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現地で見た 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会2回戦 ヴィアティン三重戦 #grampus #ヴィアティン三重

東海勢同士の対決という事もあり、三重のサポーターと名古屋のサポーターで予想以上に埋まったラグビー場。

試合前のアップ時のアクシデントにより内田からマテウスに変更したり、酒井が負傷交代するなどイレギュラーが起き“THE天皇杯”といった試合になりました。

試合情報

名古屋グランパス・ヴィアティン三重のスターティングメンバー
名古屋グランパス・ヴィアティン三重のスターティングメンバー
1点目のセットプレー
1点目のセットプレー

三重の対名古屋システム

三重は名古屋のプレスを引き込んでスタートする形を取った。名古屋もそれに対して正面からぶつかる。貴田、酒井がセンターバックに当たりに行くがまたもやサイドバックをどうしようか問題が発生した。三重は河面に寺尾を当て、石田には金を当てプレスの連動を阻止する。

三重はサイドをボールの逃げ場所に設定。特に無理矢理プレスを併せに行っていた河面の場所で剥がしたり、背負って反転しても抜ききれてしまう金で石田の場所でアドバンテージを取って行った。

サイドでチャンスを作ろうとする三重
サイドでチャンスを作ろうとする三重

三重が設定したサイドでのアドバンテージの取り方

特定の場所でアドバンテージが取られてしまうと、そのリスク管理の為に誰かがフォローに入る必要がある。それが今回の試合はセンターの選手だった。

サイドで優位を作られるとそれを消すためにセンターがサイドに寄る。その手札を見せて中央のスペースを作り、サイドor中央で名古屋側に守備の選択肢を迫る。Jリーグでも名古屋対策の1つとして出来上がっているサイドで優位を取って中央を空けることが徹底されていた。

三重が用意した形で特徴的だったのはボールを持った時に中央に人を置かない形。この「外で押し込んで中にボールを受けに降りてくるシステム」は、前節のセレッソが名古屋の攻略方法として見せていた形だった。

三重が作ろうとした「セレッソ大阪スタイル」のスペース作り
三重が作ろうとした「セレッソ大阪スタイル」のスペース作り

名古屋の得点はセットプレー2発と相手が構える前にクロスからの得点。そして失点はどちらも攻守の切り替え後の三重のカウンター。

構えて引き込んで差し返す。という三重のスタイルに終始苦しんだ

名古屋の形

名古屋はボールを持つとウイングバックで脇を押し込んで三重を541のような形にさせる。

押し込んだ事で空いたスペースに貴田やマテウスがボールを引き取りに来る形。酒井はボールを受け取りに来る貴田やマテウスのスペースを作る為に前線に張り付いたり、納めたりとフレキシブルな役回りを担った。

押し込んでしまう名古屋のゲームの作り方
押し込んでしまう名古屋のゲームの作り方

ロングボールを競り合う役割を担っていた三重の谷奥。山雅や秋田でプレーしただけのこともあり非常に良く、名古屋の前線はロングボールに対して優位を取り辛い状況となっていた。

得点後の貴田遼河

後半からは速さ

後半に入るとサイドにフォローに入るセンターの選手の場所をボールの取り所として三重は設定。吉田や藤井が出し所に悩んだ所を即潰しに来る。名古屋の最終ラインからの地上でのつなぎもパスを限定してウイングバックやセンターに強く当たるなど、後半から三重のギアは確実に上がった。

試合雑感

  • 相手の強度に負ける選手がかなり目立つ状況に。名古屋の屋台骨のウイングバックの強度とセンターの強度という部分が目立たない試合は今後こういう展開になるのかもしれない。
  • マテウスや貴田の「動いて相手の穴を作る動き」がかなり効いていた。
  • 内田が脳震盪なら今週は×。酒井も腿裏負傷で交代となった。いよいよ始まるキツイ季節。
  • 各選手それなりに自分の強みは出せた試合。後はリーグで求められるものをどう会得するのか?

次は福岡戦。酒井宣福と内田宅哉を欠くメンバーがどうなるか。ホームですので頑張って応援しましょう!

試合後
試合後

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