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2022年JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦 vs 浦和レッズ戦マッチレビュー #grampus #urawareds

名古屋市内を昼に歩いていると外気温は40度を超え、豊田では最高気温が37度近くに。そんな気温と同じような熱い3連戦がスタートしました。同一カード3連戦なので短く3つ併せて一本のレビューになるぐらいの気持ちで振り返っていきましょう。

試合情報

名古屋グランパス・浦和レッズのスターティングメンバー
名古屋グランパス・浦和レッズのスターティングメンバー

「3連戦のチームのセットは考えてある」とインサイドグランパスで話していた長谷川監督。チーム事情が依然苦しい状況でどの選手がどういう状況かわかりませんが、この試合では新加入の永木と重廣をスタメンに起用、最終ラインには河面、藤井、チアゴが並び、内田が左のウイングバック左のシャドーに仙頭が入る形になりました。

プレスと回収

試合開始から前からプレスをかける名古屋の選手達。仙頭や重廣が積極的に浦和の最終ラインにプレスに行く。石田はチームの約束事である相手の中盤の底を見張る役目を頑張る展開。そんな展開だが多くの人がSNSなどで気にしていた通り、「プレス部隊の裏のスペースが大きく空いている事」気になった。札幌戦ではそこに藤井や中谷が回収に入る形だったが今回はそうはいかなかった。なぜなのか?それは試合開始から「センターバックの両脇の外」を匂わされ続けたことが大きな要因となった。

左サイドはモーベルグが大外に立ち続けるので内田がプレス連動時に前後の2択を背負わされることになる。河面も裏のケアを優先しなければいけない可能性が出てくる為に河面も前後の選択を迫られる。

一方、右サイドでは松尾、大久保がチアゴの脇へ走り抜け、チアゴと藤井が脇に走られる対応に追われる形になる。中央の前向きのチャレンジの準備をすると裏が使われる事を匂わされた。

前半名古屋のプレスがハマらなかった理由
前半名古屋のプレスがハマらなかった理由

この形を作った浦和はもっと名古屋の選手にプレスに参加して貰うために小泉や伊藤を降ろしてレオシルバまでも釣り出して永木の脇のあけにかかる。

プレスをするのかしないのか?

浦和が名古屋の選手を揺さぶるために使ったのはセンターバック2枚と中盤でボールの前進をサポートする2枚の選手だ。

まず浦和は最終ラインでボールを左右に動かすと重廣と仙頭をプレスに誘い出す。その上下動の裏に中盤の2枚の選手が顔を出す事で石田が2枚を見張らなかければいけない状態に。石田が左右に振られると空いた方にボールを付けてゆさぶりで見張りが曖昧になった所を剥がして楔を撃つ。松尾が受けに来て前を向くような展開が見られた。

特に小泉が降りてきた時は降りてきて石田を左右に振るのか?と思いきや、降りて来てすぐに上がり直して空いたスペースでボールを受けて前進なんて手札も見られた。

プレス回避される名古屋
プレス回避される名古屋

これに名古屋も黙っていた訳ではない。重廣がプレーの判断基準に変化を付ける。

自分(重廣)がプレスに行くと、サポートが入って石田が左右に振られる。それを嫌がってレオが浦和の降りてくる選手につく。それでスペースができるならば「浦和の選手が降りて来た時に自分はプレスに行かずにレオと入れ替わってしまえば石田も数的不利にならず後ろのスペースも埋められるだろう」と。

前半の早い段階で構える判断も織り交ぜながら浦和の狙い所を消そうとする。

後ろ向きの意識がしっかりある重廣と明らかに今までの名古屋になかった守備でのプレーの馬力(人に当たる速さ、守備局面になった瞬間でのスピード感)をもつ永木で中央をカバーしていたが、この判断できつくなったのが左サイドの選手達。重廣とレオが入れ替わる瞬間(プレスを終えて構えに行く瞬間)にサイドで加速をつけられる。重廣が構える前に縦に勝負してくる形に苦労した。前半左サイドが崩されているイメージがあったのはモーベルグの個人技だけではなかった。

