はじめに
ダンコバ | 審判 | 守備担当 | 攻撃担当 |
本日2025年3月20日は14時からJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンドの1回戦、テゲバジャーロ宮崎戦です。
なお、アウェイゲームですので、応援ルールなどはテゲバジャーロ宮崎のものを確認しておいてください
●ビジターチームのユニフォーム、グッズを身に付けての応援は、ビジタースタンド席、ビジターゴール裏A席にてお願いします。
●椅子、脚立などの上に立っての観戦・応援は禁止となります。
鳴り物・大旗の使用に関しましては、鳴り物・大旗使用可能エリア(ビジターゴール裏A席)にてご使用ください。
昨シーズンからルヴァンカップの大会方式が大きく変わり、一発勝負のトーナメント戦に変更されています
J1リーグでは6試合勝ちなしと苦しい状態が続いている名古屋ですが、勝ち上がりのため勝利が必須の一戦となります。
この試合をプレビューします。
YBCルヴァンカップのレギュレーション
レギュレーションのおさらいです。
1stラウンドの大会方式
- FIFAクラブワールドカップ2025、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25、AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25に出場する5チーム(浦和、神戸、川崎F、横浜FM、広島)を除くJ1の15チームとJ2の20チームとJ3の20チームの55チームを7グループに分け、1試合制のノックアウト方式を行う。
- 各グループを勝ち上がった7チームがプレーオフラウンドに進出する。
1stラウンドの試合会場
- 原則として下位リーグのクラブまたは同一リーグの場合は2023シーズンのリーグ戦の下位クラブのホームで行う。
- ※ホームクラブのスタジアム確保が困難な場合は、ホームアウェイを入れ替えて開催
1stラウンドの試合方式
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも勝敗が決しない場合は、PK戦(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)を行う。
試合エントリー
- 1チーム 20名以内
- 外国籍選手5名まで
- Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は外国籍選手として取り扱わない
- 2023年まで実施されていた「ルヴァンカップにおけるU-21選手の先発出場義務ルール」は実施無し
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)
- プライムラウンドから採用。
- 本日の試合ではVARのサポートはありません。
その他詳細は下記リンク先をご覧ください。
両チームの出場停止選手
両チームともに出場停止選手はいません。
名古屋グランパスはキャスパー・ユンカー、徳元悠平、山岸祐也を負傷で、
ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾をU20代表で欠きます。
テゲバジャーロ宮崎について
テゲバジャーロ宮崎は、日本の宮崎県宮崎市、新富町、西都市をホームタウンとしています。
1965年に「門川クラブ」として創設されたこのチームは、長い歴史を経て2015年に現在の「テゲバジャーロ宮崎」という名称に変更されました。
チーム名の「テゲバジャーロ」は、宮崎弁で「すごく」を意味する「てげ」と、スペイン語で「牛」(vaca)、「鳥」(pájaro)を組み合わせたユニークな造語です。
これは、牛のように力強く突き進み、鳥のように高く羽ばたくというチームの志を象徴しています。エンブレムには宮崎牛、輝く太陽と勾玉、宮崎神宮の鳥居、みやざき地頭鶏が描かれ、地域の文化や誇りを反映しています。
クラブの歴史は、地域リーグから始まりました。1999年に柳田和洋が選手兼監督として運営を引き継ぎ、プロフェソール宮崎FCから数名の選手と共に新たなスタートを切りました。
その後、2004年に「Andiamo門川1965」、2007年に「MSU FC」と名称を変更しながら力をつけ、2010年代には九州サッカーリーグで活躍。
2017年には九州リーグ優勝と全国地域サッカーチャンピオンズリーグ準優勝を果たし、2018年から日本フットボールリーグ(JFL)に参入しました。
