忍者「どうも忍者です」
記者「どうも記者です」
忍「勝ったでござるー(∩´∀｀)∩」
記「色々と過去にジャイアントキリングられ実績のあるグランパスとしては、ビックリするほど『順当』な勝利でしたね」
忍「要所を締めたグランパスでござった」
記「順番に振り返っていきましょう」
忍「さて今日のスタメンは『グランパスユースガチ勢絶頂不可避』な感じだったわけでござる」
記「榊原と倍井の2シャドーで愚息もあえなく昇天！でした」
忍「ゴンヌズバーとフンフン鼻息荒くしつつ見守っていた方も多かったのではなかろうか」
記「で、要点は何だったのでしょう」
忍「両ウイングバックとパトリックでござる」
記「どういうことでしょうか」
忍「今日のグランパス、端的に言うと『守備時にきっちり5バック化しておけばまあ守りきれるやろ！』という戦い方でござった」
記「そして『相手のCMFは前5枚で囲っとけば相手が困るやろ！』という感じでもありました」
（ゆってぃさんがいつも図で説明してくれるやつだな。相手の中盤の自由を奪えば、相手は攻撃がうまくいかなくなる）
忍「で、ボール前進も崩しのところも、困ったらWBが1対1で剥がせば問題ないやろ！という」
記「パトリックもキッチリ仕事しましたね。クロスを入れる側も、パトを意識してハイボール多めでしたし」
忍「事前の想定どおりリスク管理をしっかりやりつつ勝ったでござる」
記「リスク管理ってけっこう難しいもんですからね」
忍「ハッキリ言って今日はもうそれだけではなかったかなと」
記「奇をてらう必要が無いと言いますか、変に隙を見せないようにしておけば、あとは個の質の差でぶん殴れるという」
忍「シュヴィルツォクがもう一人いたら危なかったかもでござったが、ゴール前にボールを運ぶのが覚束ないのでシュヴィルツォクがボールを受けに下がってしまうという大宮さんでござった故」
記「今日はそれ以外に特に言うことも無いかなと思いますので、あとはスタメンを短評形式でお届けします」
ピサノアレックス（アレクサンドレ）幸冬堀尾
動いてる姿の方がイケてる人は男女問わず本当にイケてる感じなので、今日一日で女性ファンがだいぶ増えたのではないだろうか。グランパスGK陣の顔面偏差値はJリーグナンバーワンたい！ プレー面では、なんせグランパスファミリー目線では比較対象がミッチとたけちんな関係で、そこと比べちゃうとちょっとオイオイ……なシーンも散見されたものの、まずはクリーンシートおめでとうございます。ピサノが脅かされるシーンがそもそもほぼ無かったためなかなか評価に困るものの、左脚キックについては播戸解説員が「良いもの持ってますね〜」と褒めていた。実際良かった。抱いて欲しい。
野上さん
シュヴィルツォクを除いて、流石にこのクラスの相手ならまったく付け入るスキなしといった感じ。あまりにも普通に守って攻めていた関係で凄さがむしろわかり辛いのだが、とにかくポカミスを一切しないというDF的に超絶大事なことを完遂しきる姿は流石の一言。やはり野上が（ベンチに）いるかいないかでチーム全体の安定感的なやつが全然違う感じになるため、もっとコンディションを上げていって欲しい。
デ「（コッソリ）現地では何度となくヤクブ・シュヴィルツォクとのバチバチが見られ、かなりの割合で抑えていたことを申し添えておく」
吉田ハ
今日のハイライトは後半終了間際のあのカウンターダッシュ。それ以外はそう目立ったシーンは無かったものの守備で破綻することも無くボール繋ぎもしっかりしていたので、良い意味で及第点といった感じであった。セットプレーのアレ決めてたらね〜良かったんですけどね〜。全体的に、ベンチメンバーにしっかり入るし何ならリーグでスタメンもあるぜという選手の格の違い的なやつを敵味方へ見せつけていたので、チーム事情はありつつもそろそろ中盤で起用して欲しいですね。
井上
ちょっと良くない意味で及第点といった感じ。正直もうちょい違いを見せつけて欲しかったなーと。何かやらかしたりしたわけでもなくしっかり走ってたんですけどね〜。現状ではハ・チャンレ河面三國のチームに割って入っていくのはちょっと厳しい感もあるので、改めてチーム最強エアバトラー化するとかそういう感じで頑張ってください。
デ「（コッソリ）やっぱり井上詩音は右の選手なのでは。左脚のビルドアップを見ると河面旺成に一日の長があるのは確か。でも高さでは大宮の選手に負けていなかったように思う」
椎橋
