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名古屋グランパス2024シーズンはじめの選手短評

Xでフォローしていただいてない方は初めまして。
日頃はTLに飯テロと0カロリーを垂れ流すミヤモシュランです。
試合観戦は行けたら行くというスタンスのグランパスサポーターです。
開幕戦は豊田スタジアムに参戦しましたが、現地で負け試合を見たのは2022年8月のガンバ戦以来でしたし、内容的にも・・・でしたので非常にショックでした。
そしてあれよあれよと3連敗。。。。
レイソル戦の翌日には自分たちの結婚式を控えていたため4連敗でもしようものならどんよりした気分で式を迎えてしまうなと心配しておりましたがが、御祝儀代わりの今シーズン初勝利、勝点3をいただくことができ本当に嬉しかったです。そして無事式も執り行うことができ安堵しました。
お祝いのコメントいただいた方改めてありがとうございました。

今回はレイソル戦から試合感覚が開くので自分の勉強のために
そして自分の思いを何か文章にしてみようということで2024年のグランパスの選手短評を書いてみました。
ラグさんのように面白い文章は書けないですが、読んで共感してもらえるだけでもうれしいです。

それでは早速GKから始めたいと思います。

GK

背番号1 ミッチェル・ランゲラック 在籍7年目

ミッチェル・ランゲラック

ミッチのキャリアの中でも一番在籍年数の長いクラブになっているんですね。
個人的に加入当初PKストップはあまり得意ではない印象でしたが、去年の天皇杯仙台戦でのPK戦では見事なセーブを披露してくれましたし、チームを勝利に導いたミッチに選手達が駆け寄る場面はとても良かったですね。
Jリーグベストイレブンに選ばれた21年からキャリアの全盛期といえるハイパフォーマンスを見せ続けてくれていますが、あと数年はグランパスの守護神として活躍してくれそう。
そして今年はチームキャプテンに就任。クラブ初の外国籍選手でのキャプテンと既にレジェンド級の選手!
雑誌のNumberにて健太さんが主将とは『戦友』であり、常にピッチに立っていて欲しい存在とも語っていたこともミッチがキャプテンに選ばれた理由なのかなと。
開幕三連敗時の失点の場面はGKとしてはノーチャンスなシュートで悔しかったっと思いますが、レイソル戦はビッグセーブを見せ、ミッチの魂が乗り移ったゴールポストと共に今季初の勝利&クリーンシート達成!
新潟戦でもこんなパス通せたっけ?というようなパスを何本か見せていたしますます完成度の高いGKに成長している神。
GKでキャプテンだった楢さんと同じように言葉よりも背中でチームメイトを引っ張りチームを高みに導いてくれるはず。
そしてミッチのランクルが無事戻ってくることを祈っております。

背番号16 武田 洋平 在籍9年目

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焼け野原になった16年の降格後もグランパスで戦い続けてくれる熱い漢!
ミッチという絶対的守護神がいて出番が限られる中で準備を怠らず、試合に出たら試合勘不足を感じさせない安定したプレイ。
正にプロフェッショナルな選手だなと心から尊敬します。
今年も成長著しい三井とJ1出場経験もある杉本に第2GKの座を渡すつもりはないでしょう。

レイソル戦前の記事ですが

『ほんまに苦しんで、苦しんで、1-0とか、1点差とかで何でもいいからまずは勝つ。負けない。そうやっていくと、ちょっとずつ流れが変わってくるから。この悪い流れを受け入れて、やっていくことじゃないですかね』

赤鯱新報より

と語ってくれていました。レイソル戦の勝利から流れが変わってチームが上昇気流に乗ることを期待したいですね。
背番号16のユニフォームを持つ身としては出場してるところを1試合でも多く見たいです。

