グラぽ

デスク：今回はラグさんもyuttyさんも間に合わないと思われるので、ショートレビューで行くぞ

この試合では久々にマテウス・カストロトップ下（という名の右サイド固定じゃなくて左右に行っていいよ）だった。森下龍矢は左。

予想される狙いは、ピトゥカと樋口という強度の高い中盤にマテウス・カストロを当てて数的優位を作ろうというものだろう

マテウス・カストロの位置をできる控えというのが、この日の控えメンバーでは和泉竜司しかいない。左WBのスタメンで使ってしまうとこないだの試合のように試合中にいったりきたりになってしまうからではないだろうか

まずはマテウス・カストロだな。せっかく中盤に降りて相手のマークを軽減させようという狙いがあったにもかかわらず、ピトゥカらのマークで逆に消されてしまった。

現実問題として、対面が1人（広瀬陸斗）だけでなく、名古新太郎を含む1：2になっていたところだろう。それでも果敢に攻め上がっていたが、この2枚相手は分が悪かった。

相手の良さを消そうとするチームならそこに手をつけるのは当然といえば当然だったな。

かなりデザインされたCKだったと思っている。
名古屋のCK守備は一直線に背の高いDFが並び、その前に数名のマンマークが並び、丁度台形で守備をするエリアを作る形になっている。

そうだな。1発目は仕方ない。問題はハーフタイムで修正が入るまで自分たちで修正ができず、何度も繰り返してしまったことだな。

アントラーズは先制したので、低リスクで無理に攻めてこない。カウンターに徹していた感じはある。だからこそDFの攻撃参加が必要というのは理にかなっている。

あくまでこの試合では、という限定ではあるが、藤井陽也がもっと持ち上がれると良かったのではないだろうか。森下龍矢単騎での突破ではなく、藤井陽也と森下龍矢のユニットで崩す形が欲しかったかもしれない。

メンタルの問題なのかもしれないが、この試合は藤井陽也の日ではなかったな

なぜハーフタイムに代えなかったのかという声もあったが、後半右サイドを強化するために野上結貴・森下龍矢のユニットに変更したのだろうと思われる。

この試合、右サイドがあまり使えておらず、そもそも内田宅哉までボールが届いていない。ボールに触った回数も26しかなかった。それで内田宅哉を責めるのは酷というものだ。

相手も名古屋グランパスに先制点を与えてはいけない、と考えていると思うが、鹿島アントラーズにも先制点を与えてはいけなかった。セットプレーの守備は見直すべきポイントの1つだろう。

鹿島アントラーズのサイドハーフはサイドでは名古がグランパスの森下龍矢をケアして、仲間は絞って稲垣を牽制する。そこでピン留めされたところで前にボールを出されてしまう。という形だった。これは今後の名古屋グランパス対策の教科書ともなり得る対策だと思う。

前に出されたところで基本的に1：1になることが多い。そこで勝てれば良いわけだ。難しいが、相手の枚数は少ないはずだ。それなら勝たなければならない。

今後も似たような対処をされることは多いだろう。そして長谷川健太監督も言っているように、攻撃ではもっと崩しが欲しい。マリノス戦の前半ではできていたんだ。できないわけではないはずだ。

丸山祐市が途中出場で、他の3人に遜色ないプレーを魅せてくれたことだな。

DF陣が名古屋グランパスのキモだ。丸山祐市の復調は吉報だな。

貴田遼河にビッグマッチを経験させることができたことくらいだろうか