全体的に攻守分断気味のチームで、色々と曖昧なところを全力で何とかしまくっていた。この試合の影のMVPではないだろうか。かなり割り切った戦い方をしていたグランパスにおいて、なんとなくいつも通りにプレーする椎橋のおかげでゲームコントロールが確実に安定したものになっていたわよ。初ゴール未遂は残念。
（シスの暗黒卿）ダース内田
久々のCMFスタメン。まあロストしないししっかり繋ぐしと椎橋と一緒に格の違い的なやつを見せつけてくれた。相変わらず、テレビカメラで映されてる範囲外からかっとんできてそのままの物凄い勢いで相手を潰しにかかる姿には今日も笑わせてもらいました。案の定きっちりイエローを貰っており、本当にその削りっぷりは赤色のライトセーバーとか取り出して大暴れしだしそうである。それでいいのだろうか。オビ・ワン・米本あたりから「終わりだアナ内田キン、私が有利だ」とか言われそうである。
デ「（コッソリ）元ネタがわからないヨイコは、映画STAR WARSを見てみよう」
久保とーじろー
攻守に隙無し。J1では何かと晒されている守備的な問題が今日はまったく問題なかったので、やはりカテゴリーが二つも違うと言うのは実際違うもんですね。欲を言えば攻撃面でもう少し格の違いを見せつけて欲しかったが……まあ吉田ハと同じで良い意味で及第点といった出来ではなかっただろうか。
デ「（コッソリ）ここのところの試合では、出場機会あればガンガンデュエル（1対1）を仕掛けてくれているのは素晴らしい。相手ボールになっても諦めず、ボールを奪い返す場面もいくつか。そういうところは長谷川健太はしっかり見ているはず」
中山
久保とまったく同じ感じで、守備もちゃんとしてたしボールも前進させてたしと効いていたんだけどあとは攻撃面でもっと違いを見せつけて欲しかったね、という。気付けばチームのWB一番手が和泉に戻ってるのも、まあそうだよなという感じのプレーぶりであった。頑張っていたんですけどね〜。
デ「（コッソリ）スピードはめっちゃ圧倒的。明確な武器になっていたので、決定力だけなんとかなれば、現状換えの効かない永井謙佑のポジションができるのではないだろうか
めっちゃ期待している」
榊原
後半に良いプレーを見せたのは、相手がルーズになったからなのか、それとも久々の実戦に慣れた来たからなのか。
持ち味を見せてくれたものの、相手がルーズになる前から正直そのくらいはやって欲しい選手である。というかそこでやれるかやれないかがまさに森島ツカサあたりとの差という感じなので、本当に頑張って欲しい。良いプレーは本当にあったんですけどね～～～～～
ちょっとこれではリーグでベンチに入れないのも現状としては納得せざるを得ないという雰囲気なので、強度を上げていって欲しいですな。
デ「（コッソリ）なんども決定機に絡んだのだが、すべってしまうシーンが散見された。スパイクの問題なのか、シュートの直前に滑ったシーンが2回あったので、そういうところは印象が良くなかったかもしれないな。長谷川健太はラストチャンスと言っていたが、プロ1年目はまだ言い訳が効く年代。久保藤次郎が昨年より1段フィジカルをあげて、デュエル（1対1）に勝ちまくっていたのを見る限り、そのあたりは改善できるはず」
パトリック
まあ今日の相手ならどっかのタイミングで競り勝って点取るやろという恐らく事前の想定どおりのゴールは流石の一言。こんくらい普通にやれるやろというプレーをしっかり普通にやって見せてくれた。なんつうかパトリックってそういう安定感半端ないですよね。だからこそどのチームに行っても監督から重宝されるんだなって感じですわ。
ケン倍井
忍「これをJ1リーグについては既に赤色の有給申請カードを提出済のため、今日は本当に走り切ることが求められていた。まあ、まあって感じじゃなかったでしょうか。倍井も正直もうちょい違いを見せて欲しかったな〜という感じはあれども、まあまあ良かったんじゃないでしょうか。現状ちょっと決定力がね～～～～という感じである。
途中出場の皆さん
鈴木からけっこうな陣地回復力を感じさせられたのは朗報。あとはまあこんなもんかなという感じでした。
デ「（コッソリ）現地では中山と鈴木陽人の速さと、倍井と榊原のプレスに大宮サポの悲鳴がたびたび起きてたぞ」
最後に
忍「こういう安定した試合運びとは伝統的にあまり縁が無かったグランパスなので、見ていた皆さんも良い意味でビックリしたのでは」
記「守備時にキッチリ戻って外を埋めた久保と中山は本当に頑張りましたね」
忍「こんな調子で次も頑張ってもらいたいでござるな」
記「おあとがよろしいようで」
忍「それではまた次の記事でお会いいたしましょうﾆﾝﾆﾝ」