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『シュヴィルツォク、嗚呼シュヴィルツォク、シュヴィルツォク』 #ACL2021 ラウンド16 大邱FC戦マッチレビュー #grampus #Daegufc

『シュヴィルツォク、嗚呼シュヴィルツォク、シュヴィルツォク』

ポーランドのアングラ―は雨の豊田で大物を三匹釣り上げた。一本目は相馬から“K(クバ)M(前田)コンビ”で、二本目は森下と前田が絡み、最後は個人で一本釣り。

前半の重い空気を一気に爆発させた豊田スタジアムには5000人とは思えない拍手の圧が響き渡った。

スタメン

グランパス・大邱FCのスターティングメンバー
グランパス・大邱FCのスターティングメンバー

大邱スタイル

前半から大邱は滅多なことがない限りキムミンテと中谷にプレッシャーをかける事はなく、稲垣と米本の間に前線二枚を立たせてひたすらにボールを手放すのを待つ形。センター三枚も中央をとにかく絞めて、ウイングも自分の目の前で勝負してもらえる分には大歓迎!という状態で待ち構えて来た。

稲垣と米本の間に前線二枚を立たせてひたすらにボールを手放すのを待つ形
稲垣と米本の間に前線二枚を立たせてひたすらにボールを手放すのを待つ形

サイドの縦列が詰まり、カットインする場所がないと名古屋は強みがなくなる。という名古屋の事をしっかりスカウトして来て構えた形だった。

試合後コメントで大邱の監督は「8番が出てくると思った…」というコメントも残していたので、名古屋のことはしっかり調査はしていたと思われる。(ただ、そのスカウティングが適切か?は不明だが)

「8番(柿谷)が出てくると思っていたが、40番(シュヴィルツォク)だった」

引用元: https://news.yahoo.co.jp/articles/aa4771b328dcefc1218391b9fdd191dcd8ebe800

引かされる展開も…

ボールを持った状態の大邱は名古屋の前線のファーストディフェンダー二人を3CBで横に動かして楔を入れる。

本来その楔に名古屋は稲垣、米本が潰しに入ってその釣り出された選手のフォローをセンターバックがやる形を取っていたが、そもそも中央で圧倒的な数的不利(大邱の前線の2選手までもが米本と稲垣の周りに張り付いて、釣り出されるのを待っていた。)だった為、楔が入っても受けながら下がるしかなく、リスクを取らずに引いて様子を見てるうちにお試しミドルが刺さってしまった。

名古屋の前線のファーストディフェンダー二人を3CBで横に動かして楔を入れる
名古屋の前線のファーストディフェンダー二人を3CBで横に動かして楔を入れる

大邱はカウンターの際も前線の選手は名古屋のセンターバックとはなるべく競らせないようにしてあくまで稲垣、米本が背負わされる形が多かった。

デュエルする人と対象を決めている大邱はボールが「どうなるのか?」の準備がし易く、ボールが動いてからのレスポンスで勝負する稲垣、米本にとっては準備の速度の違いで、潰しが遅れる、フィジカル負けしてるように見えるなど、前半の中盤のスペース支配の勝敗の分かれ目になってしまっていた。

デュエルする人と対象を決めている大邱
デュエルする人と対象を決めている大邱

後半からの修正と次への一手

後半から木本、森下が入る。前述したセンターの場所で勝負される事への対応と、中央の人数不利に対してスペースを大きく潰せる木本を入れる事で中央の数的不利に抗っていく意図が。

また、米本、稲垣のコンビより安易に釣り出されない為、センターバックが前のスペースのフォローにも行きやすくなった。

木本恭生投入の狙い
木本恭生投入の狙い

森下はボールを貰うポイントが相馬より奥でもらいたがるので縦幅の意識付けと、縦幅を延ばしてカットインのスペースを作る為に投入された相馬は前半に相手のサイドに意識付けさせ、中央で勝負するために大外でつぶれ役になってくれていたので、相馬があの仕事を淡々とこなしたからこその森下のスパイス。という部分では非常にいい変化だった。

Embed from Getty Images

THE・理不尽

どこのリーグでも「理不尽なプレーをする選手」は存在する。チェルシーのルカク、ドルトムントのハーランド、元柏のオルンガなど。

シュヴィルツォクの身体を相手に預けながらのワンタッチ目で身体を預けている相手と入れ替わる技術。ボールを認知する速さ。現地で見て大邱戦のシュヴィルツォクはその理不尽な選手そのものだった。

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こんな「理不尽な選手」を背負う側になれた事に感謝して、毎朝ポーランドへ向けて礼拝と、神棚の熱田神宮、伊勢神宮、出雲大社のお札の横にポーランド国旗を捧げたい所

そんなことはさておき、リーグ戦でみるシュヴィルツォクよりも明らかに声の大きさやテンションが今回の方が上回っていたので「国際大会で世界に見てもらいたい」という彼の未来への気持ちも垣間見た気がした。

しっかり相手の心も折ったシュヴィルツォク様様だった。

チームのアイコンへ進化できるか?

この試合、シュヴィルツォクや森下がフォーカスされがちだが、シュヴィルツォク加入以降急激に変化を遂げている“あの選手”の存在がこの試合では大きかった。そう、名古屋の夏男「前田直輝」だ。

Embed from Getty Images

シュヴィルツォク加入後、彼の代名詞である「カットイン」はあまり見られなくなり、どちらかというとシュヴィルツォクの周りにいかに存在し続けるかに重点を置いた動きが多くなった。

その為、シュヴィルツォクと2トップ気味で組ませた方がサイドハーフで起用するよりも良く点機会に絡む事も増えた前田だが、今回は彼のその変化が完成しつつあったので資料を使いながら、「どう変化したか?」を考える。

まずは、シュヴィルツォク加入前と加入後のトップ下時(FWの選手と組ませたときの)の前田のヒートマップを比較してみる。

前田直輝の変化
前田直輝の変化

(引用元:Nagoya Grampus Eight vs Daegu FC live score, H2H and lineups)

左がラチャブリ戦、右が大邱戦のヒートマップだ。

明らかに大邱戦では相馬の内側(ハーフスペース)とマテウスが内側に行った後の外側(右大外)のヒートマップが濃くなっている。

大邱戦ではトップ下として、味方のヘルプや攻撃の流れの時間軸の間で流れが途切れないように、つなぎをする利他的なプレーが多かった。

前田直輝の選択肢を増やす受け方と数的有利にするフォロー
前田直輝の選択肢を増やす受け方と数的有利にするフォロー

感覚的にはシャビエルや阿部が、チーム苦しい時に助けてくれたあの役割に近いモノを感じた。

勝ち越しを狙っていく段階で、彼のこの変化を無下にしていた時間があったので、一試合を通して彼の変化した勇気を勝ち越したい時間帯でも使っていければ彼にとってもチームにとってもいい風が吹いていくはずだ。

まとめ

中谷の4点目は久々のニアコーナーからの得点。ファーのミンテ、シュヴィルツォクのセットが最近は多かった事からこのセットが相手のスカウティングの裏を突こうとしたものなら監督はさすがだなあと。

Embed from Getty Images

全選手が必要な役割があり、試合でそれを遂行して逆転した試合が出来たことは大進化ではないだろうか。

次はシュヴィルツォク心の俳句以外を読んでみたいものですね。

最後に

良かった所、心配な所。皆さん色々あると思います。今回は気持ちのいい勝ち試合ですし、皆さんが見て良かった所、心配なところを是非、教えてください!

この勢いを持って台風に負けずにリーグ戦を乗り越えていきましょう!

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