背番号23 三井 大輝 – 在籍4年目

昨年はシーズン終盤武田の怪我もあり、リーグ戦ベンチ入り
デジッチの撮影担当もしていましたし森下がいなくなり、数少ない明るいキャラクターの選手なのでチームの盛り上げ役としても期待してます!と書いていた矢先での徳島ヴォルティスへの期限付き移籍が決定!!三か月という短期間でチームの信頼を得て試合に出るのはなかなかに厳しい環境ですが、今後の糧になる経験を積んで成長して帰ってきてほしい。
同期の倍井、榊原らグランパスユース王国世代とトップチームでも結果を残してくれたら熱いですね。

背番号35 ピサノ アレクサンドレ 幸冬 堀尾 – U18より昇格

規格外のサイズのニューフェイスGK
今年は体作りでプロとしてやっていく為のベース作りになるか。
怪我により辞退してしまったがU19日本代表にも選出されるポテンシャルと体のサイズがあるのでゆくゆくは日本を代表するGKに成長してくれたら嬉しいな~
私の隣の中学校出身ということで勝手に親近感を覚えております。

Jリーグ登録ではピサノアレックス幸冬堀尾になってます。どっちで行くの・・・?

背番号37 杉本 大地 – 在籍二年目

2019年マリノス在籍時には対グランパスの試合にも出場していたりとJ1出場経験もあるGK3.4番手にしておくのが勿体ないくらいのGK。
ミッチ・たけちんと三井・ピサノ君らベテラン若手の橋渡し役としての存在を期待されているのか。特に三井にはアドバイス送ったり兄弟のような関係を築いたり、その性格面の良さも評価されての獲得だったのかなと思います。
好きなアーティストにB’zを挙げているし同じB’z好きとして個人的にも推してます笑

CB

背番号2 野上 結貴 – 在籍二年目

野上結貴

昨年は新加入ながらWBと右CBとしても活躍。
鹿島戦でゴールした際に近づいてきた稲垣を振り払うシーンが印象的でした(特に仲が悪い訳じゃないとインタビューで触れてましたね笑) 
今のグランパスの中ではキャスパーと仲が良く、ラーメンを一緒に食べに行ったりしているとのこと。
今年はスリーバックの右CBとして可変システムの中で攻撃時にはSB的に振る舞う役割を期待されています。
柏戦でも攻め上がって山岸に見事なグラウンダーのクロスを送っていましたね。
うっちーとの熾烈なポジション争いが繰り広げられることになるのでしょうか。

背番号3 ハ・チャンレ – 浦項スティーラーズより加入

ハ・チャンレ

Kリーグでも屈指のCB、そして健太さんが獲得を熱望したという触れ込みに間違いない今季のグランバス守備の柱。
PSM岐阜戦での怪我により、開幕戦を欠場。2節の町田戦より復帰するとすぐに実力を発揮。ピンチの際の体を張ったシュートブロック、打点の高いヘディング、危険な匂いを嗅げ分けるDFに必要な嗅覚を備え持った一流のCB。彼の存在もあってか三國ケネディのパフォーマンスも安定。そしてレイソル戦では永井のゴールをアシストし、さらには勝利を手繰り寄せる追加点を挙げグランパスでの初ゴールをマーク。韓国代表経験がないのが驚きなくらいの大ヒット補強になりそう。
3試合で既に2枚イエローカードもらっているように少し、不用意なファールも多くダーティーな面も持ち合わせた選手のようですので、ファールトラブルだけが少し心配ですが、ピッチ外ではとても物腰柔らかなで紳士な青年に見えるのでピッチ上の闘将感溢れるプレイがより際立ちますね。

背番号4 井上 詩音 – ヴァンフォーレ甲府より加入

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専修大学、ヴァンフォーレ甲府で経験を積んで5年ぶりにグランパスへ帰還。グランパスに戻ってくるために5年間頑張ってきたという熱いコメントに聞いてるこちらもまた熱くなりました。
加入一年目にして副キャプテンにもなるなど、リーダーシップも期待されていますね。
3バックの真ん中のほうが合ってるのではないかと思いますが、ハ・チャンレがいるため出番があるならハ・チャンレが欠場するときか左CBでの出場になるか。
期待してタオマフも買わせていただきました😌

