はじめに
コンウェンですこんにちは。えー…やりました!J全60チームの頂点は我らの名古屋グランパスです。まさか広島戦以上のドラマが準備されているとは思いませんでした。喜びの勢いで僕の観戦日記&ポエムを書き綴ってみたいと思います。ガチでただの旅日記ですがお時間ある方はどうぞお付き合いよろしくお願いします。
導かれしサポたち
2024年11月2日 AM5:00 リビングのタブレットから聞いたことのない音が鳴り響く。昨夜、娘が枕元に置きっぱなしだったから充電しといてやろうと私が片づけたタブレットだ。慌ててリビングに行って見ると、「5:00 アラーム」の文字。ああ、明日は朝早いぞといっていたから娘が自分で目覚ましにかけたのか…そう思いながらアラーム画面を開くと「5:00」「5:02」「5:04」(中略)「6:00」…2分おきのアラームが。意地でも起きなければならないという娘の意思にびっくりしながら少し笑う。確かに小学生が起きるには早すぎる時間だけども。そう、今日は2024JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦。決戦の地、東京の国立競技場で我らが名古屋グランパスが星獲りに挑む日なのだ。
というわけで、いざ国立へ。朝6時台、名駅に向かうため最寄り駅に到着。駅で少し見渡してみるが、さすがにグラサポと思われる人は見受けられない。しかしホームに入ってきた電車で第1グラサポ+α発見。これが遠征。これが決勝。声こそかけないが今日は勝とうね、と心の中で呼びかける。
名駅到着。すでに続々と集まっている名古屋ユニ、名古屋グッズの仲間たち。ほか、ユニ着てなくてもカバンから棒がはみ出ている人は全員仲間認定。
こんなポストをしてみると賛同の声、いいねが。声にこそ出さないがみんな同じ気持ちなんだとちょっと楽しくなる。ホームに上がるとさらにグラサポは増え、1割なんてものじゃないことを思い知らされる。すげぇ。これがファイナリスト達かなんて思いながら新幹線へ。
なんとなく車内でも連帯感を感じながら東京駅着。もともと田舎の民な上に東京だって来るのは一桁台の僕にとって、多くの路線から的確な電車を選び乗り換えるのは大変だ。でも今回は大丈夫。おもむろにXを開き確認する。今日は中央線1・2番乗り場を目指せばいいんだぜフフン。
さらに得意げに御茶ノ水で乗り換え。そんなタイミングでスタメンLINEが。事前情報通り河面・野上が間に合って面子は対ボール保持決戦仕様。もう言い訳は出来ない。役者は揃った。さぁ行こうぜ名古屋。
決勝の神々
初めての国立競技場、ぐるっと競技場周りを散歩しつつ、席に座る前に編集長にご挨拶。「ここまで来たら何でもいいから勝ちたい。感動ストーリーやドキドキなんて要らない」なんて話をする。フラグたてんな俺。
そしてスターティングラインナップ発表。豊スタと同じいつもの声、いつもの映像、いつものコール&レスポンス。気持ちが高まる。…から突然の決戦仕様映像。
突然差し込まれる今年のルヴァンカップの軌跡。広島戦伝説のPK戦映像でひときわ大きな歓声。小野のユニフォームが映りこみ、そして、「勝 ち 獲 れ 輝 く 星 を」で爆発するゴール裏。なにやってんの映像スタッフ…これはちょっと不意打ち&ズル過ぎる。時点で僕、ちょっと泣く(1回目)
試合開始。バックスタンド1層だったけど、ここもいつもより歓声拍手コールの密度が高い気がする。サポの純度、そもそもの人数の多さ等要因は色々あると思うけど、決勝の魔力の大きさを痛感する。
