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名古屋グランパスについて語り合うページ

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お互いのやりたいことがかみ合った試合 #やわらかめコラム #grampus

忍者「どうも忍者です」

忍者

記者「どうも記者です」

記者

忍「勝ちましたなー」

記「クリーンシートでの快勝、川崎相手のシーズンダブルは2011年以来だそうですよ」

忍「爽快でござる」

記「順番に振り返って行きましょう」

忍「まずグランパス、今日もカストロをトップ下に置いた形でスタートでござった」

名古屋グランパス・川崎フロンターレのスターティングメンバー・ベンチ
名古屋グランパス・川崎フロンターレのスターティングメンバー・ベンチ

記「てっきりカストロをマンマーク気味にシミッチの見張り番にする作戦かと思いましたが、違いましたね」

忍「そこはあくまでゾーンでござったな。そして守備時にはカストロが左インサイドハーフに落ちて、稲垣アンカー、右インサイドハーフ内田の5-3-2化するという可変システムで守っていた」

サッカーの守備戦術には「マンツーマン」と「ゾーン」という方法があります。マンツーマンディフェンスとはその名の通り人(相手選手)を意識した守り方を意味し、敵の各選手をマンツーマンでピッタリマークすることで、相手の攻撃を阻止しようとする守り方。一方、ゾーンディフェンスはゾーン、つまり「場所」を担当する守り方です

5-3-2システムの守り方
5-3-2システムの守り方

記「これはどういう狙いだったのでしょう」

忍「恐らく、中盤でグランパスの誰が川崎の誰を捕まえに行くのかを明確にしたかったのでは」

記「基本的にはミドルサードで構えてゾーンで守る感じでしたが、特に前半では守備は有効に機能していたように思います」

忍「主に内田が大島をきっちりチェックできていたし」

記「攻撃面ではどうだったでしょうか」

忍「今日の試合では前節ほど繋ごうとはしなかったでござる。Jリーグで一番ボールを持てるチームの一つである川崎相手だけに、ユンカーと永井を裏に走らせようという攻撃が多かったかなと

記「でもあんまり上手くいかなかったですよね」

忍「そこはパスの精度・速度とパスの受け手側の呼吸の問題。特に河面からのボールが、緊張だったのか? 前半の前半ではサッパリ繋がらなかったのは誤算だったでござろう」

記「1本ビシッと通ってからは河面からのボールも良くなりましたよね」

忍「そんなこんなで、ボールを持つ時間を作りつつも基本的にはカウンターを狙うグランパスvs押し込んでハーフスペース&中央突破を企図する川崎という構図に」

記「前半25分過ぎくらいから、ちょっぴり膠着気味になっていました」

忍「そこで事故を起こしたのがカストロのアーリークロスだとは」

記「上福元がファンブルしちゃいましたね」

忍「ユンカーは『あそこにボールが零れると直感した』とヒーローインタビューで答えていたが、それは直感というより願望でござろうな。ただ、そういう都合のいい未来予想に対してちゃんと走り込んでいた、という事実が大きい」

記「『ごっつぁんゴール』はそこに走り込んでいるからこそ生まれるってやつですね」

忍「あと、カストロのキックの質であるところの、クロスのスピード&急激な軌道変化はキーパーにとってキャッチしづらい、という事実は事実としてあった」

記「ユンカーの『直感』ズバリでした」

忍「そして後半、川崎が強度を上げてグランパスをより一層押し込んできたでござる」

記「後半、追加点を取るまではけっこう危ない感じのシーンが多かったですよね」

忍「前半と比べて言えば、川崎の3トップの、最前線からボールを受けに降りる動きが秀逸でござった」

記「グランパス側では、CBがそれも捕まえに前に出るのか、中盤の選手でケアするのかがちょっと曖昧になっていた感じでした」

忍「結果、グランパスにとって一番危ない状況である『押し込まれた上で、川崎の3トップ&サイドバックがこちらのDFラインにアタック可能な配置で、シミッチか大島がボールを持っている』ということが3回くらい発生していたでござる」

記「シミッチも大島もよくもまあ密集状態からあんだけ縦パスを通せますこと」

忍「敵ながら素直に脱帽でござった。あとは最後の崩しのところで、川崎にほんのちょっとの精度と工夫があったら、グランパスの守備も耐えられなかったでござろう」

記「ミッチを慌てさせるには及ばなかったですねえ」

忍「本当に決定機だったのは車屋のヘディングぐらいで、あとはミッチにとっては比較的イージーなシュートばかりだったのでは」

記「そうは言っても並のキーパーなら少なくとも1点は取られていたかと」

忍「そこはなんといってもネ申なので」

記「そして和泉の追加点」

忍「対面の相手を独力で剥がせる、ペナルティエリアに潜り込める和泉の良さが濃縮されたかのようなゴールでござった」

和泉竜司の得点セレブレーション
和泉竜司の得点セレブレーション (修羅坊さんの奥様撮影)

記「ニアに打つと見せかけてファーに打ったのもナイスでした」

忍「この試合の最初の決定機であるユンカー未遂時に、ファーに打つと見せかけてニアに蹴ったのとは逆でござった」

記「どちらも、上福元はきっちり騙せてたんですけどね」

忍「上福元が脚を残すことを考えて、ちょっぴりシュートを浮かせられたかどうかが最後の最後での分かれ目だったのかなと」

記「サッカーの神様は細部に宿る、そんな試合だったように思います」

この試合の良かったところ

  • 伝統的に相性の悪い川崎相手にシーズンダブル……ぎも゛ぢい゛い゛……!
  • ジェネリック米本としてのタスクを完遂した内田に拍手
  • 河面が一気に左CBでレギュラー化するのでは? 本当に河面の時代がきちゃうかも(怪我にだけマジで気を付けて……)
  • 気合十分であんまサボらなかったカストロ、いつもそんくらい守備して欲しい

この試合の(´ε`;)ウーン…

  • 超どうでもいいミスが散見された藤井さん
  • ちょっと永井の疲労感が目に見えてきちゃってる感あり、次戦あたりでできればターンオーバーなど……
  • 石田はなー、意図はわかるんだけど、あそこで求められているのはまずPAに侵入することだったのでは……

最後に

忍「上位争いに踏みとどまるために重要な勝利でござった」

記「優勝争いとは言わないんですね」

忍「それは首位に立ててからかなと」

記「なるほど」

忍「次のマリノス戦、最高に熱い感じで試合を迎えられそうなので、我々もできる限りの熱い応援を、皆さんそれぞれの場所からしたいもので」

記「良い試合にしたいですよね。そしてできれば勝利を」

忍「おあとがよろしいようで」

記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」

忍「ニンニン」

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