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2022年J1リーグ第5節 柏レイソル戦マッチプレビュー #grampus #reysol

はじめに

今節の対戦相手は、今シーズン好調なスタートを切っている柏レイソルです。

ネルシーニョ監督が継続して指揮していますが、オフシーズンに獲得したドウグラスが主軸として機能しており、昨シーズンは最後まで定まらなかったフィニッシャーを今シーズンは確保した感があります。

J1得点王となったオルンガが在籍していた時のような強さを取り戻しつつあり、古巣対決となる中谷も「球際のところにバチッと来て、そこからカウンターにつなげていくのがネルシーニョ監督のサッカー。そこは気をつけなければいけない」とコメントしており、警戒しています。

この試合をプレビューします。

両チームの予想布陣

両チームの負傷者などを踏まえ、先発を予想しました。

名古屋グランパス・柏レイソルの予想スターティングメンバー
名古屋グランパス・柏レイソルの予想スターティングメンバー

①名古屋グランパス

名古屋は4-2-3-1を基本布陣、攻撃時は4-2-3-1、守備時は4-4-2に可変システムを踏襲する予想です。

この試合の後にドバイカップU-23を控えている成瀬、甲田は出場しない、或いは少しの時間で途中出場するに留めるのでは、と考えています。

  • GK:怪我がなければランゲラックでしょう。
  • DF:CBコンビは中谷とチアゴ、右SBは宮原、左SBは吉田豊。チアゴは負傷からの復帰が報道されており、ドウグラスの高さ対策として先発と予想。個人的には河面の途中出場にも期待しています。日本代表に追加招集された中谷進之介は気合いが入っているでしょうね。
  • MF:CMは稲垣祥とレオシルバ、中盤を自由に動くフリーマンとして仙頭、左SHには縦への推進力があるカストロ(マテウス)、右SHには相馬を起用すると予想。
  • FW:CFは酒井と予想しますが、そろそろ金崎の先発出場も期待したいですね。

②柏レイソル

柏は3-1-4-2の布陣と予想します。

私も数試合を確認しましたが、攻撃時、守備時にシステムが可変するということは無さそうですが、鋭いショートカウンターが脅威の強敵です。

  • GK:おそらくキムスンギュでしょう。
  • DF:3バックは大南、高橋、古賀のトリオと予想。特に古賀は高さもあり、左利きで正確な長短のパスを出せる逸材です。
  • MF:アンカーは前節負傷した椎橋に代わりドッジが先発すると予想。両WBは中村と三丸、IHはサヴィオと小屋松と予想します。
  • FW:ドウグラスと細谷の2トップと予想します。高さ、強さのあるドウグラス、スピードのある細谷とフィジカル面で特徴のあるコンビであり、要注意です。

名古屋グランパスの勝ち筋

①ファストブレイク vs ショートカウンター

名古屋グランパスと柏レイソルの選手配置は噛み合う
名古屋グランパスと柏レイソルの選手配置は噛み合う

名古屋グランパスの4-2-3-1と柏レイソルの3-1-4-2は選手配置的にほぼマンツーマンのように噛み合います。

一方、名古屋がファストブレイクで前線からプレスで相手のパスコースを限定しボールを奪う、柏は中盤で守備陣形を整えて構え、相手のパスを引っかけショートカウンター狙う、と手段は若干異なりますが、選手配置と運動量で数的優位の攻撃局面を作る発想は両チーム共に似ています。

そうなると名古屋が柏ゴール前でかみ合わせの相違を生み出しシュートチャンスを作るには、少なくとも前線からのプレッシングを含めて、走り負けないことが大前提となります。

交代選手も含めて運動量、守備の強度が90分間落ちない方がより優位に試合を運ぶでしょう。

もちろんシュートチャンスを作るには、運動量で相手を上回る点に加え、目の前の相手を剥がして数的優位を何回作りだせるか、という点も大事です。

名古屋の長所である両SHが何回相手のマークを剥がして前進できるか。

私はこの試合の注目ポイントだと考えています。

②FWとIHを見張り続けられるか

柏はFW/WB/IHのトリオが厄介
柏はFW/WB/IHのトリオが厄介

柏のドウグラスは高さ、強さがあり、コンビを組む細谷はスピードがあり、フィジカル面で特徴のあるコンビです。

このFW陣にWB(この図では三丸と中村)、IH(この図では小屋松、サヴィオ)が絡んでペナルティエリアの角で三角形の関係を作られたときは守備でも手を焼くでしょうし、特に小屋松はスピードもあり、ボール扱いの技術も定評があるため、ショートカウンターで名古屋ゴール前にスペースがある状態でボールを保持されると厄介な選手です。

特に柏のIHに名古屋のCHとSHの間でボールを受けられた場合に誰が守備に付くのか、このタスクが整理されていないと守備で後手に回り、柏の選手をゴール前でフリーにしてしまう場面も増えてしまうでしょう。

また、名古屋が柏陣内で押し込んでいても、名古屋のDFライン裏にロングボールを蹴られた場合にもドウグラスに競られる、細谷に抜け出されるなどパス1本でピンチになる場面が作られるかも知れません。

要注意です。

おわりに

前節の川崎戦で敗れた後は少々気持ちが荒れた方もいるかと思いますが、まだまだ名古屋グランパスも発展途上です。

強くなる過程と信じて今節も熱い試合を期待したいですね。

良い試合になりますように。

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