Jリーグとマンガ・アニメ作品の「ブルーロック」のコラボが発表されました!
ブルーロックとは
想像しろ
舞台はW杯決勝、8万人の大観衆、お前はそのピッチにいる
スコアは0-0、後半アディショナル・タイム
ラストプレー。味方からのパスに抜け出したお前は―…
GKと1対1、右6mには味方が1人。パスを出せば確実に1点が奪える場面
全国民の期待…優勝のかかったそんな局面で―…
迷わず撃ち抜ける
そんなイカれた人間=エゴイストだけこの先へ進め
ブルーロック 第1巻より引用
こんな言葉から始まるマンガです。
具体的に言うと300人の高校生を隔離された施設に閉じ込めて蹴落とし合いを強制し、最終的に299人を生贄にエゴイストなスーパーストライカーを誕生させましょうという話です。
考え方は、「蠱毒」そのものです。
蠱毒:小さな入れ物の中に大量の生き物を閉じ込めて共食いさせ、最後に残った1匹を呪詛の媒体に用いると言う呪術。
[隋書]による説明:「五月五日に百種の虫を集め、大きなものは蛇、小さなものは虱と、併せて器の中に置き、互いに喰らわせ、最後の一種に残ったものを留める。蛇であれば蛇蠱、虱であれば虱蠱である。これを行って人を殺す。」
すなわち、日本をワールドカップで優勝させるための「呪い(まじない)」を行おうとするプロジェクト。
この作品、今回の記事のために12冊購入しましたが、徹底して戦術などは取り上げられていません。ひたすら「個」の能力を磨いて、武器を作っていくというお話です。
ですから、サッカー漫画よりもとっつきやすい、サッカーバトルマンガ、と考えて頂ければ良いでしょう。
潔世一
主人公は潔世一
ワンフォーオール的な一般的チームプレイの精神のチームでプレーをしてきたが、県大会決勝でゴール前でフリーの味方にパスを出して敗北した(自分で勝負しなかった)ことを後悔していた。そのなかで誘われたブルーロックで才能を開花させていく・・・というのがブルーロックのメインストーリーです。
凪誠士郎
面倒くさがりで、サッカーをはじめて半年でブルーロックに来た天才。
その特徴を、名古屋八号さんのご息女 yuraさんがまとめてくれました。
今回、実は名古屋グランパスに割り当てられたキャラが、この凪選手。
主人公のライバル的な存在で、物語の終盤まで重要な役割を担っています。
ほかにも色々紹介いただいたTweetが寄せられています。
そして何よりもこの三笘薫のプレー。
三笘薫選手が2023年1月29日のリヴァプール戦で、「センタリングのパスをワンタッチで浮かせ、そのままボレーかと思わせて更にトラップ、最後に浮いたボールを押し込んでゴール」というスーパーショットを見せてくれました。
これが凪選手の空砲直蹴撃(フェイク・ボレー)そのものだ!というところが話題になりました。凪選手がどういう選手わかるのではないでしょうか。
今回のコラボの意味は?
非常に人気のあるブルーロックですが、サッカーそのものの難しいところはあんまり描いておらず、それだけにとっつきやすいマンガであると言えるでしょう。
また魅力的なキャラクターが多いところもいい。
Jリーグの最大の問題点は、競技としての魅力とかよりも、だいたいスタジアムは郊外にあって、移動に片道1時間以上かかるということ。
子供連れなんかですと、その移動だけでウンザリしてしまうことが多いかもしれません。なにか「行きたい!」と思わせるキッカケがないとなかなか行けないかもしれません。
ブルーロックは、そのいいキッカケになるのではと、思っています。
僕もささやかながら8月からTSUTAYAで発売開始される凪誠士郎x名古屋グランパスグッズを購入して、少しアピールしてみたいと思います。