グラぽ

名古屋グランパスについて語り合うページ

メニュー

名古屋グランパス2022年シーズンレビュー ダンコバ編 #grampus

はじめに

今シーズンはワールドカップ開催年ということもあり、試合日程の消化が早い忙しないシーズンでした。その中でも今年の名古屋グランパスは過去2年間と比べるとシーズン中の戦い方の変化が多く、勝利した試合も敗北した試合も印象に残る試合が多くありました。

ということで、私のシーズンレビューは個人的に印象に残った試合を9試合ピックアップしました。皆様の記憶を呼び覚ますことにお役立てください。

印象に残った試合

J1リーグ第3節 サガン鳥栖戦 △1-1

開幕戦の神戸戦で勝利し、2節のFC東京戦は延期となったため、実質2戦目でした。この試合はCBのチアゴが負傷退場し、藤井がスタメンを奪取する切っ掛けとなりました。藤井自身は4バックのCBとしては不安定なパフォーマンスでしたが、ヘディングの強さ、走るスピードは光るものがあり、中谷や吉田豊などチームメイトに助けられながら成長していったのは感慨深いです。この試合以降の藤井の急成長は皆さんの記憶に新しいところだと思います。

ルヴァンカップGS第4節 サンフレッチェ広島戦 ×1-2 / J1リーグ第9節 鹿島アントラーズ戦 △0-0

前線からボールを奪いにプレスを掛けることは継続していましたがボールを奪えない、思うように得点は出来ない、失点を抑えることが出来ない、と無い無い尽くし、守備陣にコンディション不良で起用できない選手が増える中、前々から仕込んできたのかカストロのFW起用、そして3バックを採用。システム変更後の広島戦では宮原の不運な退場もあり敗北しましたが、次戦のJ1リーグ鹿島戦では久しぶりのクリーンシート。まだまだ判断ミスも多い藤井を経験豊富な中谷、丸山、チアゴの内2名で挟んでカバーするという、長谷川健太監督の親心というか大胆な変更でした。この変更が当たらなければ藤井を積極的に起用する今シーズンの流れは作られなかったのではないでしょうか。

J1リーグ第14節 清水エスパルス戦 〇1-2

前半は調子が良くても後半がイマイチ、その逆もある、と不安定な戦いが続いていた中、この試合も前半に先制したものの後半に同点にされると防戦一方。敗色濃厚の雰囲気の中、自陣ゴール前から丸山、宮原、相馬と繋ぎ、相馬がミドルシュートを突き刺し勝利。東京オリンピックの経験を経て相馬は攻守両面でプレーの質が上がったと個人的に感じていたのですが、今シーズンの躍進を確信させるプレーでした。雨に打たれつつ現地観戦した甲斐がありました。

ルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦 京都サンガ戦 〇6-1

名古屋ゴール裏にいた方はスプリンクラーの洗礼を浴びた試合として記憶に残っていると思います。今シーズンの公式戦で最も攻守に良い出来だった試合だったと思います。稲垣の先制点や追加点も含めて、京都の川崎が早々に退場した側面はありつつも、名古屋のファストブレイクが嵌っていましたし、こういう試合をもっと多く見たかったですね。浜松から港サッカー場まで自転車で100km走り現地に駆け付けた価値は十分にありました。

J1リーグ第24節 浦和レッズ戦 〇3-0

豊スタでの清水戦の完敗、厚別で勝ちきれなかった札幌戦と悪い流れが続く中、ルヴァンカップ準々決勝を含めた浦和3連戦の中のリーグ戦でした。夏に加入した重廣、永井、永木の新戦力の起用が当たり、前からボールを奪いに行く守備、ファストブレイクも復活し快勝。順位的に残留争いに巻き込まれる可能性もある中、大きな勝ち点3でした。永井の復帰で複雑な心境の方も少なからず居たかと思いますが、彼の名刺代わりの1ゴール1アシストで救われた試合でしたね。

J1リーグ第32節 京都サンガ戦 △1-1

川崎、広島と上位チームとの試合で前からボールを奪いに行くプレスと自陣ゴール前での自慢の守備ブロックで堅守復活を予感させた中、31節の横浜F・マリノス戦でパスワークで崩され4失点の完敗。悪い流れを引きずったまま迎えたこの試合もDFラインを高く上げることが出来ず防戦一方、セットプレーでしか得点の匂いがしない試合でした。現地で観戦していましたが、今シーズンのワーストゲームだと思います。ボールを低い位置でも丁寧に繋ごうというレオシルバと自陣ゴール前からボールを遠ざけようと大きくクリアばかりするその他の選手たちの意図の合わなさ、チグハグさが目立ちました。サンドバッグのように攻められ続けながら引き分けに持ち込めたので、名古屋の堅守を証明したという意味では皮肉な試合だったとも言えます。

J1リーグ第33節 FC東京戦 〇2-1 / J1リーグ第34節 セレッソ大阪戦 〇0-1

ボールを失うならもう少し自陣ゴールより遠いところで、ということでレオシルバに変えて守備強度と運動量で上回る永木の起用。自身のチーム戦術に当てはめるより選手の組み合わせで活路を見出す長谷川健太監督の真骨頂とも言える2試合だったと思います。粘り強く戦う試合は京都戦の空虚な感情から一転、熱くさせるものがありました。最後にワールドカップ日本代表選出が決まっていたアディショナル相馬の得点で勝利は出来すぎでしたが、CFが定まらず得点数も伸びず、チームの調子が終始不安定な中で2連勝で終われたことはポジティブな要素と言えるかもしれません。

おわりに

シーズンレビューということで、個人的に今シーズンの名古屋グランパスの戦い方が変化した/成功した/失敗したという試合を選んでみました。

改めて観直すと過去2年間と比較して変化が多く、毎試合何かしら仕掛けてくる監督でもあったので、プレビューを書くのも少し苦労した一方、記事を書いていて楽しいシーズンではありました。シーズン開幕前にカストロのFW起用や藤井の急成長を予想出来た方は少ないのではないでしょうか。

出来れば来シーズンもチームの成長や変化を楽しみつつタイトル争いに絡めるシーズンになればと願っています。来シーズンも良い試合が沢山観れますように。

Leave A Reply

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE