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2024年J1リーグ第25節京都サンガFC戦ミニレビュー&第26節東京ヴェルディ戦ミニプレビュー #grampus #グランパス #京都サンガ #verdy K0048

はじめに

コンウェンですこんにちは。中断期間が明け、選手たちもリフレッシュ、新戦力加入&けが人の復帰でここから反撃だ第25節ミニレビュー&第26節ミニプレビュー、よろしくお願いします。

第25節レビュー

第25節の名古屋と京都サンガFCのfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。

1.名古屋グランパス・京都サンガFCのチャンスビルディングポイント比較
1.名古屋グランパス・京都サンガFCのチャンスビルディングポイント比較

CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。

試合短評

ボールを持ったらシンプルにパトリックを狙い、落としたところを山岸or森島が回収で陣地を回復、そこからは丁寧につなぎ、尖ったドリブルCBPのグラフからも見て取れる、中山のキレキレのドリブルを中心に京都ゴールに迫る攻撃は見事でした。パトちゃんがかなり調子が良いのかしっかりと前でボールをおさめる事ができ、さらには神戸戦に続き相手のパスを奪い取りゴールを決めてくれました。そして長短きれいにつないだボールをゴール前で倒れこみながらも流し込むザ・ストライカーな二点目で勝負あり。素晴らしい試合でした。お読みいただきありがとうございました。それでは。

…とは行かず内田の後半開始早々の不用意な退場から結果はご存じの大逆転負け。本記事で扱うデータは試合全体でのデータとなるので今回のような早めの選手の退場など大きく状況が変わった試合の試合の評にはあまり向いていないのですが、見ていきたいと思います。

2.【第25節】スタッツ抜粋
2.【第25節】スタッツ抜粋

名古屋目線で見てみると、後半数的不利にもかかわらず、ゴール期待値やチャンス構築率は、高いとは言えないものの、名古屋の今季平均と比べてもそんなに悪くない数字で、前半のできの良さが見て取れます。逆に京都は後半、2点ビハインド&数的有利とシンプルに攻めるしかない状況がわかりやすかった。しっかりと押し込み、シュートが打てており、逆転勝利につなぎました。名古屋は内田の退場は言わずもがな、森島への警告が痛かった。運動量豊富で攻守の要である森島を下げざるを得なくなり、全体のバランスが更に崩れたように見えました。気持ちはわかるが不用意不必要な警告だったかと思います。

3.【第25節】ドリブルCBP個人データ
3.【第25節】ドリブルCBP個人データ

個人データを見てみます。全体でも大きく尖っていたドリブルCBPチーム一位は中山。スピード、キレともに抜群で、前を向いて仕掛けられる状況も多く、良さが十二分に出せていたかと思います。チーム二位は森島。パトや山岸が収めたボールを回収し、多くのチャンスを創出してくれました。

4.【第24節】クロスCBP個人データ
4.【第24節】クロスCBP個人データ

クロスも森島が上位、しつこいようですが重ね重ね警告が悔やまれます。また和泉もチーム2位で、安心してボールを預けられ、きっちりチャンスへつなげてくれるプレーの安定感はさすがでした。そして触れざるを得ないのが京都平戸。流れからセットプレーから再三のナイスクロスを見せてくれてしまいました。いい選手ですね…。

5.【第24節】守備CBP個人データ
5.【第24節】守備CBP個人データ

守備CBPは神戸戦に引き続き三國。前半は落ち着いたプレーで何度も相手の攻撃をクリアするシーンがみられ、抜群の安定感をみせていました。後半は苦しい展開の中必死でまもってくれました。河面もさすがの安定感。途中から入ったハチャンレもナイスファイトでした。

なかなか評価の難しい試合となってしまいましたが、総じて攻撃面は良くなっていたかと思います。守備面は結果としてクロスへの対応は残念でしたが、いいクロスが強力なFWに入ればなかなか厳しいものがあります。能力は申し分ないと言っていいCB陣を中心に守り方をしっかりと見直してもらいたいものです。

パトリック
この日絶好調だったパトリック(写真は大宮戦のもの)

第26節プレビュー

第26節東京ヴェルディ戦のプレビューです。名古屋と東京Vのデータ(シーズン平均)をプロットします。

6.名古屋グランパス・東京ヴェルディのチャンスビルディングポイント比較
6.名古屋グランパス・東京ヴェルディのチャンスビルディングポイント比較

下は、先回対戦第16節のグラフです

7.【第19節】CBP比較
7.【第19節】CBP比較

試合展望

全体グラフではパス、クロスは名古屋、その他はやや東京Vといった感じでしょうか。前節対戦はとても特徴的なグラフで、名古屋ビハインドのまま終盤に突入、攻めまくったがゴールは割れず敗戦した結果のグラフとなっています。あまり参考にならないかもしれません。が、やはりクロスでいかにチャンスが作れるかがポイントとなることを示唆しているような気もします。

Team Styleを見ても、全体グラフ通り中盤から後ろでしっかりと守ってくる印象です。先回対戦のように先制され守りに入られると厳しい展開が予想されます。

8.【東京V25節終了時】Team Style
8.【東京V25節終了時】Team Style

個人攻撃ポイントを見るとやはり警戒すべきはMF見木。テクニックのあるボランチでパスで攻撃に貢献しながら自らも点の取れる選手です。先回対戦は出場停止のため出ていませんでしたが、攻撃の要はこの選手です。決定力という意味では木村、染野の若い二人。木村はここ数試合は得点がありませんが、今季9ゴールを上げており危険です。

9.【東京V25節終了時】個人攻撃系CBP
9.【東京V25節終了時】個人攻撃系CBP

あとは、先回止めに止められまくったJリーグマテウスランキング上位(コンウェン調べ)のGKマテウスです。名GKに対しこうすれば点が取れるはなかなか難しいですが、枠へのシュート回数を増やし、プレッシャーをかけていきたいものです。

最後に

最高の中断明けが訪れたと思いきや、大きな落とし穴。やってしまったものは仕方がないので反省しつつ、良かった部分を継続してもらいましょう。前半のパトちゃん中心の攻撃もそうですし、数的不利にもかかわらずユンカーと重廣のパス交換で中央に切り込むシーンが見られるなどシーズン前半戦の名古屋とひと味違う?と思わせてくれた攻撃に次節以降も期待。切り替えて応援していきたいと思います。それでは。

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