重廣の構える選択とそれにより割を食うサイド
重廣の構える選択とそれにより割を食うサイド

この形にしたのがいい悪いというよりも、どこに負担をかけてどこを優位にするかの設定を重廣は明確にしたということだ。そのおかげで永木や重廣で回収して攻撃に移るという場面も増えた。

ただ失点シーンはレオも重廣も引いた状態で一瞬守備の約束が抜けた瞬間。重廣もレオも守備で前に行かなかったので内田がどうするか迷った(いままであったプレーの基準点が無くなれば迷うのも無理はない)ところを大外を使われてしまった。そもそも出たボールが良すぎてシュートの合わせも完璧だったので指摘するつもりはないが、敢えて前後の原因を見出すならその一瞬。

基準点永木

浦和は前3枚を最終ライン3枚に当てる形を取る。名古屋がボールの前進に詰まり最終ラインにボールを戻すと浦和のプレスに名古屋は苦労した。

そんな中でボールの前進を助けたのは元鹿島の2人だった。最終ラインが同数のプレスに苦労しているときは“阿吽の呼吸”なのか2人で顔を出す場所をローテーションさせながら顔を出す。

顔を出すのを相手が気にすると外側からボールを回して相手を左右に振る。一方で浦和の前線3枚のプレスが永木の前に立つと途端に重廣が降りてきて永木はボールを付けて自分で前進する。その時にレオはしっかりと重廣が降りた後のスペースに立っている。

ボールの前進を助けた永木&レオ
ボールの前進を助けた永木&レオ

この形、状況や人は違えど永木は多用しており、自分が安全にボールを受けれる場所で受ける。自分がボールを受けられるように相手を外すこと。が徹底されていた。永木がどういう状況にあるのか?を基準にボールが前進していった事が興味深かった。稲垣が投入されても永木のプレーの基準が一定で稲垣も組みやすそうな印象を受けた。

得点シーン

前半終わりから明らかにエンジンが切れかかっていた(明らかに飛ばしすぎだった)重廣が反転出来ずに解説の望月さんに指摘される。しかし、この緩急が浦和のプレッシャーを緩めた。

最終ラインの河面が内側のレーンを上がって行く。河面は内田のサポートをしながら稲垣を噛ませてその後しっかりとマテウスに「降りてきて欲しい」というジェスチャーをした後にマテウスにボールをつける。稲垣を寄せたのが浦和は気になり内田をフリーに、マテウスは内田との二択を浦和の選手に迫った。マテウスがサイドに2,3歩流れたので浦和のサイドバックとサイドハーフの選手は内田に付けるだろうと早く予測し、重廣のランニングスペースが出来上がる。そこにマテウスの逆方向へのパス。恐らくあのパスは重廣へのパスだったと思うが、中に重廣と仙頭の2枚置いておくことができた状況が全てだった。

重廣のパスの伏線は前半26分の森下へのパスの場面(永木のシュートで終わったシーン)狭い場所で受けた後すぐさま森下に出した重廣。ハードワーカー同士のホットラインは見事。

試合後感想

  • 中央で顔を出せるインサイドハーフ重廣、守備で課題だった攻守の切り替え時の瞬間敵な出力を出せる永木。必要なピースとして完璧すぎた。
  • 重廣選手のインサイドグランパスのインタビュー。このインタビューだけでこの選手を取ってくれてありがとうと思える。(https://inside.nagoya-grampus.jp/inside/detail/index.php?sid=2618&cid=105)
  • 藤井の安心感たるや、両脇のセンターバックに逃げなくなってくれば、海を渡る日も近いかも
  • 内田のエロい足元の技術が垣間見えるようになって来た。
  • チアゴは、受ける選手がもっと早くポジション取りを完了してれば、いいパスを出す能力は充分にある。出し手だけでなく受け手の課題にも目を向けるべき
  • 河面が90分使えるようになったのは収穫。

さいごに

今のチーム状況から考えると上出来すぎる3連戦のスタート。落とせない2戦目に向けていい準備をしてほしい。

おまけ

後半開始前、周りより早く出てきて入念にやりとりする新加入選手+森下
後半開始前、周りより早く出てきて入念にやりとりする今年新加入選手+森下(奥で反対向いてる人)
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