はじめに
本日は天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会のラウンド16、J1リーグ4位の浦和レッズとのホームゲームです。
J1リーグはサマーブレイクが2週間ほどありましたが、サマーブレイク後初の公式戦となります。
天皇杯のレギュレーションはノックアウト方式であり、敗戦した時点で即敗退です。リーグ屈指の強豪である浦和レッズ相手とはいえ、勝利が欲しい一戦となります。
この試合をプレビューします。
両チームの天皇杯出場可能選手
参考情報ですが、両チームの出場可能な選手は公式サイトに掲載されています。
夏の移籍期間を経て、両チーム若干名の選手の入れ替えがあります。
名古屋グランパス登録選手:前田直輝・久保藤次郎が追加登録されました。
名古屋グランパス|チーム紹介|天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会
浦和レッズ登録選手:安部裕葵が追加登録されました。※中島翔哉・エカニット パンヤは未登録
浦和レッズ|チーム紹介|天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会
両チームの予想布陣
週末にもJ1リーグがある過密日程ですが、相手はJ1リーグ屈指の強豪チームであり、リーグ戦のベストメンバーで望むと予想します。
名古屋グランパス
先発メンバーはリーグ戦で出場機会を得ているメンバーを中心に起用すると予想します。初期配置は3-4-1-2と予想しました。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:藤井、中谷、河面の3バックと予想。
- MF:CHに稲垣と内田、WBに森下と和泉と予想。
- FW:永井、重廣、ユンカーの3トップと予想。海外移籍が決定しているカストロが出場するのであれば、重廣に代わって後半に出場と予想します。
浦和レッズ
選手層は2チーム作れるほどの潤沢さを誇るチームのため、リーグ戦で出場機会を得ている選手の大半を先発起用すると予想しました。選手の配置は4-2-3-1と予想。
- GK:西川と予想。
- DF:CBにショルツとホイブラーテンのコンビ、SBに酒井と荻原の4バックと予想。
- MF:CHに伊藤と岩尾、OHに安居、SHに大久保と関根と予想。
- FW:興梠の1トップと予想します。
名古屋グランパスの勝ち筋
【前提】球際で負けないこと
当たり前と言えば当たり前なのですが、両チームともに球際の強度が高いチームであり、ボールの競り合いで負けることが多いと必然的に押し込まれる形になります。長谷川健太監督の率いるチームはこの球際の強さを特徴としているため、この前提が崩れると準備してきたチーム戦術も意味が無くなってしまいます。まずはここがポイントだと考えます。
【守備面】ビルドアップの阻害だけでなく、被カウンター時の守備対応が肝
浦和レッズは運動量豊富な選手たちが躊躇なく縦パスを入れて前進する、カウンターのチャンスがあればスピードのあるFW陣だけで相手ゴールに攻め込むなど、攻撃の手数は豊富です。
特に岩尾と伊藤のCHコンビがCHの2名はDFラインからのビルドアップでパスを受けに下がり相手チームの守備プレスを回避する、攻撃時にはゴール前に顔を出してシュートチャンスを伺うなど、運動量豊富な上に機転が利くコンビで非常に厄介です。
名古屋の守備ブロックは固いですが、中盤でボールを引っ掛けられ、カウンター攻撃を受けた際に数的同数で守るなど、難しい守備対応を迫られることも少なくないと思われます。名古屋の堅守が本物か試されますが、ひるまず戦って欲しいと思います。
【攻撃面】中央は堅いが、サイド攻撃から突破口を
浦和レッズの好調を支えているのが、GK、CBを含めた守備の強度です。
単純なクロスなどは高さもあるCBが跳ね返してしまうため、名古屋側としては中盤でボールを奪い、ファストブレイクで浦和レッズのDFラインの裏、特に両SBの裏のスペースをを突くことができるか。ここが攻撃面でのポイントになると予想されます。
マテウスカストロが海外移籍が決まっていることもあり、プレーするにしても90分間フル出場は考えづらい状況です。独力でカウンター攻撃を成立させる選手を1名欠く形になり、前回対戦より不利があることは否めません。浦和レッズは守備プレス時に同サイドに選手を密集させてボールを奪いに来ますし、守備プレスからの脱出は簡単な物ではありませんが、名古屋の両WBがサイドの攻防で優位に立つことが出来れば、シュートチャンスを多く作ることができると思います。名古屋攻撃陣の奮起に期待しましょう。
おわりに
本日の試合は試合中継があります。現地に駆けつけられないサポーターの方はそれぞれの場所で名古屋の勝利のために応援しましょう。いずれも18:50から生中継です。
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- SPOOX
良い試合になりますように。