前半の展開はボールを持ちたい新潟と前からはめに行く名古屋。休養も対策も万全の時の名古屋の前プレスほんとにすきだ。その前プレスで和泉が引き出した相手ミスを永井が一撃。バックスタンドも総立ち。叫びながらちょっと泣く(2回目)。
更に完璧に崩して和泉→永井で2点目。ちょっと泣く(3回目)。
和泉のタイトルにかける執念を感じたし、永井は攻撃だけでなく守備も凄かった。ものすごいスピードでボールをキープした、と一瞬止また新潟の背後からボールをかっさらう。こんなに頼れるFWはいるだろうか(反語)。名誉生え抜きの2人は一味違うぜ。
ハーフタイム。このまま勝てるかなぁと聞いてきた娘に「2点差だと一発やられたらもう1点差だからねぇ」とかニヤニヤしながらエラそうに話す俺。だからいらん事言うな俺。
後半。運動量も落ちてきて押し込まれる時間も増え失点。更に終了間際にPKを取られ同点。おのれVAR(逆恨み)。おのれHTにニヤニヤしてた俺。
しかし敵ながら新潟の応援は凄かった。どんなに低い位置でも名古屋の前プレスから脱出した瞬間にしっかり大歓声。前が空き、持ち上がるにつれ大きくなる歓声。あんなに攻撃を後押しする歓声があるんだね。
延長戦に突入。早々に中山が叩き込みゴール。リーグでも苦しんでたのを観てるから報われた一撃とガッツポーズにちょっと泣く(4回目)。良かったね中山(ただし後でちょっとだけ我に返る)。
ネタだよ。怒ってないよ。僕は中山のドリブルがだいすきなんだ。これからも頼むよ中山。
そして伝説へ…
絶対に見たくなかったPK戦。
チーム全員で集まって円陣。僕も魂だけ勝手に円陣の中に陣取る。もうあとは神(ミッチ)のみぞ知る、だ。そしてエンドは北側。そう、グランパスの誇るゴール裏側だ。行けるぞ。行ってくれ。
普段観戦に誘えばたまにはついてくるけどそれほど熱心ではない娘も全力でミッチェル・ランゲラックコール。ここまでしっかり応援してるの初めてかもしれんとか思いコールしながらなんか知らんがちょっと泣く(5回目)。
PK戦結果はご存知の通り5本全てを決めきった名古屋が勝利。山岸のシュートが突き刺さった瞬間爆発する北側スタンド。俺たちが王者だ。もちろん泣く(6回目)。
あとはひたすら笑顔で表彰式。MVPは永井…ではなく(笑)、ミッチ。本当にありがとうミッチ。あと数試合、一緒に戦ったら今度はアジアの舞台で会おうな。そこからはゴール裏で選手コール&カップリフト大会。長谷川監督のカップリフトはふざけすぎていましたがとにかく最高の時間でした。
選手が引き上げるまで見ていたかったが新幹線の時間があった(結果的にはそんなものはなかった)ので監督の胴上げを観てから撤収。大雨の中、千駄ケ谷駅前を歩いてしまったため人混みに流され入る気のない千駄ケ谷駅に連れ込まれそうになったり新幹線の2時間以上の遅れでえらい目にあったがカップウイナーの前ではそんなものは些事。深夜に家についてから録画のPK戦で改めてドキドキし、表彰式を見直してニヤニヤ出来る位些事だったよ。カップウイナーだからね。
というわけで、無事、名古屋が頂点に立つ姿を見届けることができました。最高です。
最後に
改めて新潟さん、対戦ありがとうございました。勝った側がいうのもちょいアレですが、攻撃的なチームも大迫力のサポーターも最高で、素晴らしい決勝戦を魅せていただきました。また来年もいい試合をできるといいですね。
そして24年名古屋グランパス。浮き沈みの激しいシーズンとなってしまいましたが、ミッチのため、和泉のため、すべてのグランパス関係者のために、ひとつ、バカでかい功績を残すことが出来ました。残りのリーグ戦もこの最高のチームで、泣かせて笑わせてもらいたいと思います。それでは。