるのです。
横浜F・マリノスの勝ち点は44、もし全敗し、湘南ベルマーレが全勝したら勝ち点は並ぶことになります。得失点差によっては順位がひっくり返るわけです。恐ろしいですね。
そんな中で唯一信じられるのは、今までに積み上げた勝ち点だけです。
名古屋グランパス残留確定!
それではJリーグの2020年11月9日時点での勝ち点と最大勝ち点を見てみましょう。
川崎フロンターレは最大勝ち点92。前人未踏の値です。これまでの最大勝ち点は15年の広島、16年の浦和が記録した74(ともに23勝5分け6敗)。名古屋グランパスの2010年の72は3位になります。(72は多数あり)
名古屋グランパスの現勝ち点は49ですので、神戸、横浜FC、湘南、清水、仙台が全勝しても上回ることはありません。13位以内が確定です!
来季は4チーム降格という大激戦。そのなかでも残留できる位置に入りました。
参考:平均勝ち点ベースだと何位になる?
試合数が揃っていないので、平均勝ち点を計算すると実際どれくらいのペースで勝ち点を取っているのかわかります。平均勝ち点ベースだと名古屋は1.81、4位になります。肌感的には合ってますね。
今後はグランパス次第
下ばかり見ていても仕方ありません。名古屋が上にいくにはどうしたら良いでしょうか。
日程では名古屋は恵まれています。案の定動きの悪かった中2日はもうありません。
中3日もあと1回だけ。
一番いいのは全部負けないことです。特に重要になってくるのが上位直接対決であるFC東京戦に勝つことです。ここに勝つことができれば上位進出も夢ではありません。
いまのガンバ大阪は絶好調なので、川崎フロンターレ以外に負けるイメージがありません。セレッソ大阪は上位対戦は鹿島アントラーズくらいです。ほとんど全部勝ってくる、くらいに思っておいたほうが良さそうです。
また、柏レイソルの動向もわからないところです。いつから試合を再開できるのか。グラぽでは3試合の延期を予想しています。
- 11/3 仙台A(中止=代替日程未定の延期)
- —-11/5より活動休止—–
- 11/14 大分H(中止=代替日程未定の延期決定済)
- 11/21 鳥栖H(中止=代替日程未定の延期の可能性高)
- ——2週間停止の壁——
- 11/25 鹿島A
- 12/5 名古屋H
グランパスや鹿島アントラーズにも絡むスケジュールになっているので、どうなっていくのか注目していきたいところです。
ただ、グランパスにとって厳しい情報ばかりではありません。上位を争うFC東京は11/18の湘南戦を最後にACLに向かいます。12/3までグループステージが続くので、12/4に帰国しても、14日の自宅待機を命じられるので、12/12サンフレッチェ広島戦は残留組の選手で臨むことになります。
さらにFC東京、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸のACL出場チームはACLグループステージに勝利すると14日の自宅待機を命じられるので、34節は残留組で臨むことになります。(12/6・7+14=12/20以降)
ちなみに14日間の自宅待機要請の緩和処置は、海外滞在期間が7日以内なので、ACL出場チームは該当されません。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
よって、FC東京と横浜F・マリノスは最終節を戦う上で相当厳しい条件が付くことになります。
ただし、そこを当てにしすぎてはなりません。上位争いはガンバ大阪も、セレッソ大阪も、鹿島アントラーズや浦和レッズ、柏レイソルもいるのですから。
グランパスとしては前回敗れている横浜FCや柏レイソル、苦手としている大分トリニータ戦が残しています。FC東京戦も含めて、全勝を狙うくらいの気持ちでいくべきです。
がんばって応援しましょう!