開幕戦で購入した井上詩音君のタオマフ


また開幕前のグランパス特集の番組内の若手座談会コーナーで詩音君がおすすめしていた名古屋市守山区のとんちゅうラーメンに先日行ってきました❗

とんちゅうらーめん – Google 検索www.google.com

柚子胡椒が効いた特製ラーメン美味しかったのでグラサポの皆様も是非訪れてみてください

とんちゅうチャーシューラーメン+ねぎトッピング

背番号20 三國 ケネディエブス – アビスパ福岡より加入

三國ケネディエブス

昨シーズンのルヴァンカップ準決勝グランパスとの2試合で活躍し、その活躍がグランパスからのオファーにも繋がった模様。アビスパ福岡でも準レギュラー的扱いだったため経験値的にはまだまだですが、191cmと恵まれた体格に高い身体能力と規格外のポテンシャルを秘めたCBということで藤井陽也を彷彿させますね。
鹿島アントラーズとの開幕戦ではミスから失点にも絡んでしまいほろ苦いグランパスデビューとなりましたが、二節の町田戦からは頼れるハ・チャンレが復帰したこともあり三國のパフォーマンスも安定。まだ細かい判断ミスもみられるが試合を追う毎に成長が見られるので今シーズン終わったときにどこまで成長してるか楽しみですね。
いつかイングランドプレミアリーグで活躍するのが夢みたいなのでまずはグランパスで日本を代表するCBに成長してほしいです。

背番号24 河面旺成 – 在籍三年目

河面旺成

昨年は加入二年目にしてコンディションが整い中盤戦はCBのレギュラーに定着。J1でも対人能力とロングフィード、ビルドアップ能力が通用することを改めて証明してくれました。
今季はDFの柱として期待されていたところで、キャンプ終盤の怪我により4節まで欠場。特に開幕戦は彼がいればあのような惨敗はなかったのではないかと思いますし、本人も責任を感じていた様子。次節からの復帰もありそうですが、欠場してる間に三國ケネディエブスがパフォーマンスを上げてきているので簡単に出場できる状況ではないのはチームにとっては良いことなのかなと。
唯一の左利きCBとして左サイドのビルドアップで違いを出し、右CBがSB化する右上がりの可変システムがベースになってますが左サイドからも持ち上がってより攻撃を活性化するところも見てみたいです。

背番号30 行徳 瑛 – 在籍二年目

昨年は怪我もあり、ルヴァンカップ神戸戦のみ出場。
チームメイトからも真摯に練習やウエイトトレーニングに励む姿を称える声が寄せられていますが、本人も二年目に掛ける気持ち相当なものがあるのでしょう。
左利きCBが河面のみのチームで左足の技術を磨き出場も狙っていると赤鯱新報で記事も出てましたが自分がなにをすれば試合に出れるか考え虎視眈々とチャンスを伺っているとのこと。
静学出身の技術力も含めて成長してる姿を早くみてみたい存在。
ブレイクスルーに期待してます。

背番号34 内田 宅哉 – 在籍三年目

内田宅哉

昨年前半戦はWBとして、後半戦はボランチとして活躍。
活躍が認められグランパスに完全移籍。そして今年は3バックの右CBとして可変システムの中で右SB的に振る舞う役割を与えられ、持ち前の強度と運動量と戦術眼を生かして順応するマルチロールっぷりを改めて発揮。そして意外に空中戦にも強いということでもはやGK以外ならどこでもこなしそう。
得点に直結するプレーが課題と言われてるので今年起用されると思われたIHよりも今の右CBのほうが生きるのでしょうか。でも昨年天皇杯浦和戦の輝きはとても印象に残っている(ヨネもあの試合のうっちーは凄かったと言ってましたね)のでIHでのプレーもまた見てみたいな。グランパスでの初得点がみたいです。


