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「ベスメンさえそろえば」 名古屋グランパス2024 全選手短評GK&DF編 「後ろはイケてましたよね」 #グランパス #grampus - 2

DF

野上 結貴

相手の強力な左サイドを抑えるには、やはり野上結貴の活躍が必要
野上結貴

さんをつけろよデコ助野郎! 去年もそんなことを書いたような気もしますが、センターバックで勝負したいからグランパスに来たはずだったのに最終的にはきっちりとWBとして大活躍。野上さんと徳元とで左右のWBがバチッと決まり、そこからチーム状態が明らかに上向きになりましたよね。色々チャレンジした結果やっぱり蹴っ飛ばすようになったミッチのキックターゲットとして右サイドの野上さんは猛威を振るっており、というか野上さんがいないといきなりロングキックで前進できなくなって自陣に押し込みられる割合爆上がりで笑えないことになりまくっていたのはもう忘れることにしました。単騎突破力こそあんま無いものの、パスを斜め前に刺しこむ能力と、パスを刺しこんだあとにきっちりペナルティエリア内まで走りこんで逆サイドからのクロスに合わせる機動力&フィジカルでチャンスに絡む回数も多く、近代サッカーの基本中の基本の一つである「クロスからチャンス作りたければ逆サイドのプレーヤーはきっちりペナルティエリア内まで絞ってファーに走りこめ!」ということを見せつけてくれましたね。今年のグランパスの3バックに対しチーム事情で異例なまでに「機動力と守備範囲の広さ」とが求められてしまった関係でCBを内田に譲ることとなりましたが、それはそれとして野上さんがWBやってないと右CB内田がなんかいきなり攻撃時にピッチ上からよく消え去っていたので、そういう意味でも結果的には内田と良いコンビになっていたんじゃないでしょうか。

ハ チャンレ

18.時には強さで点を取り、ヒーローにもなる(No.3ハチャンレ選手)
ハチャンレ

ロマン枠だったはずの三國がゴリゴリ即戦力枠に一発クラスチェンジしてしまった関係でいつの間にかベンチを温めることとなってしまった韓国のアニキ。決して本人に何か問題があったわけではなく(いやまあ機動力がちょっと足りなかったねというのは確かながら)、どちらかというと「3バックは相手アタッカー陣と数的同数で守り切れる守備範囲と当たりの強さ最重視や!」とのチーム事情とチャンレの特性とがちょっとだけミスマッチだったかなというところである。仕方ないっすねーそういうこともありますよ。とにかく三國の成長が良くも悪くも計算不可能過ぎたし、あと名古屋の夏がたぶん思った以上にクソ暑かった。母国復帰報道も噂されていますが、このままだと来期も基本スタベンなので年齢・キャリア的に仕方ないかなあという感じ。でも例えば清水さんとかJ1昇格チームあたりに移籍したらかなりバリバリやれそうな気もするんでJリーグで頑張って欲しい気もする。

井上 詩音

井上詩音
井上詩音

開幕戦で三國と一緒にやらかして以来、リーグで姿を見ることはありませんでした! チャンレアニキと同じでチーム事情から求められるスピードに対しちょっと足りてなかった! 仙台で頑張ってください。「ユース出身者が主力に定着するかどうかはユース出身者をいったんトップチームに合流させないとわからない(ユース出身だからと言って実力評価に下駄は履かせてもらえない)」ということを身をもって体現してくれたことが今後のグランパスにどう影響するか、どうなるか見てみようじゃないか……。

三國 ケネディエブス

三國ケネディエブス
三國ケネディエブス

シーズン開幕時だと「武力88、知力32、政治14、魅力81、4バック適正B、3バック適正C」みたいな感じだったのが、スクスク猛烈に育ち「武力93、知力45、政治17、魅力84、4バック適正B、3バック適正B+」くらいになりました。とにかくぁゃしぃプレー判断をほぼ全てスピード&ぶちかまし強度&スライディングの足の伸びで何事もなかったかのようにしている帳尻合わせ具合から名古屋適性を感じるぜ! ちなみにビルドアップ時に三國にボール持たせておいても気にしないというか「三國は捨てておいてもOK」との扱いをシーズン終盤では露骨にされていたので、守備判断のさらなる向上もそうなんですが、ビルドアップでどこにボール出すねん問題はもっともっと改善してくれないと来シーズンは困ったことになりそうです。まあ全部加藤玄に預けるというのでもそれはそれで良いような気もしますが、ただやっぱ現代サッカーのセンバには「ドフリーだったらタッチダウンパスもたまに成功するんだぜ」程度のパス出し能力を求めたいところなので、オフではタイガーショットを身につけるべく沖縄で波に向かってボールを蹴り込んで欲しい。

河面 旺成

守備ポイントで上位に食い込んだ河面(写真はヴェルディ戦のもの)
河面旺成

すっかりJ1屈指の左利きセンバとなったスペランカー。今シーズンもきっちり3分の1離脱する稼働率と離脱期間中のどうしようもない勝率の低さに全米が泣いた。なんか時々やらかすんですけど、じゃあ河面以上の左利きセンバが他にどこにおんねん、という程度には本当にJ1屈指なのでなかなか難しい。同じく稼働率に難を抱える宮と来シーズンはいい感じに相互補完してくれるといいんですけどね〜。まあとにかく河面がいないと左サイド側からのボール前進が本当に即死するので来シーズンも頑張ってほしい。気合と根性でルヴァン決勝に間に合わせてくれなかったら実際優勝できなかった雰囲気なのでありがとうだし本人もプロ初タイトルということで良かったんじゃないでしょうか。

徳元 悠平

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東京からお借り上げ中の男。チーム事情に異様なまでにピンズドでハマった夏の大成功補強マン。野上さんと同じく単騎突破力みたいなのはそんなでもないんですが、とにかく走力と守備力とクロス精度とがかなり高いレベルでバランスよく備わっており、そしてさりげないロングスローが地味にアクセントを加えてくれていました。なんか東京さんが監督替わってまた保持やるぞと色気を見せている関係で完全移籍が地味に怪しくなっている気もしないではなく。しかし徳元をお買い上げしないとまた和泉がいつのまにか左WBやらされる未来しか見えないので、とにかくお買い上げ最優先でござる。まずはたまたま愛知在住のお姉さまを口説き落とすのが手っ取り早いのではないだろうか。ちなみにグランパスは伝統的にスローインが何故か苦手でちょっと寄せられるとあっさりボールロストというのもあるあるだったんですが、徳元が「寄せてくるならその奥をロングスローで狙ってやるぜアタック」をぶん投げてくれたおかげで左サイドのスローインが異様に安定しました。そ、そういう手があったのかぁ~。

中盤から前はまだ一文字も書いてないぜ! それではまた次回!

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