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一安心と浮き彫りになる課題 2022年J1リーグ第7節 湘南ベルマーレ戦マッチレビュー #grampus #bellmare

平日の大人をなんだと思っているんだ!と言いたくなるような19時30分からキックオフでしたね。

平日頑張ってる大人も、春休みのちびっこも笑って終われる試合となりました。

試合情報

名古屋グランパス・湘南ベルマーレのスターティングメンバー・ベンチ
名古屋グランパス・湘南ベルマーレのスターティングメンバー・ベンチ

中谷進之介が戦列に復帰、宮原和也が外れて森下龍矢が入ることになり、相馬勇紀とマテウスの縦に早い2人を置かずに左に仙頭啓矢、右にマテウスという形に。

湘南の形

湘南は山田直輝+センターバック3枚をビルドアップ部隊として配備。そこのユニット+谷でプレスを誘う。名古屋が前線+どこかのポジションで3センターバックに人を当てれば谷の正確なキックで空いてる選手へ出す or プレスが曖昧になれば茨田陽生、大橋祐紀、瀬川祐輔、タリクでブロックの隙間にパスを入れる形が前進の仕方の主な2つだった。

特に15分25秒の谷から始まり瀬川祐輔のシュートミスに助けられたシーンは湘南の2つのやりたい形が出たシーンだ。

谷が酒井宣福のプレスを誘い、直ぐに福島隼斗へボールを渡す。酒井宣福のプレスのスイッチの入れ直しを待ちながら構えているうちにブロックの隙間(酒井宣福がいない場所に楔を入れて後ろの選手を釣り出す)に茨田陽生が入り攻撃スタート。

15分25秒の湘南の攻め(1)一度目の攻撃
15分25秒の湘南の攻め(1)一度目の攻撃

一度やり直すも今度は名古屋のハイプレスを誘い。谷がプレスに来た選手の頭越しにスペースにボールを落とす。これで一気に稲垣祥とレオ・シルバをすっ飛ばされたことになる。そうすると広大なスペースがあるわけで、大橋祐紀を落として藤井陽也を釣り(その前のやり直しの場面ではタリクに藤井陽也がついていた為、タリクを浮かすために大橋祐紀が降りた。)タリクと古林将太の二択になった吉田豊のサイドは簡単に前進。瀬川祐輔のシュートまで持ち込まれる。

15分25秒の湘南の攻め(2)作り直した攻撃
15分25秒の湘南の攻め(2)作り直した攻撃:サイドバックに二択を求められる

攻め方に書いた後者のブロックの隙間の選手に楔を入れる場面では3センターバックの両端が名古屋のサイドハーフのマテウスと仙頭啓矢を横に引っ張ることで隙間を作り、そこにタリク、瀬川祐輔、茨田陽生らが受けに来て稲垣祥とレオ・シルバを釣り出す形が見られた。

サイドハーフを引っ張って隙間を作る湘南
サイドハーフを引っ張って隙間を作る湘南

ボールを扱う技術の問題か、稲垣祥とレオ・シルバが頑張ったおかげか、湘南の選手がボールを受ける瞬間に強く当たることで多少は封じる事は出来たが、茨田陽生、タリク、瀬川祐輔に囲まれている数的不利なセンターがプレスを誘われて前へ行くも連動できずに浮いたスペースが前半頻繁に発生していたのは課題になるだろう。

プレスと数的不利の関係性と今後の課題
プレスと数的不利の関係性と今後の課題

名古屋の形

名古屋はサイドにボールを集めて、相手のブロックを寄せる。そこから縦につけつつ逆へ展開し、相手のブロックがスライドして外に動いてる所を中にボールを入れて勝負したい形。現地で酒井宣福や仙頭啓矢が「早く一回(ボールを)つけろ」や、逆に展開出来た時に「(大外の縦じゃなくて選手と選手の)あいだ!」という声をチームにかけていたのが印象的だった。