WB

背番号21 ターレス – 在籍二年目

ターレス

ロアッソ熊本から移籍してきた昨年はWBとシャドーで起用されるも怪我もあったりで、印象的な活躍を残すまでは至らず。ただスピードを生かした突破とパンチ力のあるシュート等、潜在能力が垣間見えるシーンも。シャドーのときは周囲とのコンビネーション生かした突破を見せていましたが、WBとどちらが本人としてやりたいポジションなんでしょう。課題は守備面の強度と狭いスペースでのテクニックでしょうか。兄貴分のマテちゃんも移籍してしまい唯一のブラジル人選手になりましたが、日本国籍も取得したい意向を示していたので長くグランパスで活躍してほしいな。
オフのトレーニングでサイズアップも果たしたみたいなので二年目となるJ1の舞台で目に見える結果を残して欲しいところ。

背番号25 久保 藤次郎 – 在籍二年目

久保藤次郎

昨夏にJ2の藤枝から移籍してくると持ち前の切り裂くドリブルと思い切りの良いシュートでチームに勢いをもたらす存在に。ルヴァンカップ準々決勝鹿島戦1stレグでの劇的なAT同点弾で移籍後初ゴールを挙げると終盤戦にはレギュラーを奪取。
地元岡崎出身、下部組織育ちということもあり新たなチームの顔となる存在になることも期待されていますね。
タイプの違う中山と激しいポジション争いを繰り広げる中で互いにリスペクトしアドバイスを送り合う姿は素敵な関係だなとおもいますね。10ゴールを目標に掲げているだけにチームを勝利に導く選手になってほしいところ。

背番号26 成瀬 竣平 – 在籍5年目

成瀬竣平

二年間の武者修行を経てついに帰還した本職SB。
健太さんが従来WB/SBのプレーヤーに求めるスピードやドリブル、フィジカル的な強さを持ち合わせてるタイプではないため、レンタル生活に出ていたと思われる。恐らく今シーズンはそれだけでなく違う強みをもった選手も必要ということでカムバックを果たしたのか。広い視野に攻撃のスイッチを入れる鋭い縦パスも入れることができる所謂サイドのゲームメーカータイプ。キャンプ当初には硬い暗い表情も見られたが、今はチームのためにそして自分のために必死に這い上がろうともがいてる様子が伝わってくる。
得点にもこだわりつつ、久保・中山にはない強みを発揮してチームに良い化学反応を起こして欲しい。

背番号27 中山 克広 – 清水エスパルスより加入

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抜群のスピードで縦への推進力を発揮し、高精度のクロスとカットインからのシュートも持ち合わせた得点力でチームを勝利に導くサイドアタッカー。WBとしてのプレーは初めてのため藤次郎と比べるとWBとしての経験値に差はあり課題は守備面と本人も言及しているが、試合を重ねれば順応してくれるでしょう。
背後にスペースのある相手や試合の展開だとより持ち味が生きるタイプなので、ドリブルで剥がせる藤次郎と競争しながらシチュエーションに応じた使い分けができそう。
可変で442気味になるのも中山と久保の攻撃性能を引き出すためと言えるので、特に攻撃面で結果を残すことに期待しています。

背番号32 鈴木 陽人 – U18より昇格

鈴木陽人 ※写真は高校2年次のもの

プロ一年目のなのでまずは環境と練習に慣れていくところからだと思いますが、キャンプ中の練習から積極果敢にチャレンジしている様子が伺えたので本人としてはルーキーだからと臆するところは全くなさそう。
昨年のルヴァンカップ神戸戦前半のみで交代になったときは悔し涙を流したそう。
普段の練習や練習試合を通してアピールし結果を出せば年齢問わず起用してくれる健太さんなので、まずは公式戦出れるように頑張ってほしいですね。

背番号41 小野 雅史 – モンテディオ山形より移籍

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和泉、河面、移籍した森下、丸山と同じく近年グランパスで勢力を伸ばしつつある明治大学サッカー部出身選手。大学時代は10番を背負いボランチや攻撃的MFで活躍したようだが、アルディージャ大宮でSBにコンバートされ花開いた選手。ボランチで活躍していただけあって、視野が広く正にサイドの司令塔的なプレイができる選手。開幕戦では共に途中出場の倍井と内・外のレーンをコンビネーションで切り崩すプレーも見られ活躍が期待されていた矢先で右大腿二頭筋肉離れによる離脱が発表されました。
グランパスの課題であるボール保持の局面で違いを出せる選手だと思っていたのでとても残念です。河面、和泉との明治大学組で出場してるところを早くみたいです。