そして2020年、JFLで4位以内を確定させ、Jリーグへの昇格条件を満たし、2021年からJ3リーグに参戦。初年度には勝ち点53で3位という好成績を収めました。
テゲバジャーロ宮崎は、地域密着型のクラブとして知られています。
2025年現在、明治安田J3リーグで戦う彼らは、1stユニフォームにホワイトを基調とした3本のラインを採用し、クラブ、サポーター、宮崎が一体となって未来へ進むビジョンを表現。
2ndユニフォームは太陽の光をイメージしたデザインで、
3rdユニフォームは「MIYAZAKI」の「M」をモチーフに地域への敬意を示しています。
ホームスタジアムであるいちご宮崎新富サッカー場では、サポーターと共に熱い応援を繰り広げています。
クラブはJ2昇格を目指し、新たな選手やスタッフを迎え入れつつ、地域貢献活動にも力を入れています。
例えば、「子ども食堂×テゲバジャーロ宮崎愛あるゴハンを届けよう!プロジェクト」など、社会的な取り組みも展開。宮崎の誇りを胸に、チームはさらなる高みを目指して日々努力を続けています。
両チームの予想布陣
宮崎はリーグ戦から中3日ということもあり、先発出場選手をどの程度ターンオーバーするかは分かりません。ルヴァンカップの位置づけがどの程度かは分かりませんが、本気で勝ちに来るなら選手の入れ替えは多くはないでしょう。
名古屋は中4日ですが、J1リーグが無い週ですので、ほぼフルメンバーで勝ちに行くと予想します。
【参考】Jリーグの公式サイトに各ポジションの名称、役割が解説されているページがあります。サッカーではポジションの名称にバリエーションが多いのでよろしければ読んでみて下さい
なおセンターハーフは英連邦系の国ではセンターバックを意味するため、上記サイトと異なり、グラぽではセントラルMF(CMF)として表記しています
テゲバジャーロ宮崎
リーグ戦と同じく4-2-3-1(4‐4‐2)で予想しました。
- GK:青木と予想。
- DF:CBは黒木と江川、SBは松本と下川と予想。
- MF:CMFは安田と力安、OMF(トップ下)は奥村、WGは阿野と井上と予想。
- FW:CFは橋本と予想。
名古屋グランパス
リーグ戦と同じく3-4-2-1(3-4-3)で予想。
- GK:シュミットダニエルと予想。
- DF:CBは野上、佐藤、宮と予想。
- MF:CMFに稲垣と加藤、WBに中山、和泉と予想。
- FW:シャドーに菊地と森島、CFに浅野と予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】
● 宮崎は攻守にハードワークするチームです。昨シーズンはショートパスをつなぐスタイルで戦っており、相手ゴールではショートパスからのワンツーパスなど、狭いスペースでの崩しも不得手なチームではありません。
● 今シーズンはショートカウンターから長身のCFへのクロスなど、昨シーズンのスタイルとうまく融合しているように見えます。また、シュートのこぼれ球を泥臭く狙う選手も多く、油断すると昨シーズンの天皇杯のように足元をすくわれるでしょう。
★ 前線からのハイプレスでパスミスを誘発する場面も時々見られましたので、名古屋がハイプレスを仕掛けやすい対戦相手と思われます。
★ 今シーズンの名古屋は複数失点を繰り返していますので、名古屋守備陣にはクリーンシート目指して奮闘していただきたいと思います。
【守備面の予習】
高さのある橋本に放り込んでくるケースがあり、こぼれ球を奪われないようにしたいところです(動画4分22秒くらいから)
【攻撃面】
● 宮崎は守備に回った時でも即時奪還を目指して体を激しくぶつけてきます。名古屋の選手が球際で負けると劣勢に回る時間帯も出てくるでしょう。
● 自陣ゴール前への帰陣もさぼる選手が少なく、4‐4の守備ブロックを組まれると容易にはシュートチャンスは生まれないでしょう。
☆ いくつか試合を確認しましたが、SBとCBの間のスペースを名古屋が今シーズン対戦したJ1チームと比べると少し広く空ける傾向に見えます。
☆ 宮崎のDFラインの周囲のスペースを名古屋攻撃陣がハイプレスからのショートカウンターでうまく崩す場面を作り、シュートチャンスは増やしてほしいものです。期待したいですね。
【攻撃面の予習】
栃木シティは宮崎の守備陣をきれいに崩していましたが、名古屋も同様に崩し切れるか注目しています。
おわりに
週の半ばの祝日ということもあり、仕事を休めない方も少なからずいると思われます。
現地で応援可能な方は是非大きな声援で名古屋グランパスを後押ししましょう。
いい試合になりますように。
【参考】
スタジアムに直接応援に行けない方は是非ファンスタで探してスポーツバー観戦を!