はじめに
本日はJ1リーグ20位の北海道コンサドーレ札幌とのアウェイゲームです。
名古屋グランパスは前節の横浜F・マリノス戦で劇的な逆転勝利を収め、その勢いを持って3連勝を狙いたいところです。
対する北海道コンサドーレ札幌は前節ヴィッセル神戸に1-6の大敗を喫しましたが、負傷者が徐々に復帰しており油断はできないチームです。
この注目の一戦をプレビューします。
現在の順位
名古屋グランパスは現在12位。首位FC町田ゼルビアとの勝ち点差は7ポイントです。まだシーズン序盤ですが、上位を狙うためには勝ち点3を積みたい一戦となります。
出場停止選手情報
両チームとも出場停止選手はいません。
両チームの予想布陣
北海道コンサドーレ札幌
ミシャ監督のチームはボールを持っている場面と持っていない場面で選手の並びが変化しますが、基本布陣は3-4-2-1(3-4-3)と予想します。負傷中のベテラン宮澤が復帰するとの報道がありますが、出場するのであれば先発ではなく途中出場と考えました。
- GK:菅野の先発を予想。
- DF:馬場、岡村、中村の3バックと予想。
- MF:CHに駒井、荒野のコンビ、OHはスパチョークと小林、WBは菅と浅野と予想。
- FW:鈴木武蔵の1トップと予想します。不調の時でも名古屋相手の時は得点してしまう相性の悪い選手ですので要注意です。
名古屋グランパス
前節と戦い方は大きく変えず、3-4-2-1(3-4-3)の布陣の変更はないでしょう。中3日の連戦ですので、先発は少し変更すると予想しました。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:河面、吉田、三國の3バックと予想。
- MF:CHに稲垣と椎橋のコンビ、WBに中山、内田と予想。
- FW:森島、永井の2シャドー、CFにパトリックと予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】ボール保持時の5トップへの対応、カウンター攻撃への対処
北海道コンサドーレ札幌の攻撃面の主な特徴は下記2点が挙げられます。何試合かDAZNで試合を確認しましたが、昨シーズンと大きく変わらないように見えます。
- 守備からボールを奪い攻撃に転じた時には4-1-5の5トップに可変し、相手ゴール前でも数的同数、数的優位を作り出しシュートまで持ち込める。
- 今シーズンも前線からの球際の強度が高いハイプレス、ボール奪った後のショートカウンターは健在。波に乗ると脅威となる攻撃陣です。
名古屋の守備面では下記がポイントになると考えます。
- スピードもあり高さもある札幌のCF鈴木武蔵に対して、名古屋のDFラインが低いと数的不利からクリアミスやこぼれ球を押し込まれて失点する可能性も高い。守備ブロック形成時のDFラインのコントロールが重要。
- 札幌のハイプレスに対し、中盤での守備強度で後手を踏むと厳しい。
- 札幌の5トップに対応するためには両WBだけでなく名古屋の1トップ2シャドーにも献身的なプレスバックなど高い守備意識が必須です。我慢の時間帯も多いでしょうが、踏ん張ってほしいところです。
攻撃力は元々高い対戦相手だけに、守備対応に関して90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【予習】名古屋の天敵、鈴木武蔵
【攻撃面】ファストブレイクとセットプレー
札幌は攻撃力はあるものの、前節6失点していることからも名古屋の攻撃陣が付け入る隙は十分あると思われます。
名古屋の攻撃面では下記がポイントになると考えます。
- 札幌の攻撃時、4-1-5に可変している時に中盤でボールを奪うことが出来れば、中盤の人数が足りない分、札幌ゴール前まで一気に攻め込むことが可能です。ファストブレイクからシュートに持ち込む回数、シュートの決定力がポイントになると考えます。
- 前節もセットプレーからも3失点しており、CKやFKで得点チャンスを広げられると考えます。
【予習】前節が象徴しているように、対札幌ではセットプレーの守備にチャンスがありそう
前節は山中のFKから決勝点を挙げました。
本日も名古屋攻撃陣の奮起に期待したいですね。
おわりに
池袋、名古屋、札幌のHUBでは飲みながら試合を観られるようです。
平日のアウェイゲーム、しかも札幌での試合ということで現地に駆けつけられる名古屋ファミリーの方は多くないかもしれませんが、それぞれの場所で名古屋グランパスを応援しましょう。
簡単な試合にはならないでしょうが、勝ち点3を取ってきてほしいと願っています。
良い試合になりますように。