背番号66 山中 亮輔 – セレッソ大阪より加入

スペシャルな山中亮輔

2018年に行われた日本代表対キルギス代表の試合で代表デビュー開始108秒で得点を挙げ、日本代表デビューから最速での初ゴール記録を今でも保持している(場所は豊田スタジアム)。Jリーグを見てる人なら知らない人はいらないであろう、強力で正確な左足を持つスペシャリスト。昨年はアキレス腱の負傷によりシーズン中盤戦から欠場し、終盤戦に復帰してはいたもののコンディションが今一つだったところもあり、開幕戦と二節の町田戦ではあまり見せ場なく途中交代。ほろ苦いグランパスデビューとなったが、4節の古巣柏レイソル戦では途中出場、CKからハ・チャンレの得点を演出。守備面でもキレのある動きをしており、ようやくコンディションが整ってきたと思われる。対峙する相手を抜かずとも良質なクロスを上げることができる選手なので得点力のあるFWが揃った今年のグランパスではアシストを連発してほしい。

ボランチ/攻撃的MF

背番号5 吉田 温紀 – 在籍三年目

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昨シーズンはリーグ戦にはあまり絡めずもルヴァンカップ準々決勝鹿島戦2ndレグでの劇的なゴールは特大のインパクトを放った。迎えた今シーズンは新たに背番号5を背負い沖縄でのキャンプ序盤もレギュラー組で起用され、本格ブレイクの年になるかと思われたが浦和レッズとの練習試合で消極的なプレイに終わり健太さんからの評価を下げることに。そのことでかなり自信も失っていたようだが、腐るにはあまりにも早すぎるので必死に這い上がってきてほしい。稲垣&米本の鉄板二人の力もありレイソル戦は勝利できたが、この先長いシーズン若手の突き上げがない限りリーグ優勝はとても難しいと思われるので、自身の殻と序列の壁をぶち壊して背番号5にふさわしい活躍を見せてほしい。

背番号6 米本 拓司 – 在籍5年目

米本拓司

昨シーズンはボール奪取能力+縦に鋭いパスとが永井、キャスパーら快速FWと相性が抜群に噛み合い優勝争いの原動力に。
等々力でのキャスパーの得点に繋がったボール奪取からの永井へのスルーパスは個人的にベストパス賞です!
プレーだけでなく言葉でもチームメイトを励まし辛い苦しいときに顔を上げさせることができる選手。
Inside Grampus the deepの上映会では昨年秋に怪我から復帰する際にリハビリを頑張りすぎて風邪を引いて復帰が遅れてしまったと明かしていました。
2021年のルヴァンカップ優勝時ヨネは病室で過ごしていたので、今年こそはタイトルを獲得してピッチで喜んでいるヨネが見たいな。

背番号7 和泉 竜司 – 在籍6年目

和泉竜司

鹿島での武者修行を経て電撃的に復帰した昨年は、WBにトップ下、シャドーと変わらずマルチロールっぷりを発揮。そして以前よりも力強さを増しチームを引っ張るプレーを見せてくれました。マテウス移籍後の新潟戦で怪我をしなければチームとしても大崩れしていくこともなかったのではと思ったり。。。
昨年のフロンターレ戦のゴールは自分の中のベストゴール賞です。
出来ればWBではなくシャドーやIHなるべくゴールでプレーしてアシストやゴール等得点に絡むプレイを期待したい。
今年は怪我なく健康体で一年を過ごしてグランパスの背番号7にふさわしいチームをタイトルに導く活躍を見せてほしい。

