侍「どうも侍です」
記者「どうも記者です」
侍「負けてしまった(´・ω・`)」
記「辛い連敗になってしまいました」
侍「試合に負けてしょんぼりだし18時キックオフだから試合前後に子供の風呂に家族の晩御飯作成に洗濯に皿洗いでさてようやく記事を書こうと思ったら22時近い上に子供は眠くて不機嫌でしかも寝ないという困難の上にいつもの記事があるんだぞ、と中の人がボヤいていたぞ」
記「中の人などいない!」
侍「はい」
記「見返りを求めてやってることでもないですからね」
侍「はい」
記「順番に振り返っていきましょう」
ポジション名 | セレッソ大阪 | 名古屋グランパス |
GK(ゴールキーパー) | キム・ジンヒョン | ランゲラック |
CB(センターバック) | 西尾・鳥海(とりうみ) | 三國(みくに)ケネディエブス・ハ チャンレ・野上(のがみ) |
SB(サイドバック) | 奥田・舩木(ふなき) | - |
WB(ウイングバック) | ー | 中山・久保 |
CMF(セントラルMF・ボランチ・センター) | 田中駿汰(しゅんた)・奧埜(おくの) | 椎橋(しいはし)・稲垣 |
IH(インサイドハーフ)・シャドー | ー | 森島・永井 |
SH(サイドハーフ) | ルーカス フェルナンデス・カピシャーバ | - |
FW(フォワード) | 上門・ レオ セアラー | 山岸 |
侍「久々スタメンの久保、そのサポートをさせたいのか右CBに入った野上、久保が右なんで左に入った中山、というあたりが直近前節からの変更点」
記「全体としての戦い方はどうだったでしょうか」
侍「お互いにハイプレスをかけようとしていたので、まずはそれをどう回避するのか、というのが見所だった」
記「そしてお互いに地上戦と空中戦両方でしたね。セレッソさんは前線4枚の誰かが裏抜けを常にチラつかせつつ、繋ぐ時は繋ぐし無理はしない、みたいな」
侍「グランパスも山岸に蹴ったりもするがそれなりに地上戦でも前進しようとしていた」
記「そうはさせじと、相変わらずセレッソの前線4枚+CMFが椎橋稲垣を囲んできて阻害してきました」
侍「この試合では椎橋稲垣のどちらかがレオ・セアラの脇に落ちてボールを受けており、なんかようやくそういう工夫が! とちょっぴり感動」
記「相手の第1プレッシャーラインは超えられていたんですよね。そこから先を苦労していましたけども」
侍「多分コンディションの問題というか疲労で、選手達の脚がほんのちょっとずつ動かなかった、もしくはほんのちょっとだけ楽をしようとしてしまった」
記「その結果として敵陣に向かって進めば進むほど『いやそのパスがレシーブできないんかい』という状況が」
侍「出す側もミスっていた」
記「ゴホッゴホッ」
侍「そして守備のミス。1失点目は、直接的にはハ・チャンレの目測誤りからスタート」
記「珍しいミスでしたよね。ああいうミスするような選手じゃないのに」
侍「これは完全に推測になるが、『チームの攻撃を継続するために自分がキッチリ跳ね返す』という意識が強かったこと、跳ね返せるかどうかを瞬間的に判断しないといけない状況で、『前に出たら本当に跳ね返せるのか?』ではなく『跳ね返せる!』と『楽な判断』をしてしまったのではないだろうか」
記「真実はわかりません。風の影響があったのかもしれません。ただ、普通はしないミスの背後には何かがあるので、単に責めるでなくそういうことを考えてあげることも必要ですよね」
この試合、名手ルーカス・フェルナンデスでさえミスキックを連発するほどの風だった故、難しいコンディションだったことは間違いない
侍「その上でレオ・セアラは凄かった。現時点で得点ランキング1位は伊達ではない」
記「逆足の左であそこに蹴り込まれたらミッチもどうしようもなかったですね」
侍「問題はむしろその後というか、監督も試合後インタビューで言っていたとおり、選手がシュンとしてしまった」
記「ミスを恐れて消極的になりプレー選択肢を狭めてむしろミスをしてしまうという悪循環」
侍「実のところ、前半についてはミスが目立ったのでアレだったが、そのミスを除けばけっこう合理的に戦えていて決して悪くはなかった」
記「なんだか残念な感じでした」
侍「先方の上門がCBの脇を突いたりとかWG-上門の関係性が良くてけっこう危ないシーンもあったが、それでも悪くなかった」
記「なので、三國と野上の位置を入れ替える程度で、まずは自分達がちゃんとプロとして闘えと選手達を後半に送り出した長谷川健太監督の思いもわかります。悪くなかったですからね」
侍「そしてお互い足が止まってきたところでフレッシュな選手をドーンと投入して勝負に出た采配はわかりやすいものだった」
記「吉田ハをどうしてCBに入れたんですかね?」
侍「三國が90分無理な状態なのか、もしくはイエロ―1枚貰っていたからなんだろうが、今シーズン吉田ハはロングフィードとクロスで既に2アシストを記録している。CBとしての守備もそれなりに無難にこなしてくれている中で、攻撃で結果を出している選手を使わない選択肢が無い」
記「基本的には試合で結果出した選手を使うってスタンスですもんね」
侍「で、それが裏目ってしまった」
記「悪循環にも程がある」
侍「そして失点後の次のプレーで、相手へのプレゼントパス」
記「監督が『今日はダメだ』と判断したのであろう交代となりました」
侍「一つだけ言っておきたいのは、これは『懲罰交代』ではないということ。懲罰交代って、十分プレーできる状態なのに、試合中のミスを咎めて交代させることで選手に反省を促すことだとこの侍は認識している。失点後の吉田ハはプレーできる精神状態じゃなかった。故に懲罰交代ではない」
記「あんま気にし過ぎないで欲しいですね」
侍「以降は久保の頑張りや榊原・倍井等々アタッカー陣の奮戦もあったが、既にお互い足が止まり気味でどオープンな展開過ぎて、細かな点で語ることは特に無し」
記「一矢報いてくれた久保にありがとう。そして本当に悔しい敗戦でした」
この試合の良かったところ
- 意地と頑張りを感じられたこと
- 久保ナイスシュート。相手に当たっていたけど、強いシュートを危ないコースに打てたからこそ。ゴール後はドリブルでの仕掛けも良化しておりグッド
- スクランブルでCB入ってもなんとかする稲垣
この試合の(´ε`;)ウーン…
- 吉田ハ、今日の試合以前でも大なり小なりまあまあやらかしてきたけど、結果もちゃんと出したからこそ試合に出られているんだという事実をもっともっと前向きに信じて欲しい
- コンディションもあるんだろうけど失点後のションボリ感はやっぱメンタルですよね。自信を失っちゃってますよねえ
最後に
侍「あらためてスタメン&ベンチメンバーを見て、本当に台所事情が苦しいなと評せざるを得ない」
記「今日なんかも明らかに『現時点でのベストメンバー』だとわかるだけに辛いところです」
侍「だが、『負けても良い試合』はサッカーには無いので。稀に『勝たなくても良い試合』はあるが」
記「そのとおりです。次も難敵ながら、なんとか選手達の自信を補ってあげらえるような応援をしたいですね」
侍「おあとがよろしいようで」
記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」
侍「成敗(Say-Bye)!」