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2024年J1リーグ第4節 柏レイソル戦ミニレビュー&第5節横浜Fマリノス戦ミニプレビュー #グランパス #柏レイソル #fmarinos

はじめに

コンウェンですこんにちは。えー……勝ちました!パチパチ。勝つって素晴らしい。負けたって変わらず応援はしますが、やっぱりこの瞬間のために応援してるので。というわけで初の勝ち試合後のミニレビュー&ミニプレビュー、お楽しみいただけると幸いです。

第4節レビュー

それでは第3節の名古屋と新潟のfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。

1.柏レイソル・名古屋グランパスのチャンスビルディングポイント比較
1.柏レイソル・名古屋グランパスのチャンスビルディングポイント比較

CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。

試合短評

2‐0での快勝とはいえ攻撃系ポイントはまだまだ少ないのが現状です。セットプレーからですが2点取れた自信と、山岸が非常に良くなって来ているのが見て取れますので、次は流れからの得点、攻撃系ポイントの増加に期待しましょう。何度でも見ちゃう二点目のシーン、山中は期待通りのキックでしたし、予定通りの永井のニアでのフリックから三國も枠にとばしてましたし、ハチャンレの落ち着いたシュート。最高です。こんなシーンを増やしてもらいたいです。

一方柏の攻撃ポイントは高く、中でも現状のJリーグNo1マテウス(僕調べ)のマテウス・サヴィオは想像を更に超えて怖かった。

2.【柏第4節】攻撃ポイント個人データ
2.【柏第4節】攻撃ポイント個人データ

左SBのジエゴとともにスピードも名古屋右サイドが破壊されそうになったこともしばしば。他にも前線にタレントが揃う中、それでも無失点に抑えた守備は褒め称えたいと思います。中でもMoMは文句なしの右ポスト選手。彼のポジショニングが僅かでも左だったらと思うと背筋が凍ります。

3.【名古屋第4節】守備ポイント個人データ
3.【名古屋第4節】守備ポイント個人データ

という冗談はさておき守備で良かったのは奪取ポイント。信頼と実績の稲米コンビ復活によりコレだよコレというデータ。稲米はもとよりCB→WBとマルチに高水準な働きをした内田、多分相手は本当に嫌だったと思われる永井と山岸のサボらない前プレなど、素晴らしい面子&数字になっています。純粋に走れて当たれる選手が2枚中盤にいれば相手は嫌だろうなという結果ですね。

4.【名古屋第4節】奪取ポイント個人データ
4.【名古屋第4節】奪取ポイント個人データ

柏のほうが攻撃ポイントが高い≒シュートが撃てているわけですが、シュート位置を見てもゴールから遠く、決定的なシュートは意外と少ないのがわかります。決定的なシュートもミッチ&鬼ブロックのハチャンレ&右ポストくんがゴールを割らせませんでした。あ、キャプテンミッチ初勝利おめでとうございます。49分司への縦パスめっちゃよかったよ。

5.【柏第4節】シュート位置
5.【柏第4節】シュート位置

あと収穫だったのは内田WBですね。もちろんWBをできる事は知っていましたが、久保⇒野上の交代時、そのまま野上がWBに入ると思った方も多いのではないでしょうか。野上が右CBに入り内田がWBに入ることで中央の守備強度を上げつつ、右で落ち着いてキープ、永井、司といい関係を作りながらチャンスを創出していました。ドリブルの久保、スピードの中山に加え、起用の幅が大きく広がったように感じます。データでもクロスからのチャンスを創出していることが見て取れます。しかしうっちーめちゃめちゃ器用ね。すき。

6.【名古屋第4節】クロスポイント個人データ
6.【名古屋第4節】クロスポイント個人データ

第5節プレビュー

それでは第5節横浜FM戦のプレビューです.名古屋と横浜FMのデータ(シーズン平均)をプロットしてみます。

7.名古屋グランパス・横浜F・マリノスのチャンスビルディングポイント比較
7.名古屋グランパス・横浜F・マリノスのチャンスビルディングポイント比較

怖っわ。なにこのグラフ。正直この時点で僕は少し泣いています。が、選手はそんなことないと思うので気を取り直して数字をみてみます。

横浜Fマリノスポイント

キーマンはやっぱりアンデルソン・ロペス。決定力はもちろん自身で突破できるスピードもあり恐ろしい選手です。

8.アンデルソン・ロペス23シーズンCBP
8.アンデルソン・ロペス23シーズンCBP

シュートもチームトップの13本のうち3本を決めており成功率は23.1%。気を付けなければならない相手です

9.【24シーズン横浜FM】シュート数・成功率
9.【24シーズン横浜FM】シュート数・成功率

シュート数2位、攻撃ポイント1位のエウベルとの組み合わせは脅威で柏線と同様名古屋右サイドの守備が重要となります。ポイントは前節に引き続き内田かもしれません。

10.【24シーズン横浜FM】攻撃ポイントランキング
10.【24シーズン横浜FM】攻撃ポイントランキング

また、横浜FMのチャンス構築率(シュート数÷攻撃回数)は12.7%(リーグ2位)で名古屋の6.4%(リーグ20位)のほぼ二倍。つまり二回攻撃です。キラーマジンガ(ドラクエ)ですね。怖いですね。基本的にはボール保持してつないでくる印象ですが、隙をみせれば当然のように速い攻撃でゴールに迫ってきます。

おそらく、試合の大半を押し込まれた状態で過ごすことになりそうですが、開幕から言っているように、決してゆるくはなっていないゴール前の守備と、稲米で帰ってきた中盤でのフィルターをしっかりかけることでまず耐えきること。そして永井のスピードでも山岸のポストでもユンカーの決定力でも司のキラーパスでも山中のクロスでも(以下略、で一撃沈めてやりましょう。そういえはGKポープ・ウィリアムが前節のレッドカードで不在です。それが名古屋のいい方向に転がればよいですね。

最後に

ようやく勝てたところで、非常に難敵であることは間違いない横浜FMとの一戦です。代表ウィークで2W空きましたので、勝った流れのいい雰囲気で対策が進んでいると思っています。24シーズンホーム初勝利に向け、応援していきましょう。勝つぞ!!

山岸祐也
キーマンたり得る山岸祐也

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