背番号8 椎橋 慧也 – 柏レイソルより新加入

椎橋慧也

ベガルタ仙台・柏レイソルと順調にステップアップしてきて、昨年は天皇杯で準優勝と悔しい経験をしたことで自身にとって悲願のタイトル獲得のためにグランパス移籍という決断をしてくれたんだと思います。
アルビレックス新潟戦で初のスタメン出場を飾るも、米本が復帰すると再びベンチへとまだ健太さんの信頼を得られていない様子。今年27歳とこれから全盛期を迎える中で米本、稲垣というグランパスを支えてきた二人から実力でポジションを奪って世代交代を実現できるか。
笑顔が素敵ないじられキャラなので、結果を出してその明るいキャラクターをサポーターの前でも出しているところを早く見たい。

背番号14 森島 司 – 在籍二年目

森島司

昨夏サウジアラビアへ移籍したマテウスの穴を埋めるべくサンフレッチェ広島から加入するも実力を発揮できないままチームも下降線を描きシーズン終了。本人にとってはキャリアの中でも一番の苦しみだったのではと思います。イヤーブックの稲垣との対談の中でも当時の胸の内を明かしていましたね。この経験が本人をまた一回りも二回りも成長させるきっかけになればと思いますし、名古屋グランパスに来て良かったと心から思ってもらえるように一緒に戦いたいですね。
柏レイソル戦では精度の高いFKをハ・チャンレに合わせ永井の先制点を演出。また攻守に走り回り、躍動していました。3142のIHにしても3421のシャドーのポジションにしても司がなるべくゴールに近い位置でプレーできる状況を生み出すことが今季のグランパスの勝敗に大きく関わりそうです。

背番号15 稲垣 祥 – 在籍5年目

稲垣祥

『粉骨砕身』
チームキャプテンとしてこの二年間骨折してもピッチに立ち続けた彼を表すのにふさわしい言葉はないと思う。
キャプテンという重圧から解放されたが、2節町田戦ではいつ以来だろうという出場なしに終わり改めてポジション争いに挑まなければならない今年のチーム状況は稲垣自身にもチームにとっても健全な状況なのかもしれない。
グランパスに来て敵陣のポケットを着く動きや、ターンやパスの精度等成長しつづける(去年埼玉スタジアムでの藤次郎へのパスは本当に凄かったし、健太さんがずっこけるのもわかる笑)が今年は新たにIHというポジションで持ち前の運動量を生かし攻守におけるアップダウン、味方を追い越す動きそして得意のミドルシュート等武器を存分に生かしてより輝いてほしい。

背番号17 倍井 謙 – 関西学院大学より加入

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細かいステップのドリブルにカットインからのシュートと開幕戦と町田戦で唯一の光明とも言えるプレーを見せ、新潟戦では初のスタメン出場を飾るもインパクトは残せず。まだ得点・アシストという目に見える結果を残したわけではなく、本人としては全く満足していないだろうし正直これくらいはできるのではと思っていたのでより貪欲に結果にこだわって欲しいところ。
今後の活躍次第で招集されるかもしれないU23で起用されるとしたら4231の左SHで、そうなると新潟の小見やブレーメンの佐藤がライバルになると思われる。
かつての相馬のように大会前の数か月グランパスで目覚ましい活躍を見せ逆転でパリ行きの切符を手にしてほしい。

背番号19 重廣 卓也 – 在籍三年目

重廣卓也

22年の夏に加入するとこのままでは残留争いに巻き込まれるかもしれないという暗雲立ち込めていたグランパスを救う活躍を見せてくれました。昨年は怪我が重なり思うように出場時間が伸びず、心機一転今年こそはポジション争いを繰り広げると思いきやキャンプ早々怪我で出遅れてしまうと、開幕直後にはFCソウルへの7月15日までの期限付き移籍が発表されました。
3142システムのIHとしてプレーしたら面白い存在になるのではと思っていたので残念ですが、韓国でコンディションを上げてまた夏場にチームを助けるために戻って来てくれたら嬉しいな。

