忍者「どうも忍者です」
記者「どうも記者です」
忍?「やっときましたね。おめでとう。21世紀で長良川グランパスホームゲームは今日が初めてです」
記「21世紀で初めて?」
?「そのとおり。24年ぶりのゲームです!」
記「どういうことだ?」
?「わたしはトヨスタでたくさん試合を見たかったのです。そこで瑞穂を建て替えることにしました」
記「なに かんがえてんだ!」
?「トヨスタでの試合は大変迫力があり、おもしろくしてくれました。だが、それも束の間のこと。トヨスタにもたいくつしてきました」
記「そこで長良川……か?」
?「そう!そのとおり!! わたしは久しぶりの長良川で飛騨牛コロッケ! そう思いついたのです!」
記「なにもかも あんたが かいた すじがきだったわけだ」
?「なかなか理解がはやい。多くの者達が平日夜長良川参戦を断念し消えていきました。帰宅ラッシュを読み間違え駐車場難民になったちっぽけな存在が、それでも必死に長良川を目指す姿はわたしさえも感動させるものがありました」
記「…………」
?「わたしはこの飛騨牛コロッケをあたえてくれた君たちにおれいがしたい! どんな望みでもかなえてあげましょう」
記「おまえのために ここまで きたんじゃねえ! よくも おれたちを みんなを おもちゃに してくれたな!」
?「それが、どうかしましたか? 全ては私がつくったモノなのです」
記「おれたちは モノじゃない!」
?「かみに ケンカをうるとは‥‥どこまでも楽しい人たちだ! どうしてもヤるつもりですね。これも鳥栖のサガか‥‥よろしい。死ぬ前にかみの力、とくと目にやきつけておけ!!」
とがしの ヘディング!
グランパスは ひきわけになった
記「加齢臭ただようネタ投稿もいい加減にしませんか忍者さん」
忍「たいへんもうしわけございません」
記「元ネタのわからない方は『かみ サガ』あたりのキーワードでググっていただくとして、試合を順番に振り返っていきましょう」
忍「さてグランパスは出場停止明けの森下スタメン、中島サブで、久しぶりにユンカーのワントップ永井和泉のツーシャドーという形でスタートしたでござる」
記「試合前インタビューで監督が語っていましたが、鳥栖が3バックなのか4バックなのか向こうのスタメンからはわからなかったようでした」
忍「というわけで立ち上がりは『鳥栖がどう出てくるか』を観察する時間となった」
記「結果的に鳥栖は4バックでしたね」
忍「相手の形がわかったうえでなら、鳥栖は原則として繋いでくるのでグランパスとしても迷いなく前プレへ行けた。これは事前の仕込みどおりだったのでござろう」
記「相手CMFの藤田と河原を前向きにさせない! という点を徹底してましたね」
忍「たまに前向きにプレーされたらまあ危ないことになったりもしていたのだが」
記「ゴホッゴホッ」
忍「ただ試合全体で6~7割くらいの時間はグランパスが押していたでござる」
記「グランパスがハイプレスから相手陣地かピッチ中央付近でボールを奪う姿が目につきました」
※数的優位ではなかった前半のボール奪取位置が、今シーズン最高の42m(普段は24m~30mくらい)
忍「一方、相手もハイプレスだったのだが」
記「その強度精度はまだまだ、という感じでした」
忍「その割に守備に回ったら脆さを出しており」
記「この試合、グランパスがやたら縦パスを差し込めていましたよね」
忍「そういうところでござったな」
記「勝ちたかったですねえ」
忍「勝利に値する内容だったとは思うが、いつもどおりのパクイルギュがそこに」
記「何点止められたんだって感じでした」
忍「結果的に追加点取れずに追いつかれてしまうという」
記「全体として数的優位でも局所で突破されると関係ないですからね」
忍「突破も良ければクロスも良かったしヘディングも良かった」
記「よりにもよって、という」
忍「総評としては、相手のやりたいことをあんまりやらせず試合を優位に進めていたグランパス、ただ二点目は欲しいよ、という」
記「米本の立ち位置の変化が効いていたりとか、久保のインナーラップ爆発とか色々見所はあったのですが」
忍「勝てず、本当に残念でござった」
デスク「めちゃめちゃ怒っている人が多いが、こういうことがあるのもサッカー。久保藤次郎が見せてくれた今までにないプレーと、和泉竜司が見せてくれたポジションレスな位置取りとか、面白いことは一杯あった。次の湘南戦に期待して欲しい」
この試合の良かったところ
- ユンカーを前向きに走らせて相手CBとデュエルさせれば何かが起きる!
- 途中まではイキイキ攻撃していた選手達
- 久々に大外→大外アタックが見られましたね
この試合の(´ε`;)ウーン…
- 「もう1点取りにいけ、という風に送り出しているので、こういう機会にちゃんと結果を出して欲しい。交代すればするほど戦力が下がる状態なのが情けないというのが本当のところ」
とうとう監督が言ってしまった…… - パクイルギュは今すぐ海外に行くか三好ケ丘に来て欲しい
最後に
記「本当に惜しかっただけに悔しいですよね」
忍「鳥栖の攻撃マインドは見事だったな。ちょっぴり羨ましくもあったでござる」
記「そういう選手たちなだけに守備は本当にちょっとまあ許してよみたいな感じでもありましたが」
忍「それも……鳥栖のサガか……佐賀だけに……」
記「しつこいですよ」
忍「(´・ω・`)」
記「さてこれでグランパスのJ1優勝の可能性は完全消滅」
忍「鳥栖は残留おめでとうございます」
記「グランパスの今後の積み上げにまた期待ということで」
忍「ベンチメンバー含め、次節はまた動きがありそうでござる」
記「おあとがよろしいようで」
忍「それではまた次の記事でお会いいたしましょうニンニン」