はじめに
前節は辛くも引き分けに持ち込み、5/5時点でJ1リーグ3位につけている名古屋グランパス。
本日は17位のガンバ大阪とのホームゲームです。今節の対戦カードを考慮すると、神戸、横浜、広島は勝ち点3を積むと予想されますので、前節の引き分けを無駄にしない為には勝ち点3が欲しい一戦となります
この試合をプレビューします。
今シーズンのガンバ大阪の状況
- ポヤトス監督の元で自陣からボールを保持する戦い方に挑戦しています。前節の大阪ダービーでは優勢に進めた時間帯も多く、簡単な相手ではありません。
- リーグ戦では1勝4分6敗と不調。得点が12点に対し、失点が24失点と多い。失点数は横浜FCに次いでリーグワースト2位。
- 山本や福田など主力選手に負傷離脱者は出ていますが、出場選手は入れ替えながら戦っています。先発出場のメンバーを固定しがちな名古屋と比較し、コンディション面の不利は少ないと思われます。
両チームの予想布陣
名古屋グランパス
3-4-1-2の布陣、3トップの組み合わせを変更すると予想。前節から中2日ですので、前節に90分間出場した選手はある程度入れ替えて戦うものと思われ、ベンチ入りする選手を含めて総力戦になるでしょう。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:野上、中谷、藤井の3バックと予想。途中出場で丸山の投入でしょうか。
- MF:IHに稲垣と米本のコンビ、WBに内田、森下と予想。後半途中から長澤の投入はありそうです。
- FW:和泉、酒井、永井の3トップと予想。途中出場でユンカー、貴田の投入と推測します。
ガンバ大阪
基本布陣は4-1-2-3を継続すると予想。毎試合選手を入れ替えて起用しているため、今節も同様に何名か入れ替えるものと思われます。
- GK:DFラインからのビルドアップを重視し、谷の先発を予想します。
- DF:三浦、クォンギョンウォンのCBコンビ、高尾、黒川の両SBと予想します。
- MF:アンカーにネタラヴィ、IHにダワンと宇佐美と予想します。
- FW:杉山、ファンアラーノ、ジェバリの3トップと予想します。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】ボールは持たれる、シュートに持ち込まれる前に奪いきれるか
ガンバ大阪はDFラインからボールを保持し、相手を動かしてシュートまで持ち込みます。ポヤトス監督が指揮していた昨年の徳島に近い印象ですが、宇佐美やファンアラーノといった個人技でシュートまで持ち込める選手を揃えている分、被シュートは多くなりそうです。
名古屋の守備面では下記がポイントになると考えます。
- 名古屋は米本、稲垣のCHコンビの運動量、球際の強さで好調を支えています。
- ガンバ大阪は中盤の真ん中に3名並ぶ選手配置である為、守備時に数的不利となる状況も多くなります。
- 数的不利な状況も多くなると思われますが、中盤での守備強度で後手を踏まないことが試合を有利に進める大前提と考えます。試合展開によっては長澤のパスの展開力と球際の強さに頼る展開も十分に考えられます。
- ファストブレイクで攻撃回数を増やすためにも、名古屋の3トップは守備での貢献は必須。神戸戦のように前残りする展開が多いと中盤の守備で後手を強いられそうです。
誰が出場しても守備対応に関して90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【攻撃面】中2日のコンディションでファストブレイクから決めきれるか
名古屋としてはガンバ大阪のDFラインからのパスを中盤で奪い、ファストブレイクで攻め切る展開が多くなることが理想ですが、中2日の試合で疲労が残っている状態ではその回数も減ることが予想されます。
ガンバ大阪はボールを奪われた後の自陣ゴール前までの戻りも速いチームですので、名古屋の攻撃面はファストブレイクからシュートに持ち込む回数、シュートの決定力がポイントになると考えます。
試合の後半は疲労が効いてくるでしょうし、前節ではオフサイドになりましたが、早めに先制点を取ることを期待したいですね。
おわりに
本日は生憎の雨予報ですが、試合前に「WINNER’S」スペシャルマッチが開催されるため、少し早めに開場するようです。
前節に引き続き、ホームの大声援で名古屋グランパスの選手を鼓舞したいですね。良い試合になりますように。