FW

背番号9 酒井宣福 – 在籍三年目

酒井宣福

昨年はルヴァンカップの得点王に輝きベスト4進出に貢献。貴田君のプロ初ゴールも酒井の見事な落としからでしたね。リーグ戦では得点を上げることが出来ず怪我によりシーズン終了。ただしアウェイマリノス戦等で、チームとして前からプレスをはめ込む戦術を選択したときやリードを守りきる展開のときに献身的に振る舞い非常に貢献してくれていたので、シーズン後半彼の不在は戦術のバリエーションとしてかなり痛かったのではないかと思います。分厚い胸板に屈強な体格を誇るため生粋のCFと見られがちですが、サガン鳥栖時代は林や山下といったCFタイプを相方に衛生的に動き回るセカンドトップ的な役割で輝きを放っていました。今年山岸というポストプレーの得意な選手やパトリックのように高さのある選手も加わりその恩恵を受けて酒井がFWとして点を重ねてくれることを期待していますし、得点したときの咆哮を何度も見たいですね!
先日のグララグッズに身を包む姿もとても素敵でしたね。

背番号10 パトリック – 京都サンガより加入

言わずとしれたJリーグ史にも名を刻む名FW。
やたらとグランパス戦で点を取ってるイメージがありましたので調べてみたら対グランパスのリーグ戦通算5得点(15年1G,21年1G,22年2G ,23年1G)でした。思っていたよりは少ないなと思いましたが近年やられまくってたんですね。昨年はサンガで途中出場から決勝点を三回も記録!グランパスがリーグ戦で途中出場から得点を挙げた選手が0だったことも踏まえて獲得したと思われるが、そのパワーと決定力でチームには勢いを、対戦相手には恐怖を与えることできる存在。J1通算96ゴールと節目となる100ゴールも今年中に達成し背番号10にふさわしい活躍を見せてほしい。
そしてX上でのほっこりする日本語の確認依頼も早く見たいな~

背番号11 山岸 祐也 アビスパ福岡より加入

山岸祐也

アビスパ福岡でリーグ戦二年連続10ゴールをマークし、年齢的にも30歳と脂がのった年齢かつ海外移籍もおそらくないだろうというこのオフシーズン一番の注目銘柄だったFWを獲得したフロントの働きはもう少し誉められてもいいのではと思ったり。ポストプレーや味方を生かす動きも守備の献身性も得点力も持ち合わせ、ポジションも1トップ、2トップ、シャドーを問わない万能型のFW。赤鯱新報のインタビュー記事を読むと自身のプレイや戦術について言語化するのがすごく巧みでサッカーIQが高く、それがプレーの幅広さにも繋がっているんだろうなと思いました。
山岸とキャスパーの2トップは互いの能力を引きだしJリーグ最強のコンビになる可能性を秘めていると思うので早く見たいですね。
ゴール後の山ピースは手話でI LOVE YOUを意味しているようですが早く一緒に山ピースをしたいし、いっぱいの愛を届けて欲しいですね。

背番号18 永井 謙佑 – 在籍8年目

ゴールセレブレーションする永井謙佑

FC東京時代はグランパス相手によく点を決めてましたし正直大嫌いな選手でしたが、グランパスに帰ってきてピッチ内外問わずこれだけ貢献してくれる選手だったとはと驚かされました。
昨年のINSIDE GRAMPUS THE DEEP の中では練習で軽いプレーをしたマテウスを叱咤する姿を見せたり、2月に発売された作品の中では熱くなる森下に対して冷静に自分の意見を伝える等ベテランとしてチームがうまく回るように立ち振る舞ってくれているんだなと感心しました。強いチームや良い組織にはこういう嫌われ役を自らできる存在が必ずいるし、八方美人タイプな自分は学生のとき部活でこういう役回りなんととてもできなかったので本当に尊敬できる選手ですし、その姿を若手選手には目に焼き付けて欲しいなと思いました。
昨年キャスパー・マテウスとの3トップが機能したのも永井の献身性と戦術理解の高さのおかげだと思いますが、後半戦マテウス移籍後はチームの迷走と歩調を合わせるかのように永井も得点できず。
FWがやりたいと名古屋に戻ってきて、バランスを取る役割もあったとは言え個人としても悔しいシーズン後半戦になったはず。
開幕3連敗を喫した新潟戦の前には『とりあえず何でもいいから入ってほしい、手以外ならどこでもいいから、ゴールに入ったらいいよね』と語っていましたが、レイソル戦のゴールはその言葉を体現するようなゴールでしたね。そして70分過ぎまで足が攣りながらも懸命に走り回る姿にNever Give Up for the winというグランパスのDNAを感じました。
一緒にタイトルを取りたいと思わせてくれる選手ですね。

背番号28 榊原 杏太 – 立正大学から加入

榊原杏太

一昨年のローマ戦と昨年のルヴァンカップ神戸戦でしか実際にプレイしているところを見たことがなかったのでYOUTUBEにあるグランパスU18時代のゴール集を見ましたが、左足に絶対の自信がありテクニックとシュート精度を持つところは同じ背番号を背負ったレジェンド玉田さんに似てるところがあるんだなーと。小柄ながらヘディングがうまいところも似ているのかしら。大学時代にフィジカルと守備の部分を鍛えなおしたということですが今後出場機会を掴むのもその部分がJ1の舞台でどこまで通用するかというところと得点という結果を少ない出番の中で出せるか。
まずは大宮とのルヴァンカップか6月の天皇杯あたりで出場機会を得ることができるのでしょうか?グランパスでの初ゴールが楽しみですね。

背番号77 キャスパーユンカー – 在籍二年目

キャスパー・ユンカー

昨年は開幕戦のゴールを皮切りにリーグ戦で16ゴールを挙げる活躍。苦手な夏場に得点から遠ざかる時期もありましたがさすがのゴールをたくさん見せてくれました。ポストプレーや守備も必死にこなしてくれていましたし、チームの中で自分がどういう働きをすればいいか理解しているからこそ加入一年目で得点を重ねることができたのかなと。
迎えた今シーズン、健太さんの中で優勝するチームへの近道としてキャスパーの得点能力を最大限に引き出すべく山岸との2トップと3142というシステムを採用したのかなと想像します。ポストプレイも得意な山岸や森島や稲垣、和泉らIHと近い距離間でコンビネーションを発揮した時にわくわくするようなプレーを見せてくれると期待していたので早くキャスパーのコンディションが整うことを願います。

その他

貴田選手は今シーズンいっぱいの期限付き移籍ということで記事は書きませんが、いずれワールドクラスの選手になって目の前でゴールを見たことを自慢させてほしいですね。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
そうだよねあの選手はこういう選手だよねとか、違うあの選手はこんな選手だよとかグランパスのことを考えるきっかけにこの記事がなれば嬉しいです。
思いつきと勢いで選手短評を書いてみましたが、始まってまだ4節終了しただけですし、3連敗スタートということもあり何書こうかなと思ったりもしましたが気付けば1万字を超えていました!!
学生時代読書感想文なんて大の苦手だったし、大学の卒論なんてゼミの先生の本をほぼ丸写し(先生公認です笑)の私ですので、好きなものの力は偉大だなと思いました。

キャンプでの主力選手の怪我も重なり三連敗という最悪のスタートになってしまいましたが、それぞれ違う個性と武器のある選手をこれだけ揃えていますし、レイソル戦の勝利で選手達が吹っ切れてほしいですね。
まだ34試合(勝ち点で言えば102)も残しているので優勝はまたまだ狙えると自分は思っています。
選手・監督・スタッフ・サポーターが互いに信頼しあって一つになればいい結果を残せるシーズンになるんではないかと期待して応援していきたいと思います。

Never Give Up for the Win

About The Author

ミヤモシュラン
グラサポ飯テロ部🍴
プロレスとB'zとネコ様が好き😌
五島列島出身です😼
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Comments

  1. 背番号18 永井 謙佑 – 在籍9年目
    計算間違いでは?

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