忍者「どうも忍者です」
記者「どうも記者です」
忍「引き分けでござった(・_・;)」
記「ゴールデンウィーク連戦の最後を締めくくるに相応しいハードな試合でした」
忍「入場時間と試合開始時間の遅延もあったでござるし」
記「現地の皆さん本当にお疲れ様でした。岡山サポの皆様、豊スタはいかがでしたか?」
忍「満喫してくれていれば良いのでござるけども」
記「連戦で色々楽しいやら大変やら」
忍「我々見てる側にとっては過密日程連戦は次の試合がすぐきて楽しくてありがたいでござるけど、プレーヤー側にとっては本当に大変」
記「お互いに疲労の感じられる重たい展開でしたね」
忍「過密日程連戦ってこうなるよな〜、という、まさに、な試合で」
記「お互いに見せ場もありましたね」
忍「今シーズンの悪い時なら多分負けていた試合だったので、勝ちたいのは山々だったでござるけども、無失点かつ惜しいシーンを作れたということで、チーム状態は悪くないと見える内容だったのかなと、ニンニン」
記「岡山さんはソリッドな守備のグッドチームでした。これはしぶとく勝点を積んでいくのではないでしょうか」
忍「J1名物、研究されたシーズン後半戦で脱皮できるか問題とこれから戦っていかなきゃでござるけども、大崩れはしなさそうな気配でござる」
記「締まった好ゲーム、順番に振り返っていきましょう」
ポジション名 | 名古屋グランパス | ファジアーノ岡山 |
GK(ゴールキーパー) | ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾 | ブローダーセン |
CB(センターバック) | 原・三國(みくに)ケネディエブス・佐藤 | 阿部・立田・工藤 |
SB(サイドバック) | ー | ー |
WB(ウイングバック) | 内田・徳元 | 松本・加藤 |
CMF(セントラルMF・ボランチ・センター) | 椎橋・稲垣 | 藤田・田部井 |
IH(インサイドハーフ)・シャドー・トップ下 | 和泉 | 江坂・岩渕 |
SH(サイドハーフ)・WG(ウイング) | ー | ー |
FW(フォワード) | 永井・マテウスカストロ | ルカオ |
忍「スタメンはなんと前節から変更なし! ターンオーバーしてくるかなと思っていたでござるけども、まずはこのメンツをベースにしていくということなのか」
記「普通に考えて前節に続いてハイプレスは難しい日程ですし、前節は勝ちましたし、変えたくなかったのかもしれませんね」
忍「さてキックオフ。グランパスとしては裏抜けねらいをチラつかせつつ何とか地上戦でボール保持して持ち上がりたいという露骨な狙い」
記「守備面だと前節同様に、パスコースの阻害はするもののハイプレスという感じでもなく、基本的にはDFラインと稲垣椎橋で奪って保持からのカウンター気味攻撃を仕掛けたい感じでしたね」
忍「なお先方の守備にきっちり捕まえられてしまい、ほぼ裏抜け狙い一辺倒になったでござる」
記「ゴホッゴホッ……先方としては、そこまでのハイライン・ハイプレスではないもののミドルゾーンにボールが入ったところで絶対に潰す戦い方を選択してきました」
忍「ルカオに攻撃に使う体力を残させたかったのかもしれぬ。推測でござるけど」
記「ただしグランパスの原、佐藤にボールが入ったところは明らかに狙ってきていましたし、稲垣椎橋を消そう消そうとされましたね」
忍「そしてグランパスは困ってしまった。まあ前進できない。ボールを奪われたあとにかなり奪い返せたのでそこまでの閉塞感こそ無かったでござるけど」
記「奪った後の創造力不足が先方から感じられて、それはそれでしんどい感じがありました」
編注:クリエイティビティを担保する要員の1人、佐藤龍之介が先発から外れていたことが大きな理由かと。加藤聖と江坂任、佐藤龍之介の3人が揃うとかなり威力を発揮するはずだ
忍「そこを何とかするのは選手の個の力なので、つまり先方的には江坂そこは頑張って! ということなんでござろう」
記「途中からカストロが受けに降りてくる等の変化もあるにはあったのですが、そこにもきっちりついてきてプレスをかけられました」
忍「と言うか縦パス後の落としのパスを全体的に明らかに狙われていたので、けっこう大変なことになりかけていたのでござるが、ニントモカントモ」
記「前半はお互いの守備が機能した結果として『塩漬け』感の半端ない内容でしたね」
忍「後半からグランパスは永井に代えて山岸、徳本に代えて中山を投入したでござる」
記「左の中山を押し上げさせたいという狙いは明白で、攻撃時には椎橋が左SBの位置に落ちて原が右SBに入る4バック可変を敢行してきました」
忍「先方は基本的にシャドー2枚がまず守備をする構造なので、これで後の数的優位を確保して攻められるやろ! という長谷川健太監督の意思を感じたでござるな」
記「うまくいったんでしょうか」
忍「あんまり」
記「SHIT」
忍「特に原に出したところをめっちゃ狙われていて、苦しいパス出しになることがかなり」
記「先方の守備は頑張ってましたね本当に」
忍「ただ流石に体力的な問題もあり、後半途中から浅野や中山がぶっちぎる状況も見られたでござる」
記「そこで決まってればねぇ……」
忍「稲垣未遂も含めて、惜しいシーンはあったのでござるけども、先方の守備の集中力は最後まで切れなかったし、それを上回る何かまでは残念ながら無かったので、スコアレスドローは妥当な結果ではなかったかと」
記「岡山さんは本当にグッドチームでした」
この試合の良かったところ
- 名古屋ユース卒ゴールキーパーには鉄壁の遺伝子が継承されている! 堀尾くんは頑張りました。そこまで危ないシュートに晒される状況も無かったですが良い結果は良い結果として誇って良いぞ。
- 三國も頑張りました。ルカオ抑えたしね。
- 佐TOYOTA、色々ぁゃしぃプレーもあったのですが、なんだかんだ無失点に貢献してくれたのも事実。プレーの最低基準を上げてくれるともっともっと良い選手になれる!
- 内田の根性に心からの敬意
- 稲垣椎橋の変わらぬプレーぶりすごい(椎橋は流石にすんごい疲れてる感を醸し出してはいましたが)
- 森島ツカサはちゃんとパスルートを見つけていたので偉かった
ファジアーノ岡山のすごかったところは、あれだけオフサイド取られるくらいハイラインを維持し続けたことだな。
本当なら名古屋グランパスもそれくらいできなきゃいけなかった。
この試合の(´ε`;)ウーン…
- 浅野中山山岸は「もっとやれる!」という意味での激励的な(´ε`;)ウーン…
- カストロも永井も和泉も疲れてましたね〜。しゃーなし!
最後に
忍「勝って欲しかった! でも本当に先方の守備を称えるべきかなと」
記「この岡山さんに負けなかったのはポジティブに捉えて良いように思います」
忍「なんせ伝統的に初昇格チームにはやらかすグランパスでござるので」
記「見せつけてやりたい、J1の厳しさ」
忍「おあとがよろしいようで」
記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」
忍「ニンニン🥷🥷🥷」