はじめに
本日はJ1リーグ12位、アビスパ福岡とのホームゲームです。
名古屋グランパスは前節の札幌戦で苦しみながらの勝利。3連勝中でチームの調子も上向きつつあります。
対するアビスパ福岡は名古屋とチームとしての特徴は似ており、強固な守備ブロックとカウンター攻撃を特徴としています。昨シーズンはルヴァンカップでの対戦も含めると4戦して1勝3敗と分が悪い対戦相手ですが、今シーズン初の対戦ですし、勝利がほしいところです。
この試合をプレビューします。
現在の順位
名古屋グランパスは現在8位。首位との勝ち点差は4ポイントありますが、首位との勝ち点差を縮めるために本日は勝ち点3が欲しい一戦となります。
両チームの出場停止選手
両チームともに出場停止選手はいません。
両チームの予想布陣
名古屋グランパス
インサイドグランパスの長谷川健太監督のインタビューで選手起用について言及するコメントがありましたが、基本布陣は3-4-2-1(3-4-3)と予想します。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:三國、吉田、河面の3バックと予想。結果を残している吉田温紀を継続と考えました。
- MF:CHに稲垣と米本、WBに和泉、久保と予想。左足のクロスが武器の山中は試合途中からCFのパトリックとともに途中出場と考えました。
- FW:倍井、森島の2シャドー、CFに永井と予想。永井のCF起用で前節も決勝点をあげましたので、今節も踏襲すると考えました。
アビスパ福岡
昨シーズンと同じく基本布陣は3-4-2-1(3-4-3)と予想します。山岸、井手口など昨シーズンの主力選手が移籍し開幕当初は苦しんでいましたが、自陣ゴール前での強固な守備ブロックを基本とし、CFのシャハブザへディがシュートに持ち込むカウンター攻撃で復調しつつあります。
- GK:村上と予想。
- DF:グローリ、田代、宮の3バックと予想。
- MF:CHに前、松岡のコンビ、WBは湯澤と前嶋と予想。
- FW:岩崎と紺野の2シャドー、CFにシャハブザへディと予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】強固な守備を誇る福岡に先制点を与えると苦しくなる、カウンター攻撃と決定力の高いシャハブザへディを抑えられるか
福岡は自陣ゴール前で堅い守備ブロックを作り、ボール奪取後に素早くカウンター攻撃に移る基本の戦い方は昨シーズンから変わりません。今シーズンの試合を観ると、前線からのハイプレスが若干激しくなくなったと感じるものの、攻撃面ではCFのシャハブザへディが当たっています。決して守備一辺倒のチームではありません。
福岡は名古屋と同じ3-4-2-1の布陣を敷くことが予想されますし、おそらく前節の札幌戦と同じく両チームのチームがマンツーマンでぶつかり合う展開になるでしょう。福岡は球際の強度が高いチームであるため、中盤での守備強度で後手を踏まないことがまず重要です。特にCFのシャハブザへディは高精度の左足のシュートと決定力がある選手ですし、ボールを持って前を向かれると名古屋守備陣は対応に苦慮すると思います。踏ん張ってほしいところです。
【予習】福岡の新エース、イラン代表FWシャハブザへディ
【攻撃面】ファストブレイクで刺しきれれば良いが、セットプレーは重要
福岡は自陣ゴール前での守備ブロックが堅く、球際の強度も激しいと言える強さがあるため、シュートまで持ち込むのも容易ではありません。
私個人の感想ですが、今シーズンの福岡の守備は相手チームのボール保持者を真ん中に誘導し、強力なCBでボールを回収、前、松岡を経由してカウンター攻撃に移る守り方が多いという見方をしています。
名古屋としてはボールを奪った後のファストブレイク、福岡の守備ブロックが間に合う前にシュートに持ち込む回数をどれだけ増やせるかが得点を奪う上で分岐点になると思われます。
また、ロースコアのまま試合が拮抗することも十分考えられる対戦カードですので、セットプレーは大事にしたいですし、福岡のGK村上には昨シーズンは対名古屋戦でゴール前に鍵を掛けられていましたので、今シーズンこそ名古屋攻撃陣はゴールを奪ってほしいですね。
おわりに
主力選手に負傷者が多く、決して万全と言えない中でも3連勝し、上位を狙えるところまで勝ち点を伸ばしています。本日勝利するか否かはJ1リーグで上位争いに食らいつく意味でも重要ですし、現地に駆けつける方は現地で、現地に行けない方はそれぞれの場所で名古屋グランパスの勝利を信じて応援しましょう。良い試合になりますように。