名古屋の本来やりたい形
名古屋の本来やりたい形

この形をやるにあたってはセンターの選手の前を向く力=(イコール)相手のプレッシャーを剥がす力(個人) or 味方を使って剥がす力(集団)が重要になる。当然そこの選手達にはかなりのマーク(プレッシャー)が相手からかかる。

この試合でも当然稲垣祥、レオ・シルバにかかる圧力は大きかった。

稲垣祥は湘南のブロックの外へ流れる事が多くなり、レオ・シルバもブロックの裏側で待つ形が増えた。稲垣祥が狭い場所へ逃げてしまった時はレオがスライドし、仙頭啓矢がフォローに入り展開を待つ。

稲垣祥がブロック脇へ流れた時
稲垣祥がブロック脇へ流れた時

レオが相手のブロック裏へ行った時は稲垣祥が最終ラインまで下がりサイドを広げて人数をかける。

レオ・シルバが裏へ抜けた時
レオ・シルバが裏へ抜けた時

どちらもサイドに枚数をかけているため逆方向への展開がし辛く、自分たちで狭い縦へのボールを選択したり、裏へのロングボールで勝負をかけるシーンが多かった。

特に前半右から逆に展開するようなシーンが出来ず仙頭啓矢が全くボールに触れない時間もあった。仙頭啓矢がボールをたたきつけてカードを受けたシーンはその時間のフラストレーションもあったのかもしれない。

助け合い

そんなセンターを助けたのは仙頭啓矢だった。仙頭啓矢は左から右、前から後ろへ駆け周り、センターからサイドハーフ、センターバックでのビルドアップまでこなし稲垣祥やレオ・シルバの場所に「意味を付けた」阿部浩之が試合を動かしたように見える試合だったが、逆転の為のチームの枠を作っていたのは紛れもなく仙頭啓矢だろう。

後半から

後半から湘南のプレスが曖昧になった。(仙頭啓矢が降りてきて稲垣祥やレオ・シルバがいなくなったり現れたりする事と単純に前半に飛ばしたツケが来た)ので森下龍矢と吉田豊で幅を取り、湘南のウインバックを広げて湘南の両端のセンターバックの前のスペースを使い始める。

名古屋が後半使い始めた場所
名古屋が後半使い始めた場所

湘南はサイドに出されたらセンターバックの前を使われる。それを防ぐためには最終ラインを咎めたい。その為にプレスに行くと幅を取られる。行かないとセンターの選手(レオ・シルバ、稲垣祥)とボールを配球する選手(仙頭啓矢、阿部浩之)に簡単に前を向かれる。そんな後半になった。

ビルドアップ部隊とプレス部隊を同数にしていた為、中盤の50%のボールを取られると危ない場面もあったが後半は押し込む展開に(参考資料:https://www.sofascore.com/team/football/nagoya-grampus-eight/3136) 

試合の優位度を表すグラフ(上:名古屋、下:湘南)
試合の優位度を表すグラフ(上:名古屋、下:湘南)

試合後感想

失点のセットプレーに関しては森下龍矢対大橋祐紀の勝負で単純に初動の入り方の負けなのでもう少し競り方の個人技術を上げていけば防げるとは思う。仙頭啓矢は交代までチームのお世話係として難しい立ち回りに。彼の良さでもあるがチームメイトも彼を前で輝かせる為の助けをしてくれればなと思うばかり。

どうしてもプレスがきつい時の脱出と、試合前から配置で数的優位を取られてるチームに対しての守備の約束がぶっちゃけ曖昧すぎるので、もう少しハッキリなってくると守備も安定してくるかもしれない。

おまけ

選手達の笑顔が戻って一安心
選手達の笑顔が戻って一安心

さいごに

昨シーズンなかった「逆転力」を見せてくれた名古屋。まだまだこれから。次は札幌戦、不甲斐ないチームを見せられない選手達がいるチームが相手 

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