はじめに
本日はアビスパ福岡とのホームゲームです。
アビスパ福岡はリーグ最少失点9の堅守と奪ったボールをスピードのある両SHに展開し相手ゴールに迫るロングカウンターを主体とした戦い方で、前節も横浜Fマリノスを破るなど上り調子です。
名古屋グランパスの長谷川監督も「非常にインテンシティの高い試合をしますので、少しでも気持ちで押されてしまうと持っていかれてしまうと思います」と前日監督会見でコメントしており、警戒しています。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
両チームの負傷者の情報等を踏まえて先発を予想しました。
①名古屋グランパス
名古屋は今節も3-1-4-2の布陣と予想しました。
- GK：ランゲラックと予想。
- DF：CBは前節と同じく右から中谷、藤井、丸山と予想。
- MF：アンカーにレオシルバ、右CHに稲垣、左CHに仙頭と予想。左WBには前節の決勝点が記憶に新しい相馬、右WBには前線への推進力に秀でた森下と予想します。
- FW：先発出場はカストロと前節J1リーグ初得点の酒井のコンビと予想。
②アビスパ福岡
アビスパ福岡は今シーズンの基本布陣である4-4-2と予想します。前節勝利しているため、大幅に選手の入れ替えを行わないと推測します。
- GK：村神こと村上と予想。
- DF：CBコンビは奈良と宮、右SBは湯澤、左SBは志知と予想。
- MF：前節と同じくCHに中村と前、右SHに精度の高い左足を持つジョルディクルークス、左SHに俊足の田中と予想。
- FW：フィジカルが強いCFコンビを擁する福岡ですが、今節は山岸、ルキアンと予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
①福岡の2トップに自由を与えない
今シーズンのアビスパ福岡の主な特徴は下記2点になります。
- 縦幅、横幅をコンパクトに自陣ゴール前に構えた鉄壁のブロック守備と時々見せる前線からのハイプレス
- CFコンビを中心としたフィジカルコンタクトの強さを生かす速いロングカウンター攻撃
ボールを奪ったらまずCFにロングボールを当てることが多い福岡ですが、空中戦に強いCFを揃えているチームの為、自由にさせてしまうとポストプレーからのレイオフなど福岡に攻撃の機会を多く与える形になります。
レイオフ：パスを受けた選手がワンタッチでサポートする味方に戻すパスを出し、前向きの選手を作るプレー
両SHのドリブル突破も脅威ですし、クロスを上げられても空中戦に強いCFコンビがいるため難しい守備対応を迫られます。
名古屋は前節の清水戦で3バックの脇、右WB後ろのスペースからクロスを上げられCFのヘディングシュートで失点していますが、同じ轍を踏まないように対応してほしいところです。
②セットプレーを大事に
昨年はシュヴィルツォクのスーパーゴールで勝利した対戦カードですが、残念ながら復帰は未定のまま本日を迎えています。
福岡は9失点とJ1最少失点のチームですが、その1/3はセットプレーからの失点です。
リーグサマリー：2022 J1 失点パターン | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
DFラインを低く構えるチームでシュートチャンスは多く作れないでしょうし、CK、FKなどのセットプレーを生かして得点をあげてもらいたい。
個人的には酒井の2試合連続得点を期待しています。
おわりに
今日の試合で勝利できれば、名古屋は勝ち数と負け数が同数になり、1桁順位が見えてきます。
4位まで勝点4差の混戦、上位進出に向けて巻き返すことは出来るでしょうし、公式戦3連勝の勢いそのままに勝点3を狙って欲しいですね。
